公益社団法人 銀鈴会|喉頭摘出者への発声訓練と社会復帰支援の活動を紹介

公益社団法人 銀鈴会 発声訓練と社会復帰支援

公益社団法人 銀鈴会は、喉頭がん・咽頭がん・食道がん・甲状腺がんなどで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する団体です。1954年に設立され、70年以上の歴史があります。

この記事では、銀鈴会の概要、発声訓練と発声教室・発声大会、ピアサポートと情報提供、公式サイトと問い合わせについて紹介します。公式サイトに書かれていることをもとにまとめました。

元NHKエグゼクティブアナウンサー 吉松欣史が見た、この団体の良さ
吉松 欣史NHK在籍32年
W杯・五輪実況

声の再獲得を通じた社会復帰支援は、本当に大切な取り組みだと感じました。

発声訓練教室と発声大会についての吉松欣史のコメント。もとにした公式情報
この記事の監修

元NHKエグゼクティブアナウンサー

吉松欣史

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情報源公益社団法人 銀鈴会 公式サイト
2026年10月20日確認

公益社団法人 銀鈴会の基本情報
正式名称
公益社団法人 銀鈴会
設立年
1954年9月(2011年に公益社団法人化)
会員数
約1,600名
活動内容
発声訓練、発声教室、発声大会、家族座談会、ピアサポート、情報提供
対象者
喉頭摘出・咽頭摘出者
訓練方法
食道発声、電気式人工喉頭(EL)発声、シャント発声

喉頭摘出者の社会復帰を支援する公益社団法人

写真準備中。ご提供いただいた写真を掲載予定です

銀鈴会は、喉頭がん・咽頭がん・食道がん・甲状腺がんなどで声帯を摘出した人の社会復帰支援を行う公益社団法人です。1954年9月に創立され、初代会長には重原勇治が就任しました。現在、約1,600名が加入しています。日本喉摘者団体連合会の一組織でもあります。

1959年9月に厚生大臣から社団法人の認可を受け、2011年4月には内閣府から公益社団法人の認可を受けました。2007年には内閣総理大臣賞を受賞し、2025年9月には創立70年の歴史をまとめた「銀鈴会七十年史」を発刊しています。

国際的な活動として、1966年に国際喉頭摘出者団体(IAL)に法人会員として加入し、1984年には喉頭摘出者団体アジア連盟(AFLA)を結成しました。アジア各国の喉頭摘出者に向けた食道発声の普及活動も報告されています。

会長挨拶では、2026年度の事業として、6月の定期総会と『声の祭典』(カラオケ大会)、9月から10月にかけて栃木県で行う発声訓練士養成事業研修会、2月のスピーチ発表会と家族座談会が予定されていることが紹介されています。発声訓練士の育成と次世代への継承にも力を入れる方針です。

食道発声・電気式人工喉頭・シャント発声の訓練

写真準備中。ご提供いただいた写真を掲載予定です

銀鈴会の中心的な活動は、3種類の発声訓練です。食道発声は、食道から音声を出す方法です。電気式人工喉頭(EL)は、外部の機械で音声を作る方法です。シャント発声は、食道と気管をつなぐ弁を使う方法です。

それぞれの方法には長所と短所があり、本人の希望や体の状態に合わせて選ぶことができます。発声教室には、初心・初級・中級・上級、ELクラス、シャントクラスといった、レベルや方法に応じたクラスがあります。訓練教室は毎週火曜・木曜・土曜に開かれており、見学は随時受け付けています。

声友クラブという仲間同士の交流の場もあり、同じ経験を持つ人たちと交流しながら練習を続けられます。ほかにも、ELクラブ、『すずらんの会』、ゴルフ同好会、ボウリング同好会、研修旅行など、会員同士で交流できるクラブ・サークル活動が用意されています。

発声大会・研修会・相談支援

『声の祭典』は、毎年6月の定期総会に続いて開催されています。日本喉摘者団体連合会との共催による『全国喉摘者発声大会』や、初級から上級、EL、シャントクラスの会員が練習成果を発表する『スピーチ発表会』も行われています。

毎年2月には『家族座談会』が開かれ、本人だけでなく家族も参加できる場になっています。平成19年度からは、日本財団の助成を受けた『代替音声巡回指導研修会』も実施しています。

喉頭摘出者同士による指導と訪問サポート(ピアサポート)も行われています。公式サイトには『知りたい情報リンク集』や相談室のページがあり、医療情報や福祉サービスの情報提供、医学的・心理的な相談に応じています。

公式サイトの『サポート用品』ページでは、気管孔プロテクターやHME(人工鼻)といった呼吸・保護用品、電気式人工喉頭や会話補助装置などの音声補助機器、筆談ボードや吸引器といった生活支援用品が紹介されています。注文方法や、日常生活用具給付の見積書申請手続きについての案内もあります。

入会のしかた

入会は、東京都港区芝5-18-2にある東京都障害者福祉会館(都営三田線・浅草線の三田駅から徒歩0〜1分、JR田町駅から徒歩6分)で受け付けています。電話(03-3455-6321)の受付時間は12時~12時30分です。毎週火・木・土に開かれる訓練教室は、入会前でも随時見学できます。

入会金10,000円
年会費(初年度)3,000円
教材費4,630円
年会費(次年度以降)3,000円のみ

生活保護を受けている人は、証明書の提示で入会金と3年分の会費が免除されます。

公式サイトと問い合わせ

銀鈴会の公式サイトには、発声教室のスケジュール、発声大会の情報、訓練方法の説明、入会案内が掲載されています。訓練への申し込みや相談は、公式サイトの相談室フォームや電話から行うことができます。事務所は東京都港区新橋にあり、平日9時30分から16時まで電話(03-3436-1820)で対応しています。

まとめ

銀鈴会は、1954年の創立から70年以上にわたり、声帯摘出後の発声訓練と社会復帰を支援してきた団体です。発声教室や発声大会、家族座談会、ピアサポート、サポート用品の紹介など、本人と家族を支える仕組みを幅広く整えています。声の再獲得を通じた生活の質向上をめざす人、同じ経験を持つ仲間とつながりたい人に向いた団体です。

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