地域のラジオ局は、ニュースや天気を伝えるだけでなく、放送に関わる人を育てる場にもなっています。岩手県二戸市を中心に放送を続けているコミュニティFM局があります。
特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワークは、コミュニティFM「カシオペアFM」を運営し、放送業務に関わる人材育成のための教育事業を事業のひとつに掲げる法人です。この記事では、法人の歩みを紹介します。
W杯・五輪実況
地域の放送を通じて人を育てる取り組みを、開局から20年にわたり続けていると感じました。
放送業務に関わる人材育成のための教育事業についての吉松欣史のコメント。もとにした公式情報元NHKエグゼクティブアナウンサー
吉松欣史
記事内容と調査情報を監修
36 のニュースサイトに掲載
- 毎日新聞デジタル
- 産経ニュース
- TBS NEWS DIG
運営全国1,125件を同じ項目で調査した話し方教室MAP
情報源カシオペアFM 公式サイト
2026年10月20日確認
- 法人名
- 特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワーク
- 理事長
- 中田勇司
- 愛称・周波数
- カシオペアFM 77.9MHz
- 放送対象地域
- 二戸市、一戸町、軽米町、九戸村、旧浄法寺町の一部(カシオペア連邦)
- 法人設立
- 平成16年6月
- 開局
- 平成17年12月19日
特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワークとは

特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワークは、平成16年6月に設立された法人です。2004年6月、二戸地域の地域力向上のために有志が資金を拠出して設立されました。平成17年12月19日に本放送を開始し、コミュニティFM局「カシオペアFM」(77.9MHz)の開局につながりました。
この開局は、東北で初めてのNPO法人によるコミュニティFM局の開局でした。放送対象地域は、二戸市、一戸町、軽米町、九戸村、旧浄法寺町の一部にあたる「カシオペア連邦」です。理事長は中田勇司氏が務めています。
法人の活動の種類には、まちづくりの推進、災害救援活動、文化・芸術・スポーツの振興、社会教育の推進などが掲げられています。
放送業務に関わる人材育成のための教育事業

法人の事業には、コミュニティFM放送事業、放送事業に関する調査・研究とあわせて、放送業務に関わる人材育成のための教育事業が掲げられています。地域の放送局として、番組を担うパーソナリティや運営に関わる人を育てることも、法人の役割のひとつとされています。
運営は、会員からの会費とCM収入などによって支えられています。会員には、法人の目的に賛同して入会する個人・法人を対象とした正会員、法人・団体が対象の団体会員、個人が対象の賛助会員があり、それぞれ年会費が定められています。
- こちら、へのへの探偵団(月〜金・土 7:45〜7:55)
- 目覚まし戦隊 オギロジャー(月〜金 7:00〜9:00)
- 二×戸(にとと)(月〜金 14:00〜18:00)
- ディグれ!一戸町!(木曜 13:00〜13:30)
- 川柳いしきり処(毎週日曜 10:00〜10:30)
こうした番組の多くは、地域のパーソナリティが担当しており、列車情報や天気、交通情報、二戸市からのお知らせなど、地域に密着した内容を生放送で届けています。放送業務に関わる人材育成という事業は、こうした番組づくりの現場を通じて実践されていると考えられます。
開局から現在までの歩み
2006年9月には「二戸まつり特番『お祭らぢお』」の放送を開始し、以後毎年続けています。同じ2006年12月からは、開局記念特式典やイベントの放送も毎年行われています。2007年には、二戸市出身のカーリング選手の活躍を、フィンランドと電話をつないで生放送で中継したこともありました。
2011年3月の東日本大震災では、震災や停電、物資・ガソリン不足への対応について、15日間にわたり緊急体制での放送を行いました。2011年1月の大雪による停電時にも、2日間ノンストップで緊急災害放送を行い、東北地方非常通信協議会から表彰を受けています。
2015年12月には開局10周年を迎え、25時間生放送の記念特別番組を放送しました。2018年9月には、所轄庁である岩手県から認定NPO法人として正式に認められています。2020年5月からは、二戸市と協力して「ラジオ de ウォーキング」を各地で継続的に開催しています。
2024年12月には開局20周年事業として、公式キャラクター「ウェイビー」が誕生しました。2025年8月には二戸駅西口に自社物件を取得し、新事務所としての運用を始めています。2025年12月の開局20周年にあわせて、記念特別番組の放送や記念イベントも行われました。
2026年10月にも、「ラジオ de ウォーキング in 金田一温泉郷」の参加申し込みの案内や、二戸市議会10月定例会の議会放送、週替わりのメッセージテーマの案内など、放送による地域情報の発信が続けられています。
人気番組「うわののじさまのむかし話」のCDは2008年9月から販売が始まり、以後も続編が制作されています。2009年12月には、朝・昼・夕の生放送枠を1時間から2時間に拡大するなど、放送体制も年々広がってきました。
2014年4月には、国の補助事業を二戸市が受託する形で放送設備が貸与され、二戸市内ほぼ全域をカバーできるようになりました。2016年1月からは、Listen Radioを通じたインターネットサイマル放送も始まっています。2021年4月からは、二戸市の防災システムの一環として、防災ラジオの本格運用も担っています。
公式サイト・問い合わせ
法人の概要や番組情報、お知らせは、公式サイトで確認できます。問い合わせは、電話・FAXまたは公式サイトのお問い合わせページから行うことができます。
まとめ
特定非営利活動法人カシオペア市民情報ネットワークは、地域の情報発信とともに、放送に関わる人を育てる事業を続けてきた法人です。開局から20年を越えて、地域に根づいた放送を続けている取り組みだと感じます。
参照日:2026年10月20日
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