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専門脳科学・心理学を使ったあがり症の克服
婚約が決まり、両家顔合わせの食事会で挨拶を頼まれた。相手の家族と顔を合わせるのは初めてで、何を言えば失礼にならないのか分からず、頭が真っ白になって声が震えそうだという父親や本人は少なくありません。
両家顔合わせの挨拶は、相手の子に会って感じたことを1つ選び、家族として迎える一言につなぐと1分でまとまります。元NHKエグゼクティブアナウンサー・吉松欣史の監修で、父親の挨拶と乾杯の例文を紹介します。
- 自分の言葉を1つ入れて1分にまとめる型
- 顔合わせの流れと、挨拶する5つの場面
- 父親の挨拶と乾杯・結びの例文
- 頭が真っ白・声が震える人の準備
両家顔合わせの挨拶は「相手の子に会って感じたこと」を1つ選び、家族として迎える一言につなぐと1分でまとまる

両家顔合わせの挨拶の例文は、どれも「ご縁」「末永く」といった決まった言葉でできています。決まり文句だけを覚えて臨むと、自分の言葉が1つも無いので、相手の家族の視線を受けた瞬間に何も出てこなくなりがちです。
そこで、相手の子(息子や娘の結婚相手)に会って感じたことを1つだけ選び、「これからは家族として」と迎える一言につなげます。自分の言葉が1つあれば、ほかが決まり文句でも気持ちのこもった挨拶に聞こえます。
両家顔合わせの挨拶の4つの部品
- 名乗りとお礼「〇〇の父の〇〇です。今日はありがとうございます」
- 相手の子に会って感じたこと1つ「初めて家に来てくれた日、〇〇さんが…」
- 家族として迎える一言「これからは私たちの家族として」
- これからのお願い「末永くよろしくお願いいたします」

新郎の父が始まりに話す1分の例文
4つの部品をつなぐと、次のような1分の挨拶になります。ここからの例文は、この記事の書き手が作った見本です。名前と「感じたこと」を自分の家の話に入れ替えて使ってください。始まりにも結びにも使える形です。

約1分・新郎の父の始まりの挨拶の形
「本日はお忙しいなか、ありがとうございます。〇〇の父の〇〇でございます。△△さんが初めて我が家に来てくれた日、帰りぎわに台所の母にまで丁寧にお礼を言ってくれたのを、家内と今もよく話しています。」
「その△△さんを、これからは私たちの家族としてお迎えできることを、心からうれしく思っております。ふつつかな息子ですが、両家ともども末永くよろしくお願いいたします。」

「感じたこと」は、大きな出来事でなくてかまいません。お礼の言い方や手土産の選び方、食事の時の何気ないしぐさのように、自分の目で見た小さな場面を選ぶと、相手の家族にも「ちゃんと見てくれている」と伝わります。
「今まで大事に育てた娘さんを…」はどう言えばいい?
知恵袋では、新郎側の人が、新郎の父が新婦の父に言う言葉を相談していました。「今まで大事に育てた娘さんを…」という言い方をどうすればよいか迷っている、という悩みです。同じところで止まる父親は多いはずです。
※出典:Yahoo!知恵袋「両家の顔合わせで新郎の父が、新婦の父に言う言葉について」(2011年10月)

回答では、ご縁へのお礼を言ったうえで、息子の嫁としてだけでなく本当の娘として大切にしていく、という気持ちを伝える形が示されていました。「いただく」より「家族として迎える」と言う方が、相手の親も受け取りやすくなります。

約20秒・新婦の両親への一言の形
「△△さんを大切に育ててこられたご両親のお気持ちを思うと、身の引き締まる思いです。これからは息子の妻としてだけでなく、私どもの娘として大切にしてまいります。」
長さの目安:始まりと結びは1分、乾杯15秒
両家顔合わせの挨拶の長さの目安
15秒
1分
1〜2分
みんなのウェディングの目安と、この記事のおすすめを比べています。幅のある目安は長いほうの値で棒の長さを描いています
みんなのウェディングの記事では、顔合わせの各挨拶は1〜2分が目安とされています。マイナビウエディングの記事も、挨拶は手短に済ませるのがよいとしています。長く話すほど良い、という場ではありません。
※出典:みんなのウェディング「そのまま使える!両家顔合わせの挨拶例文&マナー」

顔合わせの挨拶は1回で終わりではなく、始まり・乾杯・結びと何度も続きます。始まりと結びは1分、乾杯は15秒を目安にすると、聞く人の集中が途切れず、話す人も最後の「よろしくお願いいたします」まで落ち着いて言い切れます。
両家顔合わせの流れと、挨拶する5つの場面・誰が言うか

両家顔合わせの食事会には、決まった式次第はありません。よく見られる流れは、始まりの挨拶→家族紹介→婚約記念品のお披露目→乾杯→食事と歓談→結びの挨拶です。みんなのウェディングの記事が挙げる5つの場面に沿って、誰が何秒話すかを表にしました。
| 挨拶の場面(上から順に) | 誰が言うことが多いか | 長さの目安 |
|---|---|---|
| 始まりの挨拶 | 新郎の父、または新郎本人 | 1分 |
| 家族紹介 | 本人が自分の家族を紹介 | 1人10秒 |
| 婚約記念品のお披露目 | 新郎・新婦の本人 | 30秒 |
| 乾杯 | 新郎の父か新婦の父 | 15秒 |
| 結びの挨拶 | 新郎の父、または本人 | 1分 |
※出典:みんなのウェディング「そのまま使える!両家顔合わせの挨拶例文&マナー」
※出典:ゼクシィ「顔合わせ食事会の【挨拶&口上 文例集】誰が?何を言う?」
ゼクシィの記事では、挨拶をする人に決まりはないが、一般的には主な挨拶を新郎か新郎の父が行う、とされています。表の「誰が」と「長さ」は目安なので、両家で役目を分けてかまいません。

進行役は、本人が主催する時と親が主催する時で変わる
知恵袋では、結納をせずホテルの個室で顔合わせをする女性が、初めの挨拶は誰がするのか、彼が挨拶してよいのかを相談していました。回答は、本人たちが主催するなら、彼が進行役で彼女がフォローする形でよい、というものでした。
※出典:Yahoo!知恵袋「顔合わせの挨拶について。週末両家顔合わせをします」(2011年5月)
親が主催する時や、昔ながらの形にしたい時は、新郎の父が進行役を務めます。どちらの形でも、進行役が始まりと結びを受け持ち、乾杯はもう一方の家の父親に頼むと、両家の出番がかたよりません。

進行役のセリフ:場面をつなぐ一言
進行役のセリフの大半は、次の場面へ移る短い一言です。「それでは、私から家族を紹介させていただきます」「ここで、父に乾杯の発声をお願いします」のように、何をするかと誰がするかを1文で言えば十分です。

場面ごとのセリフを紙1枚に書いて手元に置いておくと、緊張して流れを忘れても、次に何を言うかがすぐに分かります。顔合わせのしおりを作る家なら、しおりの流れの欄をそのまま読み上げてもかまいません。
カジュアルな顔合わせの短い挨拶
ランチやカジュアルなお店での顔合わせなら、堅い口上はいりません。名乗りと、来てくれたお礼と、今日を楽しみにしていたという一言で十分です。始まりの挨拶を30秒にして、早めに乾杯へ進むと場がなごみます。

約30秒・カジュアルな顔合わせの始まりの形
「今日はお集まりいただき、ありがとうございます。〇〇です。堅苦しい会ではありませんので、どうぞ楽にお過ごしください。今日をとても楽しみにしていました。よろしくお願いします。」
両家顔合わせの父親の挨拶の例文:新郎の父・新婦の父

父親の挨拶は、顔合わせの空気を決める挨拶です。新郎の父は始まりで両家を迎え、新婦の父はそれを受けてお礼を返す形にすると、2人の挨拶が同じ話にならずにすみます。それぞれの例文と、口下手な父親が頼まれた時の削り方を紹介します。
新郎の父の挨拶の例文(始まり・1分)
新郎の父の始まりの挨拶は、1章の4つの部品の例文がそのまま使えます。ここでは、両家の家が遠く、新婦の家族に足を運んでもらった時の形を紹介します。来てもらったお礼を最初に言うのがポイントです。

約1分・新郎の父の始まりの挨拶の形(遠方から来てもらった時)
「本日は遠いところをお越しいただき、ありがとうございます。〇〇の父の〇〇でございます。△△さんとは何度か食事をご一緒しましたが、いつも息子より先に、私どもの体のことを気づかってくれます。」
「そんな△△さんを家族としてお迎えできることを、家内ともども心から喜んでおります。今日はどうぞよろしくお願いいたします。」

新婦の父の挨拶の例文(受ける側の30秒)
新婦の父は、新郎の父の挨拶を受けて、お礼と自分の家族の気持ちを短く返します。新郎の父と同じ1分を話す必要はありません。相手の息子に会って感じたことを1つ入れれば、30秒でも十分に気持ちが伝わります。
約30秒・新婦の父の挨拶の形
「温かいお言葉をありがとうございます。△△の父の△△でございます。〇〇さんは、初めて会った日から、娘の話を最後まで聞いてくれる人だと感じていました。娘をどうぞよろしくお願いいたします。」

口下手な父親が挨拶を頼まれた時
人前で話すのが苦手な父親は、例文を全部言おうとしなくてかまいません。削る順番は、まず季節や天気の前置き、次に家族の紹介です。名乗りと「感じたこと」と「よろしくお願いいたします」の3つが残れば、挨拶として成り立ちます。

話すのが苦手だと先に家族に伝え、始まりは本人、乾杯だけ父親、と役目を分けるのもよい方法です。乾杯なら15秒で終わるので、口下手な人でも引き受けやすくなります。無理に長く話そうとしないことが大切です。
片親・父親がいない時の挨拶
父親がいない家や、父親が都合で来られない家では、母親や本人が挨拶をしてかまいません。みんなのウェディングの記事でも、挨拶に決まりはないので母親や兄弟でも大丈夫、と書かれています。理由を細かく説明する必要もありません。
※出典:みんなのウェディング「そのまま使える!両家顔合わせの挨拶例文&マナー」

約30秒・母親が父親の代わりに挨拶する形
「△△の母の△△でございます。本日は母の私から、ひと言ご挨拶させていただきます。〇〇さんにお会いするたびに、娘がよく笑うようになりました。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。」
両家顔合わせの乾杯の挨拶の例文:父親の15秒

乾杯の挨拶は、始まりの挨拶と家族紹介が終わり、料理が出始めたころに入ります。名乗りと、両家のご縁へのお祝いと、乾杯の発声の3つだけで15秒にまとめます。始まりで長く話したあとなので、乾杯は短いほど喜ばれます。
15秒の乾杯の挨拶の例文
約15秒・父親の乾杯の形
「僭越ながら、乾杯の発声をさせていただきます。△△の父でございます。〇〇さんと△△の婚約と、両家のご縁を祝しまして、乾杯。」

乾杯の前に「お手元のグラスをお持ちください」と言い、全員がグラスを持つまで2秒ほど待ちましょう。待つ間に相手の家族の顔を見渡すと、呼吸が整います。乾杯の組み方のくわしいコツは乾杯の挨拶の記事で紹介しています。

乾杯は誰がする?
始まりの挨拶を新郎の父がしたなら、乾杯は新婦の父に頼むと、両家の出番がそろいます。本人たちが主催する顔合わせなら、新郎が始まりを、どちらかの父親が乾杯を受け持つ形もよく見られます。前もって頼んでおくのが礼儀です。

お酒を飲まない顔合わせの乾杯
知恵袋では、両家とも車で来るのでお酒を飲まない顔合わせで、乾杯が無い場合の挨拶をどうするかという相談がありました。回答は、食事を始める合図になるので、ノンアルコールやジュースでも乾杯はした方がよい、というものでした。
※出典:Yahoo!知恵袋「両家顔合わせ。最初の挨拶ってどん感じでしたらいいでしょうか」(2023年6月)
お酒が無い時は「お飲み物はそれぞれですが」と一言そえてから乾杯すれば、誰も気をつかわずにすみます。同じ回答では、乾杯と終わりの挨拶を新郎の父と新婦の父で分ける案も示されていて、両家の出番をそろえる考え方と同じです。
母親・本人(新郎・新婦)の挨拶と家族紹介の例文

両家顔合わせでは、父親だけでなく、母親や本人も短く話す場面があります。本人は家族紹介と記念品のお披露目、母親は相手の子への一言が中心です。どれも30秒ほどで十分なので、長い文を覚える必要はありません。
母親の挨拶の例文
母親が挨拶を頼まれた時は、父親の挨拶と同じ話にならないよう、相手の子と過ごした小さな場面を1つ話すと温かくなります。料理や買い物のように、母親だから知っている場面を選ぶと、ほかの人とも話が重なりません。

約30秒・母親の挨拶の形
「〇〇の母でございます。先日△△さんと台所に並んだ時、私の味付けを熱心にメモしてくれて、とてもうれしく思いました。これからは一緒に台所に立てるのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。」
新郎・新婦の始まりの挨拶の例文
本人たちが主催する顔合わせでは、新郎が始まりの挨拶をします。集まってもらったお礼と、今日の会の目的を一言で言えば十分です。最後に「父から一言お願いします」と続ければ、父親の挨拶へ自然に場面を渡せます。

約30秒・新郎の始まりの挨拶の形
「本日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございます。改めて、△△さんと結婚の約束をしたことをご報告し、両家の顔合わせをしたくてこの場を設けました。まず、父から一言お願いします。」

家族紹介の言い方
家族紹介は、本人が自分の家族を相手の家族に紹介します。知恵袋の回答では「父です、母です」程度の紹介で十分で、より丁寧にするなら名前を加えてもよい、とされていました。1人10秒ほどで、一言の紹介を添えます。
※出典:Yahoo!知恵袋「顔合わせの挨拶について。週末両家顔合わせをします」(2011年5月)

約20秒・家族紹介の形
「私の家族を紹介します。父の〇〇です。休みの日はいつも庭の手入れをしています。母の〇〇です。料理が得意で、今日のお店も母が選びました。」
婚約記念品をお披露目する時の一言
婚約記念品を交換する時は、本人が「婚約の記念に、指輪を贈りました」のように、何を贈ったかを一言で伝えます。相手の家族に見せる時は、品物を相手側に向けて差し出すと、話すことが短くても場が自然に進みます。

両家顔合わせの結び(締め)の挨拶の例文

結びの挨拶は、顔合わせを終える最後の挨拶です。始まりの挨拶で言った「家族として迎える一言」を、最後にもう一度だけ言うと、挨拶全体に1本の筋が通ります。今日のお礼と、これからのお願いで結べば十分です。

結びの挨拶の例文(新郎の父・1分)
約1分・新郎の父の結びの挨拶の形
「本日は長い時間、ありがとうございました。〇〇の父でございます。お話をうかがって、△△さんの優しさが、ご家族の皆さまから受け継がれたものだとよく分かりました。」
「これから△△さんを家族としてお迎えし、両家で二人を支えてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。」

例文の1文目の「お話をうかがって」の後には、食事の間に聞いた相手の家族の話を1つ入れます。結びの挨拶は前もって覚える部分を最後の2文だけにしておくと、会の途中の話をそのまま使えて、本番で言葉に詰まりにくくなります。

本人(新郎・新婦)が結ぶ時の例文
本人たちが主催する顔合わせでは、新郎か新婦が結びの挨拶をします。今日来てくれたお礼と、二人でこれから頑張ることを1つ言えば十分です。親への感謝を照れずに言葉にすると、両家の親にとって忘れられない一言になります。
約30秒・本人の結びの挨拶の形
「今日はお集まりいただき、ありがとうございました。両家の皆さんに支えていただいていることを、改めて感じました。二人で力を合わせて、温かい家庭を作っていきます。これからもよろしくお願いします。」

新婦側が結ぶ時と、一本締めはする?
新郎側が始まりを受け持ったなら、結びは新婦の父や新婦が受け持ってもかまいません。両家で始まりと結びを分けると、どちらかの家だけが話し続けることがなくなります。誰が結ぶかは、食事会の前に決めておきましょう。
一本締めのような手締めは、顔合わせの決まりではありません。するかどうかは両家で相談し、しない時は挨拶とお辞儀で終えます。手締めの種類と違いを知りたい時は中締めの挨拶の記事を参考にしてください。
両家顔合わせの挨拶で頭が真っ白・声が震える人へ:前日と当日の3つの準備

顔合わせの挨拶が緊張しやすいのは、相手の家族とほとんど初対面で、失礼があってはいけないと思うからです。子どもの晴れの場を自分の言葉で台無しにしたくない、という気持ちも、頭が真っ白になるきっかけになります。
準備は、挨拶を丸ごと覚えることではなく、相手の家族の名前と「感じたこと」の1行を体に入れておくことです。名乗りやお礼は決まった言い方なので、本番でも出てきます。前日と当日にすることは次の3つです。
- 相手の家族の名前と読み方を確かめる本人に聞き、相手の両親の名前の読みを確認
- 「感じたこと」を1行メモ相手の子の小さな場面を、小さな紙に1行
- 声に出して1分を3回計る長くなる所を削る

相手の家族の名前さえ正しく言えれば、途中が少し飛んでも挨拶は終えられます。全部を丸暗記しようとすると、一か所が抜けた時に先が全部出てこなくなります。小さなメモを手に持って話すのは、失礼なことではありません。
当日:席を立つか座ったままか、話し始めるまでの間
改まった顔合わせなら、代表の人は席を立って挨拶すると丁寧です。カジュアルな顔合わせなら、座ったままお辞儀をして話してもかまいません。どちらにするかは、最初に挨拶する人に合わせると、両家でそろいます。

話し始める前に、相手の両親の顔を一度ずつ見ましょう。2秒ほどの間に呼吸が整います。結婚準備の情報サイトの記事では、相手の鼻筋のあたりを見て話すと、目を見るより緊張がやわらぐと紹介されています。
※出典:7716wedding「緊張せずに顔合わせ挨拶を成功させる方法!誰が?いつ?の解説と例文紹介」

元NHKエグゼクティブアナウンサーが大切にしている「伝わる話し方」の考え方
吉松欣史は、NHKで32年間、プロ野球や高校野球、Jリーグの実況を担当し、FIFAワールドカップ2010やロンドンオリンピック2012の放送にも携わりました。2023年にNHKを退局し、今は話し方の研修を行っています。

その吉松も、入社当初は人前に立つと声が震え、頭が真っ白になっていました。ルーキー時代の祇園祭の生中継では、一字一句丸暗記したコメントが、始まった瞬間に全部飛んでしまったといいます。
吉松が指導の柱の一つに置いているのが、意識の向け先を変えることです。相手の家族に「どう見られているか」を気にするほど緊張は強くなります。顔合わせで届けるのは、相手の子を家族として迎える気持ちです。
元NHK
アナウンサー
ヨシ
「どう見られるか」への意識を「何を届けるか」へ転換。認知的再評価でプレッシャーを力に変える。
両家顔合わせの挨拶でよくある誤解・注意点

誤解①:立派な口上を言わないと失礼
結納のような改まった口上を覚えないと失礼だ、と思う人は少なくありません。けれども顔合わせは、両家が打ち解けるための食事会です。決まり文句を正しく並べるより、相手の子を見て感じたことを1つ自分の言葉で言う方が、ずっと心に残ります。
誤解②:両家の父親が同じ長さで話さないといけない
新郎の父が1分話したから、新婦の父も1分話さなければ、と考える必要はありません。受ける側は30秒でも十分です。大事なのは長さをそろえることではなく、両家それぞれに出番があることです。

誤解③:場数を踏んだ人しか務まらない
仕事で人前に立つことの多い父親でも、子どもの顔合わせでは声が震える、ということはよくあります。回数より、名前の読み方と1行のメモを準備し、意識を「何を届けるか」に向ける方が、本番で最後まで言い切れる確率が上がります。

言わない方がいいこと
家どうしを比べる話や、仕事や学歴の自慢、相手の子の昔の恋愛、お金や結婚式の費用の話は、挨拶の中では避けます。相手の家族が返事に困る話は、どれほど軽い冗談のつもりでも、その日の空気を固くしてしまいます。

💡 眠れない・体の不調が続く方へ
人前で話すことが怖くて、眠れない日や、体が動かず仕事や外出がつらい日が2週間以上続く時は、心療内科や精神科、かかりつけの医師に相談してください。厚生労働省の働く人のための相談窓口「こころの耳」では、電話やSNSで相談できます。
両家顔合わせの挨拶だけでなく、結婚式のスピーチや職場の挨拶など、人前で話すたびに声が震える方へ。入社当初は自分も声が震えていた吉松欣史が、32年の生放送でたどり着いた話し方の考え方をお伝えする無料のオンライン勉強会があります。
講師の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、サッカーW杯とオリンピックの実況を担当した元NHKエグゼクティブアナウンサーです。勉強会は無料のオンライン形式で、60分・顔出し不要です。人前で話す時の緊張が悩みの中心の方に向けた内容です。
※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
\ 人前で話す時の緊張が中心の方へ /
両家顔合わせの挨拶で、よくある質問
Q両家顔合わせの挨拶は、立ってするのですか?座ったままでもいいですか?
Q挨拶はメモを見ながらしてもいいですか?
Q母親や本人が挨拶をしてもいいですか?
Q新郎側と新婦側では、どちらが先に挨拶しますか?
結婚式の当日に友人代表や親族としてスピーチを頼まれて緊張している方は、結婚式のスピーチで緊張する時の記事も読んでみてください。顔合わせと同じく、話す中身を1つに絞れば準備できます。
両家顔合わせの挨拶で頭が真っ白になったり、声が震えたりするのは、あなたが人前で話すのに向いていないからではありません。人前で話す時の緊張が中心の方は、吉松欣史の無料オンライン勉強会(60分・顔出し不要)で、緊張と付き合いながら話すための考え方を知ってください。
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※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
\ 最後まで読んだあなたへ /
元NHKアナウンサー吉松欣史が漫画で解説あがり症の正体、無料の漫画で読めます発声の問題?あがり症?選ぶ前に違いを知る悩みの見分け方を無料で読めますLINEで無料漫画を読む

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