滑舌の悪さを気にして、「自分は声優になれないかも…」とあきらめかけている人もいるかもしれません。
今回は、滑舌が悪くても声優になれるのか、原因のタイプ、そして自分に合った読みどころがひと目でわかるセルフチェックをご紹介します。
先生~!あたし「サ行」が苦手なの…滑舌が悪いと声優になれないんでしょうか…?
その不安、まずは原因を知ることから始めよう。3つの質問で自分のタイプがわかるよ。
まずは3問診断で、自分に合う読み方を確認しましょう。
サ行が言えない…
滑舌の悪さ、声優になれる目安は?



結論から言うと、プロになれるかどうかは滑舌の悪さの度合いによります。
例えば、何を言っているのかわからないレベルの場合は難しいでしょう。
ただ、何を言っているのかわからないのが早口からきている人もけっこういるので、その場合はゆっくりしゃべる練習をすれば滑舌自体は問題ない場合が多いです。
つまり、直せる滑舌の悪さと、生まれつきどうしようもない滑舌の悪さがあるということです。
自分の滑舌の悪さがどちらのタイプなのかを知ることが、最初の一歩になります。次のセルフチェックで確認してみましょう。
このあと、原因のタイプ別に「クセ」「歯並び・舌」「専門家への相談が必要なケース」の3つに分けて詳しく解説していきます。
自分の滑舌がどのタイプか、正直よくわかっていません…
下のセルフチェックに答えるだけで、読むべきところがすぐわかるよ。試してみよう。
あなたの滑舌タイプは?
3問でわかるセルフチェック
3つの質問にタップで答えるだけで、あなたの滑舌の悪さがどのタイプに近いか、そして次に読むべきセクションがわかります。
あなたの滑舌タイプ診断
3つの質問で、今のあなたに合う原因の読みどころを案内します。
Q1. 滑舌が気になるのは?
Q2. ゆっくり言うとどうなる?
Q3. 今知りたいのは?
タップすると次の質問に進みます。
原因①
話し方・発声のクセ



滑舌が悪いと感じる原因には、本人も周りも特に気づいていなくて、養成所などで先生に指摘されて初めて気づくというクセが関係しているケースがあります。
「さしすせそ」がスァ行になっているケース
それは、「さ」「し」「す」「せ」「そ」が「スァ」「スィ」「ス」「スェ」「スォ」になっている場合です。
こうなっている人は時々いらっしゃって、養成所の先生がその話では、これはなかなか直りにくく、また、これが直らないとプロになることはむずかしいと聞きました。
こういったことはネットの知識だけに頼ったり自分で安易に判断せず、口腔の専門家に相談することが必須です。
早口で言葉が詰まる・噛みやすいケース
何を言っているのかわからないのが早口からきている人もけっこういます。
この場合はゆっくりしゃべる練習をすれば滑舌自体は問題ない場合が多いので、必要以上に落ち込む必要はありません。
焦って早口になっているだけなのか、それとも音そのものが正しく出せていないのかを見分けるだけでも、練習の方向性がだいぶ変わってきます。
原因②
歯並びと舌の使い方



滑舌に影響を与えるものは歯並びと舌と言われています。
ただ、先ほどもご説明したように、舌が短い=滑舌が悪い、歯並びが悪い=滑舌が悪いというわけではなく、舌が短くても滑舌の良い人はいらっしゃいますし、歯並びがガタガタでもプロの声優になっている人はたくさんいらっしゃいます。
歯並びが滑舌に影響するケース
よく、「声優さんになるには歯の矯正をしたほうがいいですか?」という質問を見かけます。
歯並びがとても悪いのなら、声優になるためというよりは、今後のあなたの人生のために歯の矯正をしておいても良いかもしれません。
ただ、矯正すれば必ずしも滑舌が良くなる保証はないということも考えておきましょう。
舌の長さ・使い方が影響するケース
また、舌の長さが原因で滑舌が悪くなっている場合があります。
これまで長年自然と自分の口の形の短所を補いながらしゃべっていたのが、歯列が変わることにより無効になり、矯正後しばらくは、その新しい口の形でしゃべることに慣れていかなければならないケースもあるため、滑舌が悪いからという理由だけで安易に歯の矯正を決めるのは慎重に考える必要があります。
自己流でやってて、本当にこのままでいいのか不安になります…
無理に一人で抱えなくて大丈夫。専門家に相談していいサインを一緒に確認しよう。
プロの声優にも
「滑舌が悪い」人はいる



基本的には、「あの声優さん滑舌が悪いよね。」と言われている人でも、一般の人に比べれば段違いで滑舌が良いです。
舌っ足らずっぽいしゃべりでも何を言っているのかとてもききとりやすいという感じです。
預かりなら一度のオーディションでなれてしまうので、審査をするマネージャーがその人の滑舌の悪さに気づかずにプロになってしまうということもありえます。
その場合は預かり期間に仕事をしていくうえで、収録作業をするスタッフさんに「この人は滑舌が悪い」と認知されるようになります。
そうなると、だんだん仕事が減っていき、正式な所属にまでたどり着けないといったことになりかねません。
やはり、滑舌が悪いままプロとしてやっていけるかというとそうではないということです。
自己流で不安なときは
専門家に相談を



こういったことはネットの知識だけに頼ったり自分で安易に判断せず、口腔の専門家に相談することが必須です。
滑舌の悪さの原因には、構音障害など医学的な要因が関係している場合もあります。自己流のトレーニングだけで必ず改善するとは限りません。
何を言っているか自分でもわからなくなることがある
ゆっくり話してもうまく発音できない音がある
自己流のトレーニングを続けても変化を感じられない
こうしたサインに心当たりがある場合は、言語聴覚士や耳鼻咽喉科など専門家に相談することを検討しましょう。早めに相談することで、遠回りせずに自分に合った改善方法が見つかることもあります。
専門家に相談したからといって、必ず治療が必要になるわけではありません。まずは今の状態を客観的に確認してもらうつもりで、気軽に相談先を探してみるのがおすすめです。
滑舌をよくする方法の
全体像



ここからは滑舌をよくする方法の全体像をご紹介します。ぜひ挑戦してみてくださいね!
セリフをすべて母音にして練習する方法です。劇団四季やボーカルトレーニングでよく採用されている方法で、感情も込めて読むことで、一音一音が流れずに粒だって聞こえるようになります。
ひっかかるところの直前で切って、そこだけゆっくり丁寧に読む方法です。かみやすいところの直前で区切ると、合わせ技でそこだけ自然な感じでゆっくり読めます。
早口言葉を使った具体的なトレーニング方法については、別記事で詳しくご紹介していますので、そちらも参考にしてください。
オーディションで滑舌が悪いと、それだけで落とされちゃうんでしょうか…?
審査で見られているのは滑舌だけじゃないよ。実際どう評価されるか見てみよう。
オーディションで滑舌は
どう評価される?



声優養成所やオーディションの審査では、滑舌の良し悪しだけで合否が決まるわけではありません。
聞き取りやすさ:何を言っているかが伝わるかどうかが基本的な評価軸になります。多少舌っ足らずでも、聞き取れるレベルであれば大きな問題にはなりにくいです。
演技力・表現力:セリフに感情がのっているか、キャラクターとして自然に聞こえるかも合わせて見られます。
伸びしろ:今の滑舌の状態だけでなく、トレーニングでどれだけ改善できそうかという伸びしろも見られていると言われています。
つまり、滑舌単体で即不合格になるケースは少なく、演技力や聞き取りやすさとセットで判断されることが多いということです。
オーディションでのセリフの練習方法については、姉妹記事「オーディション セリフ 練習」でも詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
独学だけで直せるか、まだちょっと心配です…
養成所や専門学校でも滑舌の指導は受けられるよ。安心して次に進もう。
養成所・専門学校でも
滑舌指導は受けられる



未経験でも挑戦しやすい養成所
養成所の代表例としてよく挙げられるのが日本ナレーション演技研究所(日ナレ)です。全国12校舎を展開する業界最大手でありながら、応募資格は中学卒業程度の学力のみ、審査は実技と簡単な筆記のみ、費用も無料と、未経験者にとって間口がとても広い養成所です。
滑舌に不安があっても、まずはこうした養成所で基礎から指導を受けながら、自分の課題と向き合っていくという選択肢もあります。
2年間じっくり学べる専門学校
じっくり2年間学びたい場合は、代々木アニメーション学院(代アニ)、アミューズメントメディア総合学院(AMG)、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーといった専門学校も選択肢になります。
いずれの学校でも発声・滑舌の基礎トレーニングはカリキュラムに含まれていることが多く、独学で不安な人ほど、こうした環境を活用する価値があります。
「養成所が向いているか、専門学校が向いているか」で迷ったら、まずは資料請求や体験レッスンで雰囲気を比べてみるのも一つの方法です。
まとめ
いかがでしたか?
滑舌が悪くても声優への道をあきらめる必要はありません。
どうしても滑舌が悪いということであれば、自分でも毎日トレーニングを積みながら、専門家の指導を受けるという手もあります。
生まれつきの口の形などということでもない限りは、トレーニングやテクニックでカバーできることもあります。
一人で悩まず、まずは自分のタイプを知ることから始めてみてくださいね。ぜひがんばってください!応援しています!









