声優の「トレーニング本」ってたくさんあるけど、結局どれを読めばいいの?
発声・演技・現場感覚まで、目的別に15冊を編集部で整理したよ。まずは比較表で自分に合う1冊を見つけよう。
知りたい内容から読む
結論――まず読むならこの3冊



声優のトレーニング本は、目的によって最初の1冊が変わります。
「なんとなく評判が良さそうな本」を選んでしまうと、すでに自分ができていることばかりが書かれた本を買ってしまったり、逆にレベルが合わず挫折してしまったりしがちです。
発声・滑舌の基礎を固めたいなら「はじめての声優トレーニング」、演技力を底上げしたいなら「大塚明夫の声優塾」、現場での立ち回りを知りたいなら「現場で求められる声優」が、それぞれの分野で最初に読むべき1冊です。
この記事では、この3冊を含めて発声・演技・現場感覚・朗読の4分野から合計15冊を、出版社・著者・刊行年などの公開情報をもとに整理しました。
各書籍の紹介文は、編集部が実際に手に取って読み込んだ感想ではなく、出版社・書店サイトで公開されている書誌情報・紹介文をもとに整理したものです。
「実際に読んだ人の熱い体験談」ではなく、「どの本に何が書かれているか」を客観的に比較できることを目的にしています。
15冊の一覧比較、悩み別の選び方、本を使った1週間の学習プラン、よくある質問まで、順番に読めば「自分に合う1冊」と「その使い方」の両方がわかる構成にしています。
15冊を一覧比較
まずは15冊を対象レベル・鍛えられる力・価格で一覧にしました。
気になる書名があれば、本文中の該当箇所へジャンプして詳しく読んでみてください。
| 書名 | 著者(刊行年) | 対象レベル | 鍛えられる力 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ①はじめての声優トレーニング―声のテクニック編 | 松濤アクターズギムナジウム監修 | 初心者 | 発声・発音の基礎 | 1,980円 |
| ②基礎から始める声優トレーニングブック | 松濤アクターズギムナジウム監修(2004年) | 初心者 | 体の使い方・呼吸 | 1,540円 |
| ③声優の教科書 | 本田保則著 | 初心者〜経験者 | 基礎〜実践の総合 | 2,096円 |
| ④はじめてのナレーショントレーニング | 出口富士子著・松濤アクターズギムナジウム監修(2017年) | 初心者 | ナレーション | 1,980円 |
| ⑤スマホで簡単レッスン 究極のボイトレ | 後藤友輔著(2018年) | 初心者 | 発声全般 | 1,650円 |
| ⑥1分間声トレ | 秋竹朋子著(2016年) | 初心者 | 話し方全般 | 1,650円 |
| ⑦大塚明夫の声優塾 | 大塚明夫著(2016年) | 経験者向け | 演技論・現場指導 | 924円 |
| ⑧声優魂 | 大塚明夫著(2015年) | 経験者向け | 心構え・仕事観 | 902円 |
| ⑨声優 声の職人 | 森川智之著(2018年) | 経験者向け | 演技技術 | 858円 |
| ⑩声優道 | 岩田光央著 | 経験者向け | 継続力・戦略 | 858円 |
| ⑪現場で求められる声優 | 高桑一著(2016年) | 経験者向け | 現場対応力 | 1,320円 |
| ⑫売れる声優になるために…30のこと | 平光琢也著(2014年) | 全レベル | 心構え・行動 | 1,280円 |
| ⑬「稼ぐ!」話し方 | 真地勇志著(2016年) | 全レベル | 話し方戦略 | 1,320円 |
| ⑭プロが教える朗読 心に届く語りのコツ50 | 葉月のりこ著(2018年) | 初心者〜経験者 | 朗読 | 1,892円 |
| ⑮朗読のススメ | 永井一郎著 | 経験者向け | 朗読 | 539円 |
※著者・価格等は各出版社・書店サイトの公開書誌情報をもとに編集部が2026年9月時点で確認したものです。価格は改訂版・電子版で異なる場合があります。品切れの有無は購入前に販売サイトでご確認ください。
「結局どれを選べばいいかまだ迷う」という人は、次の分岐で最初の1冊を決めてみてください。
・滑舌や声そのものに自信がない → ①はじめての声優トレーニング、または⑥1分間声トレ
・声は出せるが「演技」に説得力が出ない → ⑦大塚明夫の声優塾、または⑨声優 声の職人
・オーディションや現場のリアルが知りたい → ⑪現場で求められる声優
・ナレーションや朗読の仕事に興味がある → ④はじめてのナレーショントレーニング、または⑭プロが教える朗読
・声優として長く仕事を続けるための考え方を知りたい → ⑧声優魂、または⑩声優道
複数の悩みに当てはまる場合は、上から順に1冊ずつ読み進めるのがおすすめです。
発声・滑舌の基礎を固める
「王道トレーニング本」6選



まずは発声・滑舌といった土台を鍛える6冊です。
どれも松濤アクターズギムナジウムのような養成所監修、または現役プロによる基礎解説書として広く紹介されている本です。
6冊の中には同じ出版社・監修者の姉妹本も含まれていますが、それぞれ扱う範囲(発音・呼吸・ナレーション・話し方など)が異なるため、内容が重複することはほとんどありません。
まずは1冊を選び、物足りなくなってから他の本に手を伸ばす順番でも十分です。
1つ目:はじめての声優トレーニング―声のテクニック編



松濤アクターズギムナジウム監修・雷鳥社刊のCD付き書籍です。
出版社の紹介によると、発声・発音の基礎をCDの実演を聴きながら学べる構成になっています。
松濤アクターズギムナジウムは声優・俳優を養成するスクールで、同スクール監修の声優トレーニング本は複数刊行されており、その中でも「声のテクニック編」と銘打たれた基礎寄りの1冊です。
文章と図だけでは伝わりにくい発音・アクセントの違いを、CDで実際の音として確認しながら進められる点が、独学者にとっての最大のメリットとして紹介されています。
迷ったらまずこの1冊、というのが編集部の第一候補です。
こんな人におすすめ:声優トレーニング本を読むのが初めてで、何から手をつけていいか分からない人。
2つ目:基礎から始める声優トレーニングブック



同じく松濤アクターズギムナジウム監修・雷鳥社刊の姉妹書で、2004年刊行という長いロングセラーの1冊です。
体の使い方や呼吸法からの解説が中心と紹介されており、グループでの練習にも使いやすい構成とされています。
発声そのものより前の段階、つまり姿勢・体の使い方から丁寧に解説している点が、①はじめての声優トレーニングとの違いです。
「声を出す前の準備ができていない」と感じている人には、①よりもこちらから読み始めるのも1つの方法です。
こんな人におすすめ:発声練習の前に、姿勢や呼吸から丁寧に見直したい人。
3つ目:声優の教科書



音響監督の本田保則さんによる著書で、正式タイトルは「声優の教科書~基礎編からープロでも役立つ実践編まで」です。
本田さんは「ちびまる子ちゃん」「マスターキートン」など数多くの作品を手がけてきた音響監督で、出版社(ソニー・ミュージックソリューションズ)の紹介によると、発声法の説明から始まり練習問題も収録されているとされています。
タイトルの通り基礎編と実践編の両方を収録しており、初心者から経験者まで長く手元に置ける内容と紹介されています。
舞台やアニメのシナリオも掲載されているため、実際に声に出して練習する教材としても使いやすい構成です。
こんな人におすすめ:基礎から実践まで、1冊で長く使えるテキストを探している人。
4つ目:はじめてのナレーショントレーニング



出口富士子さん著・松濤アクターズギムナジウム監修のCD付き書籍で、2017年9月に刊行されています。
声優の仕事の中でも需要の大きいナレーションに特化しているのが特徴で、この分野に絞ったトレーニング本は多くありません。
アニメのアフレコとナレーションでは求められる読み方の質が異なるため、ナレーターの仕事にも興味がある人はこの1冊を優先して読んでおくと選択肢が広がります。
こんな人におすすめ:アニメの声だけでなく、ナレーションの仕事にも興味がある人。
5つ目:スマホで簡単レッスン 究極のボイトレ



後藤友輔さん著・主婦の友社刊の書籍で、2018年9月に刊行されています。
著者の後藤さんは音楽ユニット「TO BE CONTINUED」のリーダーとしても活動しており、音楽的な視点も交えたボイストレーニングが紹介されています。
スマホの音源に対応しており、1回のレッスンを短時間で区切って続けやすくした構成が紹介されています。
CDプレーヤーを持っていない人でも取り組みやすいのが、他の音声教材付きの本と違うポイントです。
こんな人におすすめ:CDプレーヤーがなく、スマホだけで手軽に練習を始めたい人。
6つ目:1分間声トレ



正式タイトルは「『話し方』に自信がもてる 1分間声トレ」、秋竹朋子さん著・ダイヤモンド社刊で、2016年1月に刊行されています。
著者の秋竹さんはボイストレーニングスクールの代表として、声や滑舌の指導を数多く手がけてきた方です。
声優トレーニングというより話し方全般に自信を持ちたい人向けの導入書として紹介されています。
1回1分という短い区切りで取り組める構成のため、他のトレーニング本と並行して毎日の習慣にしやすいのも特徴です。
こんな人におすすめ:まとまった練習時間が取れず、毎日1分だけでも続けたい人。
基礎はなんとなくわかったけど、演技がうまくならないのはどうして…?
発声と演技は別の力なんだ。次は現役声優が書いた演技力の本を見てみよう。
演技力・表現力を底上げする本4選



発声の基礎ができても、感情を声に乗せる「演技力」は別の力です。
ここでは現役声優・ベテラン声優が自ら書いた4冊を紹介します。
音響監督が書いた本とは違い、演じる側の当事者としての視点で語られているのがこの4冊に共通する特徴です。
1つ目:大塚明夫の声優塾



星海社新書から刊行されている、大塚明夫さんによる著書で、2016年6月の刊行です。
大塚さんは「メタルギアソリッド」シリーズのソリッド・スネーク役などで知られるベテラン声優で、2015年10月に開催されたイベント「マチ★アソビ vol.15」での声優志望者向けの1回限りのワークショップが、この本のもとになっています。
講義形式で語られた内容がもとになっているため、実際に指導を受けているような臨場感で読めるのが特徴です。
演技力を伸ばしたい人が最初に読むならこの1冊というのが編集部の第一候補です。
こんな人におすすめ:発声はできるのに、演技に説得力が出ないと感じている人。
2つ目:声優魂



同じく大塚明夫さん著、星海社新書の1冊で、2015年3月に刊行されています。
上記「大塚明夫の声優塾」よりも先に刊行された1冊で、声優という仕事に向き合う姿勢や覚悟について書かれています。
テクニックの前提となる心構えを学べる内容として紹介されており、声優を仕事として長く続けたい人ほど得るものが大きい1冊です。
こんな人におすすめ:テクニックの前に、声優という仕事への覚悟を固めたい人。
3つ目:声優 声の職人



森川智之さん著、岩波新書から2018年に刊行されています。
森川さんは洋画の吹き替えを中心に第一線で活躍してきた声優で、その技術論が岩波新書という一般教養書のレーベルから出ているのも珍しい1冊です。
第一線で活躍する声優本人の技術論として、台詞の解像度を上げる視点が具体的に語られていると紹介されています。
こんな人におすすめ:台詞の読み方を、もう一段階具体的に掘り下げたい人。
4つ目:声優道



正式タイトルは「声優道 死ぬまで『声』で食う極意」、岩田光央さん著・中公新書ラクレ(中央公論新社)刊です。
岩田さんは長年にわたり第一線で活躍を続けてきた声優・ナレーターで、タイトルの通り「声優として長く食べていく」ことに焦点を当てた内容です。
長く第一線で活躍し続けるための継続力という視点で書かれているのが、他の演技論の本と違うところです。
技術論というより、長期的なキャリアの築き方を知りたい人におすすめの1冊です。
こんな人におすすめ:デビュー後、長く声優を続けていくための心構えを知りたい人。
プロの現場感覚と戦略を学ぶ本3選



オーディションや収録現場で何が求められるかは、演技力の本とはまた別の知識が必要です。
ここでは音響監督・現場のプロ視点で書かれた3冊を紹介します。
演技力の本が「どう演じるか」を扱うのに対し、この3冊は「選ばれる側としてどう動くか」という一段外側の視点を扱っています。
1つ目:現場で求められる声優



音響監督の高桑一さん著、くびら出版・サンクチュアリ出版刊で、2016年3月に刊行されています。
高桑さんは「ダイヤのA」「キングダム」「最遊記」など数多くの人気アニメ作品を手がけてきた音響監督で、現場で実際に声優を選ぶ側の視点が語られています。
演技そのものの上達方法というより、「どんな声優が現場で求められるか」という採用側の基準を知れるのが最大の特徴です。
現場が実際に何を求めているかを知りたいなら、この1冊が編集部の第一候補です。
こんな人におすすめ:オーディションや現場で「何が評価されるのか」を知りたい人。
2つ目:売れる声優になるためにあなたが今しなければならない30のこと



こちらも音響監督(平光琢也さん)による著書で、幻冬舎コミックスから2014年3月に刊行されています。
オーディション対策・ボイスサンプルの作り方・音響監督が現場で何を見ているか・マネージャーとの付き合い方など、実務に直結するテーマが並んでいると紹介されています。
30項目のチェックリスト形式になっており、今日から実践できる具体性が特徴として紹介されています。
現場で求められる声優と合わせて読むと、音響監督が現場で見ているポイントを2つの視点から立体的に把握できます。
こんな人におすすめ:オーディションを控えていて、今すぐ実践できる対策を知りたい人。
3つ目:「稼ぐ!」話し方



ナレーター・真地勇志さん著、KADOKAWA刊で、2016年4月に刊行されています。
真地さんは「笑ってコラえて!」「世界の果てまでイッテQ!」など数多くのバラエティ番組のナレーションを手がけてきた人気ナレーターです。
声優業に限らず、プレゼン・営業・面接・スピーチなど仕事として声を扱う場面全般に応用できる戦略書として紹介されています。
声優志望者だけでなく、話し方そのものを見直したい人にもおすすめの1冊です。
こんな人におすすめ:ナレーションの仕事の幅を、声優業以外にも広げたい人。
朗読・ナレーション力を伸ばす本2選



声優の仕事はアニメだけでなく、朗読やナレーションの需要も大きい分野です。
ここでは朗読に特化した2冊を紹介します。
朗読はアニメ演技とは違う「間」の取り方が求められる分野で、専門に扱った本自体が多くありません。
アニメ声優志望の人でも、朗読の本で「間」の感覚を学ぶことは演技力の底上げにつながります。
1つ目:プロが教える朗読 心に届く語りのコツ50



葉月のりこさん著、メイツ出版刊のCD付き書籍で、2018年に刊行されています。
著者の葉月さんは朗読家で、日本朗読検定協会のシニアプロフェッサーとして朗読の指導も行っている方です。
50個のコツをCDの実演と合わせて学べる構成で、朗読の入門なら編集部はこの1冊を第一候補にしています。
現在はQR音源付きの改訂版「CD&QR音源付き プロが教える朗読 心に届く語りのコツ50 改訂版」も刊行されているため、購入時はどちらの版か確認してください。
こんな人におすすめ:朗読の基礎を、音声を聴きながら体系的に学びたい人。
2つ目:朗読のススメ



「サザエさん」の波平役、「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役(吹き替え)などで知られた声優・永井一郎さんによる新潮文庫の1冊です。
もとは「朗読のヒント」というタイトルで1999年に刊行された本で、後に改題・文庫化され、現在は「朗読のススメ」として入手できます。
長年朗読に携わった声優本人の視点から書かれており、演技やナレーションにも通じる考え方が紹介されています。
朗読だけでなく、声を使う仕事全般に共通する心構えを学びたい人にもおすすめの1冊です。
こんな人におすすめ:ベテラン声優の実体験から、朗読・演技への向き合い方を学びたい人。
本を使った学習の進め方
1週間モデルプラン



本は買っただけでは力になりません。
ここでは特定の書籍のページ内容を指定するのではなく、発声・滑舌・演技・朗読という4つの要素を1週間で回すモデルプランを紹介します。
・1〜2日目:腹式呼吸と母音発声(王道トレーニング本6選のいずれかを使用)
呼吸が浅いまま声を出そうとすると、いくら滑舌を練習しても声が通りにくくなります。まずは腹式呼吸の感覚をつかむことから始めます。
・3〜4日目:早口言葉やアクセント・イントネーションの練習(同上)
母音がはっきり発音できるようになったら、早口言葉やアクセントの練習に進みます。CD付きの本を選んでいれば、この段階で正しい発音を耳で確認できます。
・5日目:演技力の本を読み、台詞に感情を乗せる練習
発声の型ができてきたら、演技力の本4選のいずれかを読み、同じ台詞を感情を変えて何パターンか声に出してみます。
・6日目:朗読の本を使って自分の声を録音する
短い文章でよいので、スマホのボイスメモ等で自分の声を録音してみます。録音して初めて気づく癖も多くあります。
・7日目:録音を聴き返し、次週の課題を1つだけ決める
1週間で全てを完璧にしようとせず、次週に持ち越す課題を1つだけ決めて締めくくります。
1週間で完璧を目指さず、「録音して聴き返す」習慣だけは必ず続けてください。
自分の声を客観的に聴く習慣が、独学の効果を大きく左右します。
失敗しない声優トレーニング本の選び方



ここまで15冊を目的別に紹介してきましたが、最後に「選び方」そのものを2つのポイントに整理しておきます。
1つ目:今の自分のレベルに合っているかを確認する
初心者がいきなり経験者向けの演技論を読んでも、実感が持てず挫折しやすくなります。
比較表の「対象レベル」欄で①〜⑥(初心者向け)と表示されている本から手に取るのが失敗しにくい選び方です。
まずは発声・滑舌の基礎から入り、慣れてきたら演技力・現場感覚の本に進むのがおすすめです。
2つ目:CD・DVD付きかどうかで選ぶ
文字だけで発声やイントネーションを理解するのは簡単ではありません。
音声教材が付いている本は、正しい発音・抑揚を耳で確認できる分、独学との相性が良い傾向があります。
CD付き・スマホ音源対応の本(①④⑤⑭)は、特に発声・朗読の練習を始めたばかりの人におすすめです。
なお、音声教材が付いていない本(⑦〜⑬など)が劣っているわけではありません。
これらは声そのものの出し方より、演技論・現場の考え方・キャリア戦略といった文章で伝える方が適した内容が中心のため、あえて音声教材が付いていません。
よくある質問
Q1:声優トレーニング本は初心者でも使える?
特に①③はCD・音声教材付きで、文章だけでは伝わりにくい発音やイントネーションを耳で確認しながら進められるため、声優トレーニング本を読むのが初めての人にも向いています。
まずはこの中の1冊から始め、慣れてきたら演技力・現場感覚の本に進むのがおすすめです。
Q2:発声と演技、どちらの本から読むべき?
目安として、初対面の人に自分の名前を名乗ったときに聞き返されることが多い人は、まず発声・滑舌の基礎から始めた方が遠回りになりません。
Q3:CD・DVD付きの本を選んだほうがいい?
文字だけの説明では「正しい発音」がどんな音なのか具体的にイメージしづらく、自己流のまま練習を続けてしまうリスクがあります。
①③④⑤⑭などCD・音声教材付きの本を選ぶとよいでしょう。
Q4:1日どのくらい練習すればいい?
1週間モデルプランのように、1日15〜30分程度から始めてみてください。
まとまった時間が取れない日は、母音の発声や早口言葉だけでも数分続けると、完全に休むよりも感覚が鈍りにくくなります。
Q5:電子書籍(Kindle)でも練習できる?
音声教材を使いたい場合は、購入前に対応形式(紙のCD付きか、電子版に音声データが含まれるか)を確認してください。
Q6:本だけで声優になれる?
録音を聴き返しても、どこがどう良くないのか、専門的な視点からの指摘がないと分からないことも多くあります。
本で基礎を固めたうえで、次章のような選択肢も検討してみてください。
独学の限界を感じたら
声優養成所を検討する3つの目安



本で練習してるけど、これで合ってるのか分からなくなってきた…
それ、独学あるあるだよ。次の3つに当てはまったら、養成所という選択肢も考えてみて。
・録音を聴き返しても、どこを直せばいいか自分では判断できない
・1週間モデルプランを2〜3周しても変化を感じない
・オーディションや現場のルールを、本以外の実体験で知りたい
この3つに複数当てはまる場合は、第三者から評価をもらえる環境を検討するタイミングかもしれません。
声優養成所には、本だけでは得られない「その場での指摘」というメリットがあります。
録音を聴き返して自分では気づけなかった癖も、講師が横で聞いていれば的確に指摘してもらえます。
もちろん、本での独学と養成所への通学はどちらか一方を選ぶものではなく、本で基礎を作りながら養成所で仕上げるという組み合わせ方もできます。
養成所選びについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
声優トレーニング本を、発声・滑舌の基礎6冊、演技力4冊、現場感覚3冊、朗読2冊の合計15冊に整理して紹介しました。
・基礎から固めたい人は①はじめての声優トレーニング
・演技力を伸ばしたい人は⑦大塚明夫の声優塾
・現場のリアルを知りたい人は⑪現場で求められる声優
・朗読を集中的に学びたい人は⑭プロが教える朗読
この4冊が、それぞれの分野での編集部の第一候補です。
残る11冊も、比較表と本文で紹介した特徴を参考に、自分の課題に合わせて読み進めてみてください。
迷ったら、まずは比較表と冒頭の分岐から自分に合う1冊を選んでみてください。
本を読んで終わりにせず、1週間モデルプランで実際に声を出し、録音を聴き返す習慣まで作ることが、独学を成果につなげる一番の近道です。
声優になりたいなら目を通しておきたい“たった1つ”の記事
声優になりたい人に向けてどこよりも詳しく分かりやすく声優になる方法をまとめて5つのステップにしました。
関連記事→声優になるには?具体的すぎる5つの方法










