吹き替えの声優さんって、アニメ声優とは別の仕事なの?
同じ声優よ。ただ「外画に強い入口」を選ばないと仕事が回ってこないの。
「映画や海外ドラマの声優がしたい」と思ったとき、最初に知っておいてほしい結論があります。
吹き替え声優になれるかどうかは、練習量の前に「どの事務所・学校を入口に選ぶか」でほぼ決まります。
なぜなら、吹き替えの仕事はオーディションではなく「指名」で動く世界だからです。
この記事では、外画(映画・海外ドラマ)に強い事務所・学校の実名から、アニメ声優との違い、年収の実数まで、吹き替え声優になるための全体像をまとめました。
筆者は実際に吹き替えの名門・東北新社系のプロクラスに1年間通った経験があります。現場を見てきた実感も交えてお伝えします。
吹き替え声優になるには
「入口選び」が9割【結論】



吹き替え声優は、吹き替え「専門」の職業ではありません。
アニメやナレーションの仕事もしながら、外画の仕事が来たらそれも演じる。これが実態です。
ただし、その外画の仕事が来るかどうかは所属先でほぼ決まります。
声優プロダクションには「得意分野」と「不得意分野」があるからです。
アニメやゲームに強いところもあれば、ナレーションに強いところもあり、海外の映画やドラマの仕事が豊富なプロダクションもあります。
だからこそ、吹き替え声優になるには「外画に強い入口」を最初に選ぶことがなにより重要なのです。
吹き替え声優になる3つのルート(養成所・専門学校・舞台/劇団)
吹き替え声優への入口は、大きく3つに分かれます。
声優養成所ルート。大手養成所で基礎を作り、事務所所属を目指す王道です。未経験からの間口が一番広い方法です。
専門学校ルート。2年かけて基礎から学びます。外画コースがある学校なら吹き替えに直結します。
舞台・劇団ルート。腹式の発声と演技力を実戦で鍛える道です。吹き替えの現場は舞台出身者が多い世界です。
どのルートが合うかは、年齢・経験・目指す作品ジャンルで変わります。
目安としては、10代でじっくり基礎から学べるなら専門学校、社会人や大学生で時間を効率的に使いたいなら週1〜3回から通える養成所が現実的です。
すでに演技経験がある人は、舞台・劇団で実戦を積みながら外画に強い事務所のオーディションを狙う道もあります。
次のセクションで、具体的な事務所・学校の実名を見ながら選び方を解説します。
オーディションが少ない「指名制」の世界だから入口が重要
アニメは配役オーディションが基本ですが、吹き替えは事務所への直接オファー、つまり指名がほとんどです。
外画のオファーが来る事務所にいなければ、実力があってもチャンス自体が回ってきません。
逆に言えば、外画に強い事務所・学校に入ってしまえば、新人でも端役やガヤから現場に立つチャンスが生まれます。
これが、入口選びを最優先すべき理由です。
指名の仕組みは後半の「キャスティングの実態」でくわしく解説します。
吹き替えに強い
事務所・学校の実例と選び方



外画に強い事務所として最も有名なのがマウスプロモーション(旧江崎プロダクション)です。
近年はアニメの仕事も増えていますが、吹き替えの仕事の土台がしっかりしている事務所です。
所属への近道は「マウスプロモーション付属俳優養成所」に通うことです。
ただし入所条件は「専門学校、劇団等で1年以上、又はそれと同程度の基礎訓練を受けた18〜27才の人」。初心者では入れないのがポイントです。
経験者だけ!?未経験の私はもう無理ってこと…?
大丈夫。間口の広い養成所で1年基礎を作れば受けられるわ。
筆者もマウスプロモーションの入所試験を受けましたが、経験者だけの受験ということもあり、レベルの高いオーディションでした。
そのほかでは、ケンユウオフィスも狙い目です。全体の仕事数は多くないかもしれませんが、吹き替えの仕事の比率が高い事務所です。
俳協・青二プロダクション・ぷろだくしょんバオバブ・81プロデュースは、外画特化ではないものの、どんな仕事もバランスよくある事務所です。
外画に強い事務所の見分け方
事務所や劇団の公式サイトでは、所属声優がどんな作品に出ているか公開されています。
所属声優のプロフィールに外画の出演実績が多いかどうかを見れば、その事務所に吹き替えの仕事が来ているかが分かります。
具体的なチェック手順は3つです。
気になる事務所の公式サイトで、所属声優の一覧を開きます。
中堅どころの声優のプロフィールを数人分見て、出演作品に海外ドラマ・映画のタイトルがどれくらい並んでいるかを数えます。
その事務所の付属養成所の募集要項を確認し、自分の年齢・経験で応募できるかを見ます。
売れっ子だけでなく中堅どころにも外画の仕事が回っている事務所が、本当の意味で吹き替えに強い事務所です。
吹き替えに直結する学校・養成所の選び方
未経験から始めるなら、まず日ナレ(日本ナレーション演技研究所)で基礎を作るのが現実的です。
日ナレは全国12校舎を展開する業界最大手でありながら、応募資格は「中学卒業程度の学力」のみ。審査は実技+簡単な筆記で、費用も無料と間口が広い養成所です。
日ナレのオーディションに合格すれば、アーツビジョンやアイムエンタープライズなどの大手声優事務所に所属できるチャンスがあります。
どちらかと言うとアニメに強い事務所ですが、吹き替えの仕事もたくさん入ってきます。
マウスプロモーションを通らなくても、吹き替え声優になれるルートは複数あるのです。
日ナレにはもう一つメリットがあります。実際に学び始めてから「やっぱりアニメに進みたい」と気が変わっても、転向しやすいことです。
発声・滑舌・感情表現といった基礎は、外画でもアニメでも共通だからです。
吹き替えに特化して学びたい人には「映像テクノアカデミア」という選択肢があります。
海外映画の音声制作を数多く手掛ける「東北新社」がバックアップする学校で、声優科には珍しい「外画コース」があります。
外画の吹き替えだけを整った設備で学べる、吹き替え志望者には貴重な環境です。
じっくり2年かけて基礎から学ぶ専門学校なら、代々木アニメーション学院やアミューズメントメディア総合学院(AMG)も候補になります。
専門学校の強みは、特定の事務所に縛られず、在学中に複数のプロダクションのオーディションを受けられることです。
「まだ外画一本と決めきれない」という人は、専門学校で幅広く学びながら進路を絞っていく形でも遅くありません。
ここまでの入口を、吹き替えへの近さで整理すると次のようになります。
| 🎤 入口 | 向いている人 | 吹き替えへの 近さ |
|---|---|---|
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未経験から始めたい人 | ◯ 大手事務所経由で外画の仕事も |
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吹き替え一本に絞りたい人 | ◎ 外画コース+東北新社との接点 |
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基礎訓練1年以上の経験者 | ◎ 外画に強い事務所に直結 |
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2年かけて基礎から学びたい人 | ◯ 基礎+事務所オーディション |
| 🎭 舞台・劇団舞台・劇団 | 演技力を実戦で鍛えたい人 | ◯ 発声・演技の土台づくり |
なぜ、未経験の最初の入口として日ナレを見ておくべきなのか
吹き替えに一番近い入口だけを見るなら、外画コースや外画に強い事務所の養成所も候補になります。ただ、未経験から今日動き出す最初の比較対象としては、日ナレを外しにくい理由があります。
- 応募条件が広いため、演技経験がなくても入口に立ちやすい
- 全国に校舎があり、週1回から通いやすいので、学生・社会人でも検討しやすい
- 発声・滑舌・演技の基礎は、アニメだけでなく吹き替えにも共通する土台になる
- グループ事務所経由で、アニメ・ナレーション・外画など進路の幅を残せる
つまり日ナレは、「吹き替え専門校」というより、未経験者が声優の入口に立ち、あとから外画にも進める基礎を作る場所として見ておく価値があります。まず募集要項を確認して、自分の年齢・地域・通える頻度に合うかを見ておきましょう。
まずは資料を取り寄せて、入口の候補を手元で比べるのが第一歩です。
アニメ声優との違いを
知らないと遠回りする



吹き替えって、アニメのアフレコと同じやり方じゃないの?
同じ「声をあてる仕事」でも、現場のやり方は大きく違います。
この違いを知らずにアニメ向けの練習だけをしていると、遠回りになります。
収録方式と現場の流れの違い



吹き替えでは、片耳にイヤホン(または片側だけのヘッドフォン)をつけて、原音を聴きながらアテレコします。
なぜ片耳かというと、吹き替えは他の人の演技も聴いたうえで自分の演技をしなければならないからです。
一方、アニメのアフレコでは通常こうしたイヤホンは使いません。
もう一つの大きな違いが映像です。
いまはたいていのアニメは、アフレコ時点では線画です。対して吹き替えは、完成した映像の俳優に合わせて演じます。
映像が完成している分、口の動き・息づかい・間の取り方まで、すべて画面の俳優が基準になります。
自分のペースで演じられるアニメとは、求められる集中の種類がまったく違うのです。
「線画」
線画とは線で描かれた絵のことで、セリフをしゃべるタイミングに「ボード」と呼ばれるものが出ており、それが出ている間にしゃべります。丁寧に描かれているときもあれば、なんとなくこの辺りに人がいるということがわかる程度のラフさなときもあります。
求められる演技の質の違い(デフォルメより自然さ)
アニメの声優は「デフォルメされた演技」をすることが多くあります。
アニメは表情の情報量が実写ほど細かくないので、表現を大きくして視聴者に伝える必要があるからです。
しかし外画は、海外の俳優さんがすでに演技しているものに声をあてる仕事です。
あまりにも大げさな演技をすると、海外の俳優さんの芝居を壊してしまいます。
求められるのは、人間の自然な表現より少しだけ大きいくらいの演技です。
もちろん作品にもよります。コメディ映画なら、大げさなくらいがちょうどいいこともあります。
吹き替え声優に必要なスキルと
向いている人



アニメのアフレコに演技力が必要ないとは言いませんが、吹き替えの仕事には演技力が必須です。下手な人は使ってもらえません。
具体的にどんなスキルが必要なのか、3つに分けて見ていきます。
リップシンク(口の動きに合わせる技術)
リップシンクとは、画面の俳優の口の動きに、日本語のセリフの長さと呼吸を合わせる技術です。
原音の演技やアドリブに沿わせつつ、はみ出すところは思い切りはみ出した演技をすることもあります。
この「沿わせながら、はみ出す」匙加減は、映像に合わせた訓練でしか身につきません。
独学で感覚をつかみたい人は、海外ドラマの好きなシーンを音を消して再生し、俳優の口の動きに合わせて日本語のセリフを乗せてみてください。
尺に収まらない、息が続かない、といった吹き替え特有の難しさが体感できます。
口の動きに合わせるなんて、私にできるかな…
最初はみんなできないわ。映像に合わせる訓練は学校で積めるから安心して。
俳優の演技に寄り添う自然な声
吹き替えはしゃべり方も発声も独特です。
日本人は声が細く、海外の人は声が太いという違いもあります。
韓国ドラマのような同じアジア人が演じる作品ならそこまでの差はないかもしれません。それでも、特徴のある役を求められているのでない限り、通常はアニメ喋りではありません。
土台になるのは、きちんとした腹式の発声です。
これを日常レベルで身につけるには、舞台の経験が近道です。
養成所でも腹式呼吸や発声は学べます。ただ、学ぶのと、常日頃から当たり前のようにできるのとでは違うのです。
舞台は毎回、生の観客に届く声と演技を要求されます。
この環境で数をこなした人の声は、マイク前でも「作っていない自然な声」として通用します。
声の高さ・質で有利になる人の特徴
筆者の経験から言うと、吹き替えの声優さんは全体的に声が低めの人が多いです。
自然な演技が求められる分、アニメで出すような高い声だと作品のバランスが取れないことがあるためです。
声が低くて悩んでいる人は、吹き替えでこそ活躍できる可能性があります。
また、演者本人の年齢に合った演技ができることも重要です。
歳を重ねれば重ねただけ、その年齢の演技が求められます。長く続けられる仕事でもあるのです。
吹き替えの仕事はどう決まる?
キャスティングの実態



外画の吹き替えは、海外の作品を日本の制作会社が買い付けるところから始まります。
日本の吹き替え映画といえば「東北新社」が有名です。かつては日本の海外映画の80%以上を東北新社が仲介していたと言われています。
今は少しずつ他の会社も増えていますが、東北新社は複数のチャンネルを運営し、アニメやゲームの制作も手掛ける、日本有数の制作会社です。
吹き替え声優を目指すなら、この会社の名前は必ず覚えておいてください。
作品が声優に届くまでの流れは、次のようになっています。
制作会社とコネクションがある事務所ほど仕事が来やすい構造になっているのが分かります。
オーディションより指名が中心になる理由
アニメの場合、オーディションで審査して、その役に合う声優さんを起用します。
しかし吹き替えの場合、事務所への直接オファーがほとんどで、配役オーディションはめったにありません。
外画は公開日や配信日が先に決まっていて、制作スケジュールが短いことが多い仕事です。
そのためディレクターは、オーディションで探すより「確実に演じられると分かっている声優」を指名する方を選びます。
メインの役柄は中堅・ベテラン勢が中心。新人は子役や端役、ガヤなどから入るのが現実です。
ガヤから始まるのか…先が長い道のりだね。
そのガヤで顔を覚えてもらった人が、次に指名されるのよ。
だからこそ筆者がおすすめしたいのが、映像テクノアカデミアの「プロクラス」です。
声優事務所に所属し、かつ試験に合格した人だけが入れるクラスで、週1回のレッスン内容は東北新社のディレクターによるオーディションそのものです。
クラスの中で良い人材がいれば、そのディレクターの作品に呼ばれ、収録に行けます。
筆者もこのクラスに1年ほど通いましたが、めちゃくちゃレベルが高いです。
マウスプロモーション以外にもたくさんの声優事務所の方がいて、クラスメイトが話題の海外ドラマに出ているということもザラでした。
海外ドラマは新人にもチャンスがある
映画のメイン級はベテランで固まりがちですが、海外の連続ドラマはその限りではありません。
登場人物が多く話数も長いため、アニメの仕事ほどではないものの、比較的若い層が入っていることもあります。
新人のうちは、連ドラの端役でも数をこなすことが大切です。
現場で名前と顔を覚えてもらうことが、次の指名につながっていきます。
FIX(フィックス)とは?
俳優専属の仕組み



ジャッキー・チェンの声って、いつも同じ人だよね?
FIXは海外スターの「専属声優」の仕組みよ。1人の俳優さんの声を、ずっと同じ声優が担当し続けるの。
海外の俳優さんが売れっ子になると、1つの作品で吹き替えを担当した声優が、その俳優の別の作品でも続けて吹き替えを担当するようになります。
これが「FIX(フィックス)」と呼ばれる仕組みです。
FIXが生まれる理由と代表例
観客は「この俳優はこの声」というイメージで作品を観ています。
作品ごとに声が変わると違和感につながるため、同じ声優さんが指名され続けるのです。
ちなみに、同じ映画でもテレビ放送版とソフト版で吹き替え声優が違うことがあります。これは媒体ごとに吹き替え版が別々に制作されることがあるためです。
それでも大スターの役は同じ声優に戻っていく。それだけ「声のイメージ」の力は強いということです。
ジャッキー・チェンの吹き替えでおなじみの石丸博也さん、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えで有名な玄田哲章さんが代表例です。
さらに「本人公認FIX」といって、海外の俳優本人が公認している声優さんもいます。
売れっ子俳優の吹き替えを一度担当できれば、その俳優の次の作品にも呼ばれる。FIXは、声優にとって継続的な仕事の柱になる仕組みなのです。
ただし、FIXが適用されるのは大きな役だけです。
新人のうちは吹き替えの仕事をなるべくたくさんして、名前を売る必要があります。
吹き替え声優の
年収・ギャラの実数



「吹き替え声優は食べていけるのか」も気になるところです。
声優のギャラは、業界の取り決めによる「ランク制」が基本になっています。目安は次のとおりです。
| 💰 ランク | 外画・アニメ1本の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| ジュニアランク(新人〜3年目) | 15,000円 | 作品の大小に関係なく一律 |
| ランカー | 15,000〜45,000円 | 30分番組の基本額。ランクにより変動 |
| ノーランク(ベテラン・大御所) | 交渉制 | 実績に応じて自由に交渉できる |
1本15,000円…想像よりずっと厳しいんだね。
最初はね。でもこの後の「幅の広げ方」で収入は変わっていくわ。
新人のうちは1本15,000円。仮に月4本の仕事があっても6万円で、これだけで生活するのは難しい金額です。
そのため多くの声優は、アルバイトや別の仕事と両立しながらキャリアを積みます。
厳しい数字に見えますが、これは吹き替えに限らず声優業界全体に共通する新人時代の現実です。
収入を上げる道は2つあります。
ランクを上げていくこと。そして吹き替え・アニメ・ナレーション・ゲームと、仕事の幅を広げることです。
ランクは事務所への所属年数と実績に応じて上がっていきます。ただしランクが上がるほどギャラも上がるため、指名の際に「使いやすい新人・中堅」が選ばれやすいという側面もあります。
新人時代は、安いギャラでも数をこなして現場の信頼を積む時期だと割り切るのが賢い戦い方です。
冒頭でお伝えしたとおり、吹き替え声優は吹き替え「専門」ではありません。外画を軸に複数ジャンルで稼ぐのが現実的なモデルです。
吹き替えで活躍する声優5人に
学ぶキャリアの作り方



FIX声優として活躍する5人のキャリアを見ると、吹き替え声優への道が具体的にイメージできます。
キーファー・サザーランドの専属として知られる小山力也さん。映画「マスク」のジム・キャリー役で有名な山寺宏一さん。ユアン・マクレガーの専属の森川智之さん。
アンジェリーナ・ジョリーの専属の湯屋敦子さん。そしてジョディ・フォスターの専属の戸田恵子さん。
映画をよく観る人なら、一度は名前を見たことがあるはずです。
活躍する吹き替え声優のキャリアに共通する下積み
この5人のキャリアには、はっきりした共通点があります。舞台・俳優としての下積みです。
小山力也さんは劇団出身で、声優デビューは海外ドラマ「ER」でした。ジョージ・クルーニーなど有名俳優の専属声優として活躍しています。
湯屋敦子さんは劇団昴に所属し、女優と声優を両立しています。「トゥームレイダー」シリーズで多くの日本のファンがつきました。
戸田恵子さんも舞台やドラマで活躍する俳優で、「羊たちの沈黙」「コンタクト」などジョディ・フォスターの代表作を長く担当しています。
森川智之さんは、筆者が卒業した勝田声優学院の先輩です。在学中から頭一つ、いや3つも4つも抜けた演技ができたという伝説が残っています。
山寺宏一さんは「七色の声を持つ男」と呼ばれる実力派で、「ライアー ライアー」「トゥルーマン・ショー」などジム・キャリーの出演作を次々と担当してきました。
森川智之さんは現在、声優プロダクション「アクセルワン」を経営しながら、アニメ・ゲームでも活躍しています。
「自然な演技」の土台を舞台や俳優業で作った人たちが、吹き替えの第一線に立っているのです。
共通点を自分の進路に落とし込む方法
この共通点は、そのまま自分の進路選びに使えます。
まず、演技の実戦経験を積める環境を選ぶこと。舞台・劇団はもちろん、レッスン回数の多い養成所やプロクラスもこれにあたります。
そして、アニメか外画かの一本に絞らず、両方できる声優を目指すこと。
5人とも吹き替えを軸にしながら、アニメ・ゲーム・ナレーションでも活躍しています。
仕事の幅が広いほど事務所からの信頼が増え、外画の指名も増えていきます。
「吹き替えだけをやりたい」と入口を狭めるのではなく、「吹き替えを一番の武器にする」という考え方でキャリアを設計してください。
まとめ:吹き替え声優になるには
入口から逆算しよう
演技力と発声を鍛えて、外画に強い入口を選べば、私にもチャンスがあるんだね!
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 吹き替えは指名制の世界。外画に強い事務所・学校を入口に選ぶことがなにより重要
- 未経験なら日ナレなどの養成所で基礎を作り、マウスプロモーションなど外画に強い事務所を目指す
- 吹き替えに特化して学ぶなら、映像テクノアカデミアの外画コースという選択肢もある
- アニメとの違いは「自然な演技」と「リップシンク」。舞台経験が大きな武器になる
- 新人のギャラは1本15,000円。仕事の幅を広げながらキャリアを作る
吹き替え声優への道は、劇団経由など複数ありますが、一般的には外画に強い声優プロダクションへの所属を目指すのが一番の近道です。
そのためには、アニメの仕事以上に演技力と、しっかりとした発声が必要です。
まずは資料請求や体験レッスンで、入口の候補を実際に比べるところから始めてください。
頭の中で迷っている時間より、資料を並べて比べる1時間の方が、進路は確実に前に進みます。
未経験からの第一歩には、間口の広い日ナレの資料がおすすめです。今なら資料を無料で受け取れます。



パンフレットには、HPにはのっていないオーディションのことや授業のカリキュラムのことなど、詳しい情報がのっています。入口選びの判断材料として一度目を通しておくと良いでしょう。



入口の候補をもっと広く比べたい人は、全国の声優養成所のオーディション情報を158校分まとめたこちらの記事が便利です。
声優になる方法の全体像は「声優になりたい人限定の声優になる方法」で解説しています。あわせて読んでみてください。















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