先生!声優になるには、やっぱり大学に行った方がいいのかな…?
いい質問だね。結論から言うと「絶対に必要」ではないの。でもメリット・デメリットを知らずに決めると後悔しやすい部分だから、一緒に整理していこう。
声優になるための条件として、大学進学は必須ではありません。
しかし実際には、高校卒業後すぐに養成所へ通う人もいれば、大学に進学してから声優を目指す人もいます。
この記事では「声優になるには大学に行くべきか」という意思決定そのものに絞って、メリット・デメリット、大学の声優学科の実態、大学と声優養成所どちらに進むべきかの判断基準までを整理します。
すでに大学生になっていて「今から声優を目指すにはどう動けばいいか」を知りたい方は、両立の実務手順を1年生〜4年生の学年別に解説した大学生から声優になるには遅い?両立ルートと学年別のやることを徹底解説!で詳しく紹介しています。
大学へ行くべきか迷っている人は、先に3問だけ確認してみてください。
結論:声優になるには大学に行くべき?
メリット・デメリット早見表



結論から言うと、大学進学は声優になるための必須条件ではありませんが、目的によっては有利に働きます。
メリット・デメリットを先に一覧で見てから、詳しく読み進めるかを判断してください。
| 大学に行く | 内容 |
|---|---|
| ◎ メリット | 保護者の理解を得やすい/レッスン費を貯める時間ができる/声優になれなかった場合の選択肢が残る/人生経験が演技の引き出しになる |
| △ デメリット | 4年間という時間のロス/大学と養成所の両立で中途半端になるリスク/奨学金という名の借金を抱えることがある |
「今すぐ現場に出たい」人には遠回りになりやすく、「安心材料を残しながら挑戦したい」人には向いている選択肢です。
自分がどちらのタイプに近いか、次の3問診断で確認してみましょう。
【3問診断】あなたに向いているのは
大学ルート?タイプ診断
親の説得材料が欲しいのか、大学生活と両立したいのか、それとも最短で現場に出たいのか。3つの質問に答えると、あなたに合う記事のパートへ案内します。
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大学ルートが向いてる?タイプ診断
3つの質問に答えると、今のあなたに合う続きの記事パートへ案内します。
Q1. 今、一番気になっていることは?
Q2. 声優になれなかったときのことは?
Q3. 今の状況に近いのは?
選択すると次の質問へ進みます。結果ボタンはこの記事内の該当パートへ移動します。
大学に行く3つのメリット①
保護者の理解とお金の貯めやすさ



(1)保護者の理解を得やすい
保護者は「声優で食べていく」ことに良い顔をしないケースが少なくありません。
自分の子供が安定した収入を得て、普通に結婚し、普通に幸せになることを願う保護者は多く、学費についても「大学なら出すが養成所は出さない」という考え方は珍しくありません。
大学を卒業してから自分で学費を貯めて養成所に通う、という順番にするだけで、保護者の反対が軟化しやすくなります。
(2)お金を貯める時間が作りやすい
大学の1〜2年生は講義が多く時間を作りにくいものの、3年生以降はアルバイトを増やす余裕が生まれます。
周りが就職活動をしている時期でも、その時間をアルバイトに充てて養成所の学費を貯めることができます。家庭教師は時給水準が高く、大学生のアルバイトとして相性が良い選択肢です。
大学に通いながら声優養成所にも通う具体的な方法は、H2-9で詳しく解説します。
大学に行く2つのメリット②
潰しが効く・視野が広がる



(1)声優になれなかったときの選択肢が残る
声優養成所に通ったとしても、途中で挫折する可能性は誰にでもあります。
その場合、高卒と大卒では就職の選択肢に差が出ることがあります。
もし声優になれなかったら、大学の勉強って無駄になっちゃうのかな…?
そんなことないよ。大学で学んだことを生かして就職できるのは、方向転換のしやすさという立派なメリット。専門的な分野に興味が湧いて別の道に進む人も実際にいるんだ。
(2)人生経験が演技の引き出しになる
大学の講義は声優に直接関係ないと感じるかもしれませんが、声優には人生経験や一般常識も大切な武器になります。
大学在学中の経験は、その人ならではの演技の引き出しになります。声優にとって無駄になる経験は1つもありません。
大学に行く3つのデメリット



(1)4年間という時間のロス
声優業界は低年齢化が進んでおり、アニメ声優は20代後半になるとオーディションの数自体が減っていく傾向があります。
大学4年間という時間をすべて声優の勉強に使えないことは、特にアニメ声優を目指す人にとって明確なデメリットです。
(2)どっちつかずになるリスク
大学の勉強と声優の勉強という「二足のわらじ」になるため、どうしても中途半端になりやすい面があります。
一方で逃げ道がない分、必死で取り組めるという見方もでき、結果的に声優に近づくケースも少なくありません。
(3)奨学金という名の借金
大学進学のために奨学金を借りることは一般的になりつつありますが、今の奨学金の多くは「学資ローン」と考えた方が実態に近いです。
最終目標が「声優になる」ことなら、声優のギャラだけで奨学金を返済するのは現実的に難しいケースが多く、奨学金をあてにして大学へ進学することはおすすめできません。
声優コース・学科がある大学・短大
12校一覧【比較表】



「大学」といっても、声優と関わりのある学部・学科・コースを持つ学校は全国に一定数あります。
複数の学校情報サイトを横断して確認できた、声優・演技系コースを持つ大学・短大12校を、学部学科と特徴つきでまとめました。
| 学校名 | 学部・学科・コース | タイプ |
|---|---|---|
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人文学部 表現学科 | 4年制大学 |
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メディア・芸術学部 | 4年制大学 |
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芸術文化学群 | 4年制大学 |
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文化表現学部 | 4年制大学(女子大) |
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声優アニメソングコース | 4年制音楽大学 |
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声とことばの創造表現コース | 4年制音楽大学 |
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演技・演出コース | 4年制大学 |
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映像芸術コース | 4年制大学 |
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声優アクティングコース | 4年制大学 |
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声優コース | 短期大学 |
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表現学科 演劇表現コース | 短期大学 |
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声優・演劇系コース | 短期大学 |
国公立大学に、声優そのものを専門とする学科は見つかりませんでした。声優と名のつくコースは私立大学・短期大学に集中しています。
学科名は年度によって変更される場合があるため、志望校が決まったら必ず最新の募集要項・学部案内で確認してください。
大学の声優学科で本当にプロになれる?
実態と限界



(1)「プロ声優輩出」の実績データはまだ薄い
大学の声優学科・コースから、大手プロダクションに所属してプロとして活躍している、という具体的な実績データは、現時点では専門学校ほど整備されていません。
実際に声優の勉強を学科でかじった上で、卒業後に声優養成所へ進んでプロになった人はいます。声優業界の人気が高まっている今後、大学側がプロ声優や音響監督を講師に招き実績を積み上げていく可能性はありますが、現時点でこの点は未知数と考えておくのが実態に近いです。
(2)大学は「土台作り」の場と割り切る
声優学科があるからといって、そこに入れば自動的にプロになれるわけではないという前提を持っておくことが大切です。
学科の授業は「声優学科」という名前でも、実態は保育やメディア学科の一部として教わる内容であることが多く、専門的な養成所レベルのトレーニングをそのまま受けられるとは限りません。
少しでも声優の勉強をしたいけれど保護者の理解が得られない場合の「土台作り」の場、というくらいの位置づけで考えると、過度な期待による後悔を避けられます。
大学と声優養成所、どちらに進むべき?
3つの判断基準



ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、大学に進むか声優養成所に直接進むかを決める3つの判断基準を整理します。
レッスン費を誰が出すか。保護者の学費援助が前提なら、大学経由の方が話を切り出しやすくなります。自分でアルバイト代を貯めて払うつもりなら、大学に縛られる必要は薄れます。
何歳から本気で挑戦したいか。アニメ声優としてのデビューを急ぎたいなら、大学4年間は時間的なロスになり得ます。逆に20代後半以降も見据えた長期戦なら、大学の4年間は誤差の範囲です。
親の理解度と自分の覚悟。保護者の反対が強い場合は、大学進学が説得材料になります。すでに保護者の理解を得られているなら、直接養成所に進む選択肢を検討する価値があります。
3つのうち2つ以上が「大学経由」に当てはまるなら、まずは大学進学を軸に考えるのが無難です。
大学に通いながら声優を目指すには?



「大学には進学したいが、声優の勉強も並行して始めたい」という人は、大学に通いながら週1回から通える声優養成所を組み合わせるのが現実的な進め方です。
大学1〜2年生は必修科目が多く忙しい一方、3年生以降は比較的時間ができるため、学年に応じてレッスンの頻度を調整するのが基本です。
学年別の具体的な動き方、週1で通える養成所の実例、費用の目安、就活との両立方法まで整理した詳細ガイドは、大学生から声優になるには遅い?両立ルートと学年別のやることを徹底解説!で解説しています。
声優 大学のよくある質問(FAQ)
最後に、「声優 大学」でよくいただく質問へ短く答えます。
Q1国公立大学に声優学科はある?
調べた範囲では、国公立大学に声優そのものを専門とする学科は見つかりませんでした。
声優・演技系のコースは私立大学、短期大学に集中しています。
国公立大学に進学したい場合は、学科での専門学習は難しいと考え、在学中に外部の声優養成所へ通う方法を検討しましょう。
Q2大学の声優サークルでも声優になれる?
サークル活動は経験としては有意義ですが、サークル活動だけでプロの声優になった実績はほとんど確認できません。
サークルは基礎的な演技経験や仲間作りの場と考え、本気で目指すなら別途、声優養成所や専門学校での専門的なトレーニングを受けることをおすすめします。
Q3声優学科の大学の学費はいくら?
学校・学科によって幅がありますが、私立大学の芸術系学部・学科であれば、初年度納入金はおおむね100万円台前半〜150万円前後が目安です。
音楽大学系のコースはこれより高くなる傾向があります。正確な金額は志望校の最新の募集要項で必ず確認してください。
Q4高卒でいきなり養成所に行くのと何が違う?
高卒で直接養成所に進むと、声優の勉強に使える時間が長くなる分、デビューまでの期間を短縮できる可能性があります。
一方で、大学を経由しないぶん保護者の理解を得にくかったり、途中で声優を諦めた場合の進路の選択肢が狭くなったりする面があります。
H2-8の3つの判断基準を参考に、自分に合う方を選んでください。
まとめ
声優になるために、大学進学は絶対条件ではありません。
しかし「保護者の理解を得やすい」「お金を貯める時間ができる」「潰しが効く」というメリットは、特に高校生のうちは軽視できない要素です。
大学の声優学科に入れば自動的にプロになれるわけではない、という実態も踏まえた上で、H2-8の3つの判断基準(費用を誰が出すか・何歳から本気で挑戦したいか・親の理解度と自分の覚悟)で、自分に合うルートを選んでください。
すでに大学生になっている方は、
大学生から声優になるには遅い?両立ルートと学年別のやることを徹底解説!で、学年別の具体的な動き方を確認してみてください。あなたに合う進み方が、きっと見つかります。











