最近は声優もテレビのバラエティ番組に引っ張りだこの、華やかな職業になりました。
そんな声優業界には、いったいどんな性格の人が向いているのでしょうか。
この記事では「向いてる性格」と「向いてない性格」の両方を、セルフチェックつきで詳しく解説します。
声優に向いてる性格
チェックリスト【全10項目】

「自分は向いているのかな?」と不安な人は、まず下のチェックリストで確認してみましょう。
チェックを進めると、何個当てはまれば声優に向いているタイプかの目安も分かるようになっています。
当てはまった項目が少なくても、落ち込む必要はありません。
この記事の後半で、その理由を詳しく説明します。
感受性・表現力に
関する特徴



カナ先生、声優さんに向き不向きってあるの?( •́દ•̩̥̀ )
あるわよ!なんといっても演技をするお仕事だからね。まずは「感受性」から見ていきましょう。
感情移入しやすい人
映画やアニメ、小説を見て自然と涙が出たり大笑いしたりする人は、声優に向いています。
キャラクターの気持ちに自分を重ねられるからです。
アニメやゲームに夢中になれる、いわゆる「オタク気質」の人も同じです。
好きなものに没頭できる集中力と記憶力は、役づくりの土台になります。
人の気持ちを想像できる人
手元にある資料はキャラクターの絵とセリフだけ、ということも珍しくありません。
セリフだけでは分からない、キャラクターの過去や未来まで想像できる人は強いです。
「この子はどんな家庭で育ったんだろう」「なぜこの一言でこんなに怒るんだろう」まで想像を広げられると、演技に説得力が出てきます。
想像力があれば、そのキャラクターの人生ごと演じることができます。
コミュニケーション・
協調性に関する特徴



素直にダメ出しを受け止められる人
現場では、監督やディレクターから何度も演技の直しが入ります。
その指摘を「攻撃」ではなく「ヒント」として受け取れる人は、伸びるのが早いです。
周囲への気配りができる人
同じ実力の声優が二人いたとしたら、現場を選べる立場の人はどちらと仕事をしたいでしょうか。
明るく挨拶ができて、収録の空気を良くしてくれる人が選ばれやすいのは、声優業界も一般社会と同じです。
人見知りだからといって、諦める必要はありません。
気配りは「明るさ」ではなく「相手をよく見る力」からも生まれます。この点は後ほど詳しく説明します。
精神的な強さ・
継続力に関する特徴



毎日練習するのって大変そう…続けられるか不安( ;ω; )
大丈夫、才能より「切り替えの早さ」のほうが大事よ。詳しく説明するわね。
失敗してもすぐ切り替えられる人
「様々な演技ができる自分」をつくるには、日々のトレーニングが欠かせません。
ですがこれは一朝一夕にできることではなく、思うようにいかない日も必ずあります。
大事なのは、失敗を引きずらずに次の練習へ気持ちを切り替えられるかどうかです。
地道な練習を続けられる人
向上心のある人は、自分に甘くするという発想がありません。
「これは良い」と思ったやり方をすぐ取り入れ、自分に合う形に改良していく力にも長けています。
目標に向かってスキルアップしていく過程そのものを楽しめる人は、声優としても長く活躍できます。
読解力・想像力に
関する特徴



台本を深く読み込める人
セリフや行間から「このキャラはどんな人生を送ってきたのか」まで読み解ける人は、演技に深みが出ます。
「言い回しはこうなるはず」「この時の気持ちはきっとこう」と、キャラクターの癖まで見えてくるようになります。
空想・妄想が好きな人
子どもの頃から空想や妄想が好きだった人は、想像力の土台がすでに出来上がっています。
「キャラクター=自分」だと感じられる瞬間まで想像を膨らませられる人は、確実に声優向きです。
声優に向いていない
人の特徴



向いてる性格を見てきたところで、反対に「向いていない」と言われやすい傾向も知っておきましょう。
当てはまったからといって、すぐに諦める必要はありません。理由は次の章で説明します。
すぐ諦めてしまう人
声優になれる確率は決して高くありません。
結果が出るまでに時間がかかるからこそ、途中で「もう無理」と諦めてしまう人は苦戦しやすい傾向にあります。
オーディションに落ち続けても、次に応募し続けられるかどうかが分かれ目です。
人の指摘を素直に聞けない人
監督やディレクターの指摘を「自分を否定された」と受け取ってしまうと、次の指示が入りにくくなります。
現場では、素直さがそのまま成長速度に直結します。
「言われたことを一度やってみる」という姿勢があるだけで、印象は大きく変わります。
とはいえ、ここに当てはまったからといって「向いていない」と決めつける必要はありません。
次の章で、コンプレックスや弱点との向き合い方を詳しく解説します。
コンプレックスは
声優の「武器」になる理由



私、声にコンプレックスがあるんだけど、それでも大丈夫かな…( •́દ•̩̥̀ )
むしろチャンスよ。「変な声」は「唯一無二の武器」になるんだから。
声質の個性は強みになる
声優界には、元々ネクラだった、人前で話すのが苦手だったという人がたくさんいます。
そういう人ほど、声優になった後にとことん力を発揮するケースが少なくありません。
どん底を味わった経験があるからこそ、迷いなく前を向けるのです。
内向的な人ほど繊細な表現ができる
過去の自分を克服した経験は、逆境に強いメンタルとして声優人生の武器になります。
内向的で人前が苦手だった人ほど、人の心の機微を細かく観察してきています。
その観察眼は、そのままキャラクターの繊細な感情表現に活かせます。
内向的・人見知りでも
声優として活躍できる理由



「人見知りだから声優は無理」と思っている人も多いのですが、実際は逆です。
最前線で活躍するプロの声優にも、なるまでは人前で話すのが苦手だった人が多くいます。
収録ブースの中は、大勢の前で話す場ではなく、マイクとキャラクターに1対1で向き合う場です。
人見知りだからこそ育ってきた「相手をよく観察する力」が、そのまま演技の解像度につながります。
人見知りな性格との向き合い方や具体的な改善のヒントは、別記事でさらに詳しくまとめています。
→ 声優になりたいけど人見知り。そんなあなたに人見知り4つの改善法!
「向いてないかも…」と
思ったときの考え方



チェックした項目が少なかったら、もう向いてないってこと…?( ;ω; )
全然そんなことないわ。性格は変えられなくても、行動は今日から変えられるから。
性格は変えられなくても行動は変えられる
この記事で紹介した性格に当てはまらなくても、落ち込む必要はありません。
性格そのものを変えるのは難しくても、日々の行動なら今日から変えられます。
プロの声優も最初は苦手だった
明るく社交的であろうと、内向的であろうと、共通して必要なものがひとつだけあります。
それは「声優になりたい」という気持ちです。
色々な性格パターンを紹介してきましたが、この気持ちさえあれば誰でも一歩を踏み出せます。
声優に向いてる性格を
伸ばす日々の練習方法



性格そのものは、特別な訓練をしなくても日常の習慣を変えるだけで少しずつ鍛えられます。
ここでは今日から始められる2つの練習方法を紹介します。
感情移入トレーニング
通学中や休憩時間に、周りの人の表情や会話から「この人は今どんな気持ちだろう」と想像してみましょう。
日常の中で感受性を鍛える、一番手軽な練習方法です。
慣れてきたら、その人になりきって心の中でセリフを言ってみるところまでやると効果的です。
台本の音読習慣
好きなアニメや漫画のセリフを声に出して読む習慣をつけると、読解力と表現力の両方が鍛えられます。
毎日10分でも続けることで、確実に変化が出てきます。
大切なのは一気に長時間やることより、毎日短時間でも続けられる性格を育てることです。
性格を活かせる
養成所・専門学校の選び方



性格に自信がなくても、養成所に入れるのかな?
大丈夫。未経験者を広く受け入れているところもたくさんあるのよ。
未経験・性格重視で選べる養成所
日本ナレーション演技研究所(日ナレ)は全国12校舎を展開する業界最大手でありながら、応募資格は中学卒業程度の学力のみ、審査も実技と簡単な筆記だけと、間口の広さが特徴です。
「性格に自信がないから」という理由で最初から諦める必要はありません。
専門学校でスキルを鍛える
じっくり2年間かけて基礎から学びたい人には、代々木アニメーション学院やアミューズメントメディア総合学院(AMG)、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーのような専門学校も選択肢になります。
同世代の仲間と切磋琢磨しながら、性格面も含めて伸ばしていける環境です。
性格タイプ別に見る
活躍しやすいジャンルの違い



「向いてる性格」と一口に言っても、実は目指すジャンルによって活きる特性は変わってきます。
自分の性格タイプと相性のいい分野を知っておくと、目標が具体的になります。
明るく社交的なタイプが活きるジャンル
バラエティ番組のナレーションやイベントMC、YouTube・VTuberなど、人前に立つ機会が多い仕事は、社交的な性格がそのまま強みになります。
現場のスタッフやリスナーとその場でやりとりする力が求められる分野です。
内向的・繊細なタイプが活きるジャンル
アニメの繊細な感情表現や、ナレーション、朗読のような一人で役に向き合う仕事は、内向的で観察力のあるタイプが力を発揮しやすい分野です。
じっくり台本と向き合う時間が長い現場ほど、内向的な性格が有利に働きます。
年代別に見る
「向いてる性格」の活かし方



同じ「向いてる性格」でも、年代によって伸ばしやすいポイントは変わります。
今の自分の年代で活かせる強みを知っておきましょう。
学生のうちに伸ばせる性格の強み
10代・学生のうちは、失敗を恐れずいろいろな役に挑戦できる時期です。
この時期の「向上心」や「好奇心」は、そのまま将来の武器になります。
部活や学校行事で人前に立つ経験を積んでおくと、社交性や度胸が自然に鍛えられます。
社会人からでも活かせる性格の強み
社会人になってから声優を目指す人は、仕事で培った「精神的な強さ」や「人の気持ちを想像する力」を武器にできます。
お客様対応や後輩指導で鍛えられた「素直さを引き出す力」も、演出家とのやりとりでそのまま活きてきます。
年齢はハンデではなく、これまでの経験の分だけ引き出しが多いという強みになります。
声優に向いてる性格と
「向いてる声」は違うのか



この記事を読んで「でも結局、声質が良くないとダメなのでは」と感じた人もいるかもしれません。
ここでは性格と声質の関係を整理しておきます。
性格が良くても声質だけでは判断できない理由
「向いてる性格」と「向いてる声」は、似ているようで別の話です。
声質はトレーニングで変化する部分もありますが、性格は演技への向き合い方そのものに影響します。
審査では、声そのものの良し悪しより「その声でどう演じ分けられるか」が見られています。
性格と発声・滑舌の関係
向上心があり練習を続けられる性格の人は、発声や滑舌といった技術面も後から伸びていく傾向があります。
つまり「向いてる性格」は「向いてる声」を後から育てる土台にもなります。
逆に、生まれつき声が良くても練習を続けられなければ、技術は伸び悩んでしまいます。
現役講師が見る
「向いてる性格」のリアル



カナ先生は実際に現場で、どんな人が伸びると感じる?
正直に言うと、才能より「素直さ」と「続けられる性格」を持つ人が一番伸びるわ。
オーディションで見られている性格面のポイント
オーディションでは演技力だけでなく、指示への反応の早さや、現場の空気を乱さないかといった性格面も見られています。
レッスンで伸びる人に共通する性格
レッスンで伸びる人に共通するのは、才能の有無より「素直さ」と「続けられる性格」です。
この2つは、今日からの練習の積み重ねで誰でも育てていけます。
声優に向いてる性格に
関するよくある質問
最後に、性格に関して読者からよく寄せられる疑問をまとめました。
Q1完全に人見知りでも大丈夫か
大丈夫です。人見知りな性格は、繊細な感情表現という強みに変えられます。
詳しくは「内向的・人見知りでも声優として活躍できる理由」の章をご覧ください。
Q2内気な性格は治すべきか
無理に治す必要はありません。内気な性格を活かせるジャンルもあるため、「性格タイプ別に見る活躍しやすいジャンルの違い」を参考にしてください。
性格そのものより、行動を変えることの方が近道になります。
Q3年齢を重ねてからでも性格は活きるか
活きます。社会人経験で培った性格の強みは、むしろ大きな武器になります。詳しくは「年代別に見る活かし方」の章をご覧ください。
まとめ|性格は「向き不向き」
ではなく「活かし方」で決まる
ここまで、声優に向いてる性格・向いていない性格の両方を見てきました。
どんな性格にも、活かし方次第で武器になる面があります。
大切なのは「性格が完璧かどうか」ではなく「声優になりたい気持ち」があるかどうかです。
気になった人は、あわせてこちらの記事もチェックしてみてください。











コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは。
私は最近声優になりたいと考えている
中学3年生です。しかし、自信がありません。
みんな最初は自信がないのは分かっていても、今は声優は人気の職業だし、事務所に入れたとしても、声優1本で食べていくのはかなり難しいと聞きます。今第1線で活躍する声優さん達もみんな、劇団に入っていたとか、
昔から特徴的な声だと周りに言われていた
とかってよく聞きます。
私は声もちょっと高いって言われる位で
普通の人と変わらないし、滑舌も、飛び抜けていい方ではないし、考えれば考えるほど
不安になります。でも、声優さんになりたいです。何かアドバイスがあれば
お願いします