声優養成所の募集要項に「特待生」という文字を見つけて、気になっている人も多いのではないでしょうか。
特待生になれば学費が大きく浮くだけでなく、事務所側から期待された状態でスタートを切れるという大きなメリットがあります。
一方で、倍率の高さや合格後の注意点まで理解している人は少ないはずです。
この記事では、特待生制度の仕組み・免除額の目安・選考基準・実際に応募できる養成所13校以上まで、順番に解説していきます。
カナ先生、特待生って声優養成所にもあるんですか?( ˘•~•˘ )
あります。特待生は学費の免除や減額を受けられる制度ですが、選考基準や合格後の注意点まで知っておくことが大切ですよ。
自分が特待生を目指せるか、先に軽く確認したい人はこちら。
声優養成所の特待生制度とは?
免除額の目安と一般生との違い



特待生になると何が変わるのか(レッスン内容・スタートラインの違い)
特待生になると、入所金や授業料の免除・減額といった金銭面での優遇がまず受けられます。
声優養成所の学費は年間30万円以上かかるところがほとんどなので、免除額が大きければそれだけで数十万円の差になります。
それだけでなく、特待生はその養成所が「期待している人材」として扱われます。
通常のクラスより一段上のクラスからスタートできたり、レッスンでの発言機会・オーディション情報の優先案内などを受けられたりすることもあります。
免除額はどれくらい?養成所ごとの目安レンジ
免除額は養成所によって幅がありますが、入所金の全額免除から、レッスン費用数ヶ月分の無料まで、養成所によってレンジが大きく異なります。
例えば声優事務所アル・シェア附属の養成所では、特待生合格者に入所金と6ヶ月分のレッスン費用が全額無料になる処遇が用意されています。
ジャストプロ系列のボイスラボトーキョーでは、成績に応じて「全額無料特待」「一部無料特待」のように段階的に処遇が分かれる仕組みです。
テアトルアカデミーの場合、通常は入所時に297,000円(税込)ほどかかりますが、特待生になるとこの入所金が一部〜全額免除になる可能性があります。
このように、免除額は「入所金だけ」の養成所もあれば「入所金+数ヶ月分のレッスン費」までカバーする養成所もあり、事前に募集要項でどこまで免除されるのかを確認しておくことが大切です。
特待生に選ばれやすいのはどんな人か
特待生は、その養成所の未来の担い手として期待されている人材です。
事務所に所属できれば即戦力になる、あるいは活躍できると審査員に判断された人が特待生に選ばれます。
オーディションの段階から事務所側が「欲しい人材」として優遇するので、いわば光る原石を早い段階で見つけて育てる制度ともいえます。
演技経験の有無よりも、声の個性・表現の伸びしろ・将来性が重視される傾向にあります。
あなたは特待生を目指せる?
3秒セルフチェック
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あなたは特待生を目指せる?3秒セルフチェック
3つの質問に答えると、今のあなたに合う次のアクションへ記事内リンクで案内します。
Q1. 演技・声優の経験レベルは?
Q2. 今いちばん気になっていることは?
Q3. 今の本気度は?
選択すると次の質問へ進みます。結果ボタンはこの記事内の該当パートへ移動します。
特待生になるための選考基準
審査で見られる5つのポイント



声の個性・通る声か
顔が見えない声優という仕事では、声そのものの個性や、マイクを通したときの通りの良さが重視されます。技術は後からでも伸ばせますが、声質・音域の幅は審査で必ずチェックされるポイントです。
表現力・感情の出し方
与えられた短いセリフをどれだけ豊かに、かつ自然に表現できるかが見られます。台本の行間を読んで感情を乗せる力は、経験の有無より「地の表現力」が出やすい部分です。
将来性・伸びしろ
今のスキルそのものより、レッスンを重ねたときにどこまで化けそうかという伸びしろが重視されます。完成度よりも「素材の良さ」を見られていると考えてよいでしょう。
熱意・志望動機の具体性
「なんとなく声優に憧れて」ではなく、どんな役を演じたいのか、なぜこの養成所なのかを自分の言葉で語れるかが見られます。具体性のある志望動機は、審査員に「本気度」として伝わります。
年齢・タイミング
特待生オーディションは中学生〜20代後半までを対象とすることが多く、養成所が今、育成に力を入れたい年齢層と合っているかも評価に影響します。
実技審査で見られるポイント
実技審査では、指定されたセリフや自由演技を通して、声の通り・滑舌・表現力を総合的にチェックされます。
台本を読んだ瞬間の第一声で判断されることも多いため、日頃から発声練習と朗読の習慣をつけておくと安心です。
志望動機・将来性で見られるポイント
面接では、なぜこの養成所を選んだのか、どんな声優になりたいのかを聞かれます。
憧れの声優の名前を挙げるだけでなく、その人のどんな演技に惹かれたのかまで具体的に話せると説得力が増します。
年齢・経験は選考にどう影響するか
演技経験の有無だけで合否が決まるわけではありません。
未経験でも声の個性や将来性で評価されることは十分にあり、逆に経験者でも「その養成所が求めている個性」と合わなければ特待生には選ばれません。
特待生オーディションの
受け方・タイミング



特待生になれるならなりたいよ!どうやったら受けられるの?(´∩ω∩〃`)
大きく分けると「定期開催」と「不定期開催」の2パターンがあるぞ。
定期開催のオーディション
多くの養成所は年に1〜数回、決まった時期に特待生オーディションを開催しています。
インターナショナルメディア学院のように毎月オーディションを実施している珍しい養成所もあり、自分のスケジュールに合わせて受験しやすいのが特徴です。
福岡・名古屋のヴォイススリーのように、年数回のタイミング(7月生・10月生など)を区切って定期的に募集する養成所も多く、締切から逆算して準備を進めやすいメリットがあります。
不定期開催・随時募集のオーディション
特待生制度自体が縮小傾向にあることもあり、不定期・随時募集の形で開催されるケースも多いため、志望校のホームページはこまめにチェックしておくことが重要です。
「声優アワード」のような新人発掘オーディションでグランプリを受賞し、その流れで特待生として入所できるルートもあります。
オフィス薫附属声優養成所のように、実力次第で随時入所を受け付けている養成所もあり、決まった募集時期を待たずにチャレンジできる場合もあります。
応募から合否までの流れ
一般的には、①書類応募(志望動機・写真など)→②一次審査(書類・面接)→③二次審査(実技)→④合否連絡、という流れで進みます。
養成所によっては一次と二次を同日に行う場合もあるため、募集要項で当日のスケジュールを事前に確認しておきましょう。
応募から合否連絡までは、早いところで数日、書類選考を挟む養成所では2〜3週間ほどかかることもあります。
結果が来るまでの期間も募集要項に書かれていることが多いので、事前に目を通しておくと落ち着いて待てます。
落ちてしまった場合、再チャレンジはできるか
多くの養成所では、特待生オーディションに落ちても一般生として合格扱いになったり、次回のオーディションに再応募できたりします。
1回落ちたからといって声優への道が閉ざされるわけではありません。他の養成所を併願しながら、再チャレンジのタイミングを待つのも現実的な選択です。
不合格の理由を養成所側からフィードバックしてもらえることもあるため、可能であれば聞いてみて、次のオーディションまでの練習に活かしましょう。
特待生になるのが難しい理由
倍率・審査基準の高さ



特待生制度を設けている養成所が少なくなっている一方で、学費が免除される・声優になる最短コースになりやすいという理由から、特待生を狙って受験する人は非常に多く、倍率は高くなりがちです。
演技経験があったとしても、その養成所が「今求めている人材」と合わなければ特待生にはなれません。
初心者・経験者を問わず同じオーディションを受けることになるため、特待生狙いだけで1校に絞るのはリスクが高く、他の養成所も併願しておくのが現実的です。
養成所側からすると、特待生制度は「優秀な生徒を集めるための投資」でもあります。
合格者を毎年たくさん出せるわけではないため、募集人数自体が1〜数名と少なく設定されていることも、倍率を押し上げる要因になっています。
特待生になった後に気をつけたいこと
資格の維持条件・辞退できるか



やっぱり特待生になるの難しいよね・・・₍₍ (̨̡ ‾᷄⌂‾᷅)̧̢ ₎₎
簡単になれるなら特待生なんて名前つかないからな。でも、なった後の注意点も知っておこう。
特待生資格が取り消される・降格になるケース
特待生は学費免除だけの特典ではなく、事務所が欲しい人材として選ばれた証でもあります。
レッスンへの出席率が悪い、成長が見られないといった場合、特待生としての資格や優遇が見直されることがあります。養成所によって基準は異なるため、入所時に確認しておくと安心です。
半年〜1年ごとに実技試験や進級審査を設けている養成所もあり、そこで一定の成果を示せないと、翌年度から特待生の優遇が縮小されるケースもあります。
特待生を辞退することはできるか
進路の変更や家庭の事情などで、特待生としての入所を辞退すること自体は多くの場合可能です。
ただし免除された費用の扱いや、他の合格者への影響もあるため、辞退を考える場合は早めに養成所側へ相談するのが望ましいでしょう。
すでに免除を受けた分の費用を一部返還するよう求められる養成所もあるため、契約書類・募集要項の「辞退時の取り扱い」欄は入所前に必ず読んでおきましょう。
特待生から一般生に戻ることはあるか
特待生になって入所したとしても、事務所に所属したわけではなく、養成所生であることに変わりはありません。
油断して努力を怠っていると、同期の一般生に追い越され、次年度以降の処遇が見直される可能性もあります。
反対に、一般生としてスタートしても、レッスンでの成長ぶりが評価されて途中から特待生相当の優遇を受けられるようになる養成所もあります。入所時の立場だけで先が決まるわけではありません。
特待生であることに高を括って努力を怠ると、事務所に所属することはできません。同期は、特待生であるあなたを目標として頑張っています。
特待生になる前によくある疑問
未経験・年齢・スクールとの違い



未経験でも特待生になれるか
演技経験がなくても特待生に選ばれる例は珍しくありません。
多くの養成所の特待生オーディションは初心者でも受験できる設計になっており、経験よりも声の個性・将来性が重視される傾向にあります。
未経験からの間口の広さでいえば、全国12校舎を展開する日本ナレーション演技研究所(日ナレ)が代表例です。
応募資格が中学卒業程度の学力のみ・審査は実技と簡単な筆記のみ・費用も無料と、未経験者でも挑戦しやすい環境は広がっています。
年齢制限はあるか・何歳までなら間に合うか
特待生オーディションの多くは中学生〜27歳前後を対象としており、養成所によって上限が異なります。
81アクターズスタジオのように参加資格が中学生〜27歳までと明記されているところもあれば、オフィス薫附属声優養成所のように年齢の上限を設けていない養成所もあります。
応募前に必ず募集要項の年齢条件を確認しましょう。
専門学校とスクール型養成所で特待生の扱いは違うか
専門学校(代々木アニメーション学院・アミューズメントメディア総合学院(AMG)など)は2年間かけてじっくり学ぶカリキュラムが中心です。
特待生は主に学費の一部減免という形で優遇されることが多くなっています。
一方、事務所直結型のスクール型養成所は、特待生合格がそのまま事務所への近道になりやすいのが特徴です。じっくり学びたいか、最短距離を狙いたいかで選び方が変わってきます。
どちらが優れているというよりも、卒業後にどんな進路を歩みたいかで選ぶべき基準は変わります。
専門学校で基礎から2年学びたいのか、養成所で早く現場に近づきたいのかを、まず自分の中で整理しておくとミスマッチを防げます。
特待生オーディションは何度でも受けられるか
同じ養成所への再応募を制限しているケースは少ないものの、短期間での連続応募は推奨されないこともあります。
一度不合格になった場合は、指摘された点を次回までに改善したうえで再チャレンジするのがおすすめです。
複数の養成所の特待生オーディションを並行して受けること自体は問題ないケースがほとんどです。時期が重ならないよう、募集要項のスケジュールを事前に整理しておきましょう。
特待生制度がある声優養成所一覧
【13校以上】比較表



ここまで紹介してきた特待生制度について、実際に特待生制度がある・特待生に近い優遇制度を設けている声優養成所をまとめました。
費用・年齢条件・特待内容は変更されることがあるため、応募前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| 🏫 養成所名 | 💰 オーディション費用 | 🎂 年齢・条件 | 🎁 特待内容の目安 |
|---|---|---|---|
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無料 | 年齢・性別・経験不問 | 初期費用の全額免除の可能性あり。毎月オーディション開催 |
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2,000円 | 中学生〜27歳まで | 特待生制度あり。選抜枠のため競争率は高め |
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5,000円 | 演技経験者向け | 経験者向けの特待生オーディションあり |
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5,000円 | 15歳〜30歳/演技経験あり | 特待生制度あり。費用面も比較的確認しやすい |
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8,000円 | 13歳以上 | 特待生(研究生)制度あり |
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無料 | 年齢不問(シニア部門あり) | 入所金が一部〜全額免除の可能性 |
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要問合せ | 年齢上限なし | 成績次第で入所金免除・飛び級制度あり |
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要問合せ | 要問合せ | 特待生合格で入所金全額免除。東京校への優先編入制度あり |
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5,000円 | 要問合せ | 成績優秀者は入所金・授業料が免除の特待生に |
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5,000円 | 要問合せ | 福岡校と共通運営。同様の特待生制度あり |
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要問合せ | 要問合せ | 特待生制度の詳細は個別問合せが必要 |
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要問合せ | 要問合せ | 成績優秀者は本科を飛び級し専科から入所可能 |
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5,000円(18歳以下は免除) | 要問合せ | 特待生合格で学費の一部免除 |
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要問合せ | 初心者向け/経験者向けの2クラス制 | 特待生の明記なし。上位クラス修了後の所属オーディションあり |
まとめ
特待生制度は、声優養成所が優秀な生徒を確保するために設けている制度で、声優志望者が多い現在ではどんどん縮小・廃止される傾向にあります。
だからこそ、気になる養成所に特待生制度があるなら、まずは選考基準を知り、対策したうえで挑戦する価値は十分にあります。
一方で、特待生制度の学費免除のためだけに、行きたくもない養成所を選ぶのはおすすめしません。声優になるための投資だからこそ、自分が本当に通いたい養成所を軸に考えましょう。
自分が行きたい声優養成所に特待生制度があるなら、まずはこの記事のセルフチェックと選考基準を確認したうえで挑戦することをおすすめします。























