「声優になりたいのに声が低い!」ということを気にしている女の子をときどきお見かけします。
実は声が低いということは、声優を目指すうえでものすごいチャンスでもあるのです。
今回は、声が低いことに悩む声優志望の女子に向けて、その声の低さが具体的にどんなチャンスになるのかをお教えします。
声が低いの、ずっとコンプレックスなんです……声優になれますか?(´・ェ・`)
なれますよ!むしろ低音は武器。この記事で理由を全部教えますね(●˙▾˙●)
声が低い女性でも声優になれる?
結論と先輩の実例で解消



先に結論からお伝えします。
声が低い、ハスキーだという理由だけで声優になれないということはありません。
「女の子らしくないからイヤ」と感じている人も多いのですが、声優という仕事の現場では、声が普通の女性よりもかなり低いということは大きな強みになります。
声が低いことはむしろプロの世界でも武器になる
「声に特徴がないと声優になれませんか?」という質問に、プロの声優さんが「声質よりも芝居が大事です」と答えているのを見かけますよね。
あの回答自体は間違っていませんが、現実には声質に特徴があることはかなりのアドバンテージになります。
もちろん芝居の実力があってこその話ですが、声が低い女子が少し芝居ができるだけで、周りとは圧倒的に違う個性を持った存在になれます。
つまり、周りと同じ土俵で戦わなくてすむということです。
声が低い・ハスキーというのは大きな特徴であり、個性です。ぜひ十分に活用してください。
低音ボイスを活かして活躍中の女性声優たち(実例)
アニメ業界を見渡すと、少年役やクールな大人の女性役を長年演じ分けているベテラン女性声優が数多く存在します。
たとえば野沢雅子さんや田中真弓さんは、それぞれ少年キャラクターを何十年にもわたって演じ続けている代表的な存在です。
こうした先輩たちの活躍は、「高い声」だけがヒロインの条件ではないことの何よりの証拠です。
低音を活かせる役の詳細は、この記事の後半でくわしく紹介します。
声が低いと有利になる3つの理由



ここまで、声が低いことの魅力を紹介してきました。
まだ自信がない、という人のために、声が低い私自身の経験もふまえて、メリットをさらに解説します。
【メリット1】希少価値の存在になれる
女性の声といえば、特にアニメでは「高くてかわいらしい声」のイメージがあります。いわゆるアニメ声と呼ばれるものです。
声は体格によってある程度決まっていて、体が大きい人は声帯が短く低めの声になります。
反対に体が小さい人は声帯が長く、声が高い傾向があります。日本人は外国人に比べて体が小さい人が多いため、特に女性は声が高い人が多いのです。
そんな中でも、声が低い人がいます。私もその1人で、体格は成人女性の平均くらいですが、一般の女性に比べると声帯が短いのか声が低めです。
たくさんいる日本人女性の中で声帯が短いという人は多くありません。
そのため希少価値となり、役にはまると真似できる人も少なく、唯一無二の存在になれます。
【メリット2】声優になってからの息が長い人が多い



これは私の持論も入っていますが、ベテラン声優さんを見てみましょう。
女性の超ベテラン声優さんは、男の子の役を演じることができる人が多くありませんか。野沢雅子さんしかり、田中真弓さんしかりです。
若い年齢のうちはアニメでもヒロインなどで高めの声を求められるので、落ち込むことも多いと思います。
しかし、その後年齢を重ねるとどうでしょうか。
新人の声優さんはどんどんデビューしてくるため、若くて高めの声を出していた声優さんたちは世代交代が起こります。
若いうちに低めの声でデビューしている声優さんは、男の子で当たり役をつかめば、その後の息が長い傾向にあります。
【メリット3】競争率が低い
メリット1で紹介したように、低い声の女性はもともと少ない傾向にあります。
そのため、アニメでしっかり者のお姉さん役やおばさん役のオーディションでは、必然的に競争率が低くなります。
外画(洋画の吹き替え)でも、低い声は特に重宝されます。高めの声の枠は1〜2人ほどですが、低めの声は3〜4人募集されることもあります。
ナレーションは、低めで落ち着いた声を求められることが多く、高めの声は敬遠されることもあります。
仕事の量で考えると、実は低い声の方が多いので、その点でも競争率が低くなるのです。
低音を活かせる役柄・お仕事の幅



声が低いと、具体的にどんな役柄・お仕事で重宝されるのでしょうか。ここでは4つの方向性を紹介します。
少年役・男性キャラクター



声が低い人に「これができるようになれば強い」とおすすめしたいのが少年役です。
少年役はキャラクターによって誰でもできることもありますが、「このキャラクターは低い声やハスキーな声の少年にしたい」とスタッフが考えていることもあります。
年齢が中学生・高校生くらいになると、できる女性はかなり限られてきます。
少年役ができるように、プロの女性声優が少年役を演じるときの話し方を研究してみてください。
普通の声の人が一生懸命少年役をやるよりも、簡単かつ自然にできてしまうはずです。
大人の女性・洋画の吹き替え



声が低い人は洋画の吹き替え声優にも向いています。
アジア系以外の外国人は声が太いため、声が低い人やそれに準ずる発声ができる人に向いています。
洋画でかわいらしいアニメ声の人はあまり見かけません。洋画の吹き替えは演技力も求められるため、できる人は限られています。
また、大人の女性役にも、声が低い人にはぜひ挑戦してほしいです。若くて大人の女性の演技ができる人はなかなかいません。
アニメの現場では制作費用の都合で何役も兼任することが多いため、「大人の女性もできる」という人は重宝されます。
少年役ができる人は、大人の女性役もできることが多いので、その路線を目指してみるのもおすすめです。
萌え系・ギャップ萌えキャラ
たくさんの萌え系な女の子が出てくるアニメーションやゲームでは、いろんな種類の女の子を取りそろえたいという事情があります。
高い声の女の子もいれば、ハスキーな声の女の子も、低い声の女の子も必要です。
低い声だと、おとなしい子や大人っぽい女の子、ちょっとボーイッシュな女の子にキャスティングされることが多いです。
個人的には、主人公であっても低い声の女性が演じてみるとおもしろいのではと思います。
ナレーション・CM(安定感のある低音需要)
声が低い人はナレーションに安定感をもたらすため、安心感や信頼感が必要な企業VPやCM、報道番組、高級なものを宣伝するCMなどで重宝されます。
バラエティー番組でも、低い声で特徴的なナレーションが求められることがあります。
ナレーションはある程度年相応のものが求められるので、20代などの若手では難しい面もあります。
年齢を重ねるにつれてこうしたお仕事をもらえるようになると、声優として長く仕事に困りません。
声の低い人は、若いころにアニメの仕事をたくさんして、その後にナレーションや洋画の吹き替えの仕事にうまく移行できる可能性が高いのです。
役柄がいろいろあってどれが自分に合うか迷います……!(><)
それなら30秒でわかる診断をやってみましょう!タップしていくだけでOKです(*’ω’*)
【3問で診断】あなたの低音
どのタイプで輝く?
3つの質問にタップで答えるだけで、あなたの低音ボイスがどの方向性で一番輝けるかがわかります。結果は、この記事の中の該当パートに直接ジャンプできます。
あなたの低音、どのタイプで輝く?
3つの質問にタップで答えると、あなたに合う低音の活かし方パートへ記事内リンクで案内します。
「高い声の女の子ばかり」の中で
埋もれない理由



周りが高い声の女の子ばかりだと、自分だけ浮いているように感じるかもしれません。
でも、それは不利どころか、むしろ有利に働く場面が多いのです。
声優オーディションは高音一辺倒ではない
この業界でよく言われているのが、高い声の女の子ばかりだと、絵を見ずに声だけを聴いたときに誰が誰だかわからなくなるということです。
オーディオドラマになると、本当に聞き分けが難しかったりします。
そのため、同じような声の人ばかりにならないよう、キャスティングでは周りの声優さんの声とのバランスを考えて人が選ばれます。
高い声の女性はたくさんいるので、ここでも低い声の女性には一定の需要があると言えます。
低い声だからこそ印象に残る
大勢の中でオーディションを受けるとき、声の高さがみんな同じだと、演技力以外で覚えてもらうきっかけがなかなかありません。
低い声はそれだけで「あ、あの声の子だ」と覚えてもらいやすく、記憶に残りやすいという武器になります。
同じ土俵で戦うのではなく、自分にしかできない立ち位置で勝負できることが、低音ボイスの一番の強みです。
でも、やっぱり声が低いのがちょっとコンプレックスで……(´;ω;`)
わかります!でも大丈夫、コンプレックスを魅力に変える方法があります(●˙▾˙●)
低い声がコンプレックスな人へ
低音を魅力に変える方法



「声が低いのが恥ずかしい」と感じている人に向けて、低音を魅力に変えるための考え方と練習のポイントを紹介します。
無理に高い声を出そうとしない
声が低いことを気にして、無理に高い声を出そうとする人がいますが、これはあまりおすすめできません。
無理に出した高い声は不自然に聞こえやすく、かえって声の魅力を消してしまいます。
大切なのは、地声の低さを隠すことではなく、その低さをコントロールして表現の幅を広げることです。
低音を活かすボイストレーニングのポイント
低音を武器にするには、声量・滑舌・抑揚の3つを鍛えることが近道です。
低い声はボリュームが不足すると聞き取りにくくなりやすいため、腹式呼吸で声量をしっかり出す練習が欠かせません。
滑舌が甘いと低音は特にこもって聞こえるので、母音法などの基礎練習を丁寧に重ねましょう。
抑揚が単調になりやすいのも低音の特徴なので、台詞の感情の起伏を意識して声の強弱をつける練習も効果的です。
声優養成所のオーディションで意識したいこと
養成所の入所オーディションでは、無理に高い声を作らず、自分の地声の低さをそのまま活かした自己紹介・自由演技を選ぶのがおすすめです。
審査員は「その人にしかできない個性」を見ています。
低音という個性をそのまま武器として見せることが、他の受験者との差別化につながります。
少年役や落ち着いた大人の女性役など、低音だからこそ選べる演目を用意しておくと、審査員の印象にも残りやすくなります。
なんだか挑戦してみたくなってきました!(๑˃̵ᴗ˂̵๑)
いいですね!最後に、今日からできる第一歩を紹介しますね(*’ω’*)
低音ボイス女子におすすめの
練習・挑戦の第一歩



ここまで読んで「挑戦してみたい」と思った人のために、最初の一歩を紹介します。
まずは自分の声のタイプを知る
低音といっても、ハスキー系・落ち着いた大人系・少年声系など、タイプはさまざまです。
上の診断でおおよその方向性がわかった人は、その結果に書かれたパートを読み返してみてください。
自分の声がどのタイプに近いかを知ることが、練習の第一歩になります。
未経験でも挑戦できる養成所の存在(日ナレ)
「養成所なんて自分にはハードルが高い」と感じる人もいるかもしれません。
たとえば日本ナレーション演技研究所(日ナレ)は、全国12校舎を展開する業界最大手です。
それでいて応募資格は中学卒業程度の学力のみ、審査は実技と簡単な筆記のみ、費用も無料と、間口が非常に広いことで知られています。
「地声が低いから」と挑戦をためらう必要はまったくありません。
まずはこうした間口の広い場所から、自分の声を試してみることをおすすめします。



まとめ
いかがでしたか。
声が低い人は、洋画の吹き替えや安定感のあるナレーション、少年役など、他のタイプの声優さんよりも役の幅を広げる努力が必要な側面もあります。
ですが、それに負けずにがんばることで、ほかの人よりも声優になりやすいというアドバンテージをもらえます。
ぜひ、その素敵な個性を活かしてがんばってください。応援しています。
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