職場での話し方に関する意識調査2026|調査レポート(TID調べ)

職場での会話をテーマにしたイメージ画像(AI生成)
イメージ画像(AI生成)。調査回答者とは関係ありません。

元NHKエグゼクティブアナウンサー・吉松欣史(サッカーW杯・オリンピックの実況を担当)監修。職場で気になる「話し方」の実態を、働く人500名への調査から公開しています。データ・グラフはすべて出典明記で転載自由です。

主な調査結果

  • 同僚・上司の話し方に71%が「イラッとした経験がある」と回答
  • 一方、自分の話し方に「自信がある」と回答したのは34%にとどまる
  • 実際に話し方を「指摘された経験がある」人は18%にとどまる

1. 職場で地味に嫌われている話し方ランキング

「結局、要点は?」と心の中で思ったことがある人は少なくありません。今回の調査では、「職場で気になる話し方」として「結論が最後まで出てこない、話が長い」を挙げた人が最も多い結果になりました。

職場で気になる話し方ランキング(回答者500人中・複数回答可)
1位 結論が最後まで出てこない、話が長い
42%500人中210人
2位 早口で何を言っているか聞き取れない
31%500人中155人
3位 語尾が小さく、自信なさそうに聞こえる
24%500人中120人
4位 「えー」「あの」などの口癖が多い
19%500人中95人
5位 声が小さくて何度も聞き返してしまう
15%500人中75人
対象:全国の20〜60代の働く男女500名(2026年7月〜8月・インターネット調査)。数値は各項目を挙げた人の割合と人数(複数回答可)。棒の長さは1位を最大とした相対表示です。
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監修・吉松欣史
元NHKアナウンサー

話が長くなるのは、怠慢ではなく誠実さの表れでもあるんです。決して直せないものではありませんよ。

2. 認識のギャップ:イラッとした経験71%、指摘された経験は18%

周囲の話し方にイラッとした経験がある人は71%にのぼる一方、自分の話し方に自信があると答えた人は34%、実際に指摘された経験がある人は18%にとどまりました。設問は異なるため単純には比較できませんが、不満の広がりに比べて、本人に届くフィードバックの経験ははるかに少ないことがうかがえます。

話し方の受け止め方(n=500)
同僚・上司の話し方にイラッとした経験がある
71%
自分の話し方に自信があると回答
34%
実際に指摘された経験がある
18%
対象:全国の20〜60代の働く男女500名(2026年7月〜8月・インターネット調査)
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監修・吉松欣史
元NHKアナウンサー

話し方の癖は、その人の実力ではなく反応です。まず自分の癖に気づくことから、伝わり方は変わっていきますよ。

3. なぜ「結論が出てこない」が起きるのか

(監修者・吉松欣史による解説)

話が長くなる理由は、怠慢や配慮不足ではありません。むしろ逆です。「誤解されたくない」「ちゃんと伝えたい」という責任感が、説明を積み重ねさせてしまいます。背景から順番に話せば、聞き手にも同じように理解してもらえるはずだと考えるからです。

しかし聞き手の頭の中では、話が長くなるほど「結局、何が言いたいんだろう」という不安が先に立ちます。話し手にとっての丁寧さが、聞き手にとっては要点が見えない不安に変わってしまう。このすれ違いが、今回の調査の根っこにあるものです。

もう一つ見落とされがちな要因が、緊張です。人前で、あるいは評価者を前にして話すとき、結論よりも先に、言い訳や前置きが口をついて出てしまう。早口になる、語尾が小さくなる、口癖が増えるといった反応も同様に、緊張したときに誰にでも起こりうる、体の反応に近いものです。

4. 監修者コメント

結論ファーストのニュース原稿構成と、結論が最後になる会話構成の対比図
左:結論を最初に置くニュース原稿の構成/右:結論が最後まで出てこない典型的な会話の構成(イメージ図)

吉松欣史(TID代表講師 元NHKエグゼクティブアナウンサー/W杯・オリンピックの実況を担当)

「ニュース原稿は、最初の一文で結論を伝えることが徹底されています。いつ映像が切り替わっても、視聴者が理解できるようにするためです。会議で結論が最後まで出てこないのは、実はニュースの作り方の逆をやってしまっている状態なんです。真面目な人ほど、背景から丁寧に説明しようとして、結果的に結論が遠のいてしまいます。それは誠実さの表れであって、直せないものではありません。」

5. 調査概要

調査名 職場での話し方に関する意識調査2026
調査対象 全国の20〜60代の働く男女500名
調査期間 2026年7月〜8月
調査方法 インターネット調査(ランキング設問は複数回答可)
調査主体 株式会社コアコネクト(TID)・自社調べ
監修 吉松欣史(元NHKエグゼクティブアナウンサー。サッカーW杯・オリンピックの実況を担当)
今後の予定 本調査は定点観測として今後も定期的に実施し、経年での変化を本ページで公開します

6. 本調査データで書ける切り口(例)

本調査のデータは、たとえば次のような視点で記事化いただけます。いずれも追加のクロス集計・監修者コメントをご提供できます。

  • 「話が長い人」は、怠慢ではなく責任感の裏返し:不満1位(42%)の「結論が出てこない」の背景にあるのは、「誤解されたくない」という責任感。働き方記事の”意外な逆説”として。
  • 「イラッとした経験がある」71%、「指摘された経験がある」は18%:不満の広がりに対し、本人に届く指摘の経験は少数。「指摘しづらい職場」を考えるコミュニケーション論として。
  • 元NHKアナが教える、ニュース原稿の「結論ファースト」技術:いつ映像が切り替わっても伝わるように書かれるニュース原稿の構成法を、会議・報告に応用するハウツーとして。
  • 年代別・性別・役職別で見る「気になる話し方」の違い:貴媒体の読者層に合わせたクロス集計を無償でご提供します。働く女性向け媒体・地方紙・業界紙の独自の切り口の記事に。

7. データのご利用・取材のご案内

本ページの調査結果・グラフは、報道・記事・SNS・資料等で自由に引用・転載いただけます。ご利用の際は次の出典を明記してください。Web媒体では本ページへのリンクもお願いします。

出典:TID「職場での話し方に関する意識調査2026」(https://talk-is-design.com/hanashikata-ranking-2026)

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グラフ画像のダウンロード

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職場で地味に嫌われている話し方ランキング(n=500・TID調べ)
話し方の受け止め方ギャップ(n=500・TID調べ)
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報道関係者様へ:次の内容をすべて無償でご提供します

  • 追加クロス集計:年代別・性別・役職別など、貴媒体の切り口に合わせて集計します
  • 監修者コメント:吉松欣史(元NHKエグゼクティブアナウンサー)が個別にコメントします。コメントのみのご依頼も歓迎です
  • 単独取材:オンライン・電話・メールいずれも対応可能です
  • 素材提供:監修者プロフィール・写真素材、ロゴなしのグラフ画像をご用意します
  • 続報:定点観測として継続実施予定のため、経年比較の続報企画にも対応できます
  • ローデータ提供:報道・検証目的には匿名化済みの回答データ一式をご提供します

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8. あわせて公開している調査・ツール

最終更新:2026年8月16日(n=500)/ 運営:TID(talk-is-design.com)/ 監修:吉松欣史