国立国語研究所(NINJAL)は、東京都立川市にある、日本語に関する研究機関です。実際に話された言葉を録音して文字に起こし、研究のための資料として公開しています。
この記事では、日本語話し言葉コーパスをはじめとする話し言葉の資料と、方言の研究を紹介します。内容は、研究所の公式サイトに書かれていることをもとにしています。
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実際に話された言葉を記録し、研究の土台として残す取り組みは、話す仕事に携わる者にとっても大切な財産だと感じました。
話し言葉の研究についての吉松欣史のコメント。もとにした公式情報元NHKエグゼクティブアナウンサー
吉松欣史
記事内容と調査情報を監修
36 のニュースサイトに掲載
- 毎日新聞デジタル
- 産経ニュース
- TBS NEWS DIG
運営全国1,125件を同じ項目で調査した話し方教室MAP
情報源国立国語研究所 公式サイト
2026年10月19日確認
- 名称
- 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立国語研究所(国語研、NINJAL)
- 所在地
- 東京都立川市緑町10-2
- 創設
- 1948年
- 活動の内容
- 日本語や社会における言語生活の、科学的・総合的な研究
- 主な成果の公開
- コーパス、データベース、資料などの言語資源
国立国語研究所はどんな研究機関か

国立国語研究所は、1948年に創設された研究機関です。公式サイトによると、日本語や社会における言語生活を科学的・総合的に研究し、その成果を広く社会に提供することを目的としています。
2009年からは、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構が設置する「大学共同利用機関」として活動しています。国内外の大学や研究機関と共同で、研究を進めています。
研究の中心は、日本語学や言語学、日本語教育研究と呼ばれる分野です。公式サイトには、研究の内容が次のように挙げられています。
- 日本語の語彙や文字・表記
- 日本語の発音や文法の法則
- 日本語の歴史
- 日本各地で使われている方言・言語
- 場面や状況による、ことばの使われ方
- 他の言語と日本語の違い
- 母語としない人の日本語学習
話し言葉と方言の資料を記録し公開する取り組み

研究所の成果は、論文や刊行物のほか、データベースやコーパスなどの「言語資源」として公開されています。コーパスとは、実際に使われた言葉を大量に集めて、研究に使えるように整えた資料のことです。
公式サイトのデータ・資料一覧には、話し言葉や方言を記録した資料が多く並んでいます。ここでは、そのうちの主なものを紹介します。
日本語の自発音声を大量に集め、研究に使える情報を付けたデータベースです。国立国語研究所、情報通信研究機構、東京工業大学が共同で開発しました。
200時間の日常会話を、バランスよく納めたコーパスです。動画・音声データ、文字に起こしたテキスト、数種類の注釈が含まれています。
1950年代から1970年代に、研究所で録音された音声資料によるコーパスです。約44時間分の音声と、文字に起こしたテキストなどが使えます。
日本各地の方言の談話音声を、大量に集めたコーパスです。文化庁が1977年から1985年に行った調査の録音データを使っています。
日本語話し言葉コーパスは、音声言語情報処理、日本語学、言語学、心理学、日本語教育、辞書づくりなど、幅広い分野で使われていると、公式サイトに書かれています。オンライン版は無償、オフライン版は有償で公開されています。
最新の公開データは、2024年2月22日に公開された第9刷です。
方言の資料も、いくつも公開されています。「日本の消滅危機言語・方言」データベースでは、奄美・沖縄のことばや、八丈島のことばなどの音声を聞くことができます。文字に起こしたテキストと、共通語訳も付いています。
「ことばのミュージアム」というウェブサイトもあります。日本各地で話されているさまざまなことばを、見たり、聞いたり、学んだりできる場です。公式サイトによると、その地域を訪れて、ことばを少し話してみたくなるようなサイトをめざしています。
コーパスや資料によって、利用の方法が異なります。利用を考えるときは、各資料の公式ページで条件を確かめてください。
研究の成果に触れる機会
公式サイトによると、研究所が公開する言語資源の多くは、どなたでも自由に利用できます。研究者、教師、翻訳者、情報処理技術の開発者など、さまざまな立場の人が使っています。
専門家でない人に向けた発信もあります。ことばのポータルサイト「ことば研究館」では、日本語やことばに関するさまざまな内容を、分かりやすく紹介しています。広報誌『ことばの波止場』は、ことばを研究する面白さや大切さを伝える冊子です。
中学生・高校生の見学の受け入れも行われています。研究者による講義と所内見学を通して、言語学や日本語の研究の楽しさに触れてもらうプログラムです。
講義のテーマの例として、会話の仕組み、文字、方言、日本語の歴史的な変化、コンピュータを使った日本語の分析などが公式サイトに挙がっています。
国立国語研究所の所在地とアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 国立国語研究所(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構) |
| 所在地 | 〒190-8561 東京都立川市緑町10-2 |
| 多摩モノレール | 「立川北駅」から乗車して約3分、「高松駅」で下車して徒歩7分 |
| バス | 立川駅北口バスのりば2番から乗車して約5分、「自治大学校・国立国語研究所」で下車 |
| 徒歩 | JR「立川駅」から約20分 |
JR中央線の特別快速で、東京駅から立川駅まで約40分、新宿駅から約25分と案内されています。
まとめ
国立国語研究所は、実際に話された言葉を記録し、研究の土台として公開している機関です。話し言葉のコーパスや、各地の方言の音声資料から、日本語の姿を知ることができます。
話す仕事に携わる方や、日本語の話し言葉に関心を持ち始めた方が、ことばについて深く知る手がかりになる取り組みです。
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参照日:2026年10月19日
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