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専門脳科学・心理学を使ったあがり症の克服
「雑談力を上げたくて本を探しているけれど、どれを選べばいいか分からない」「前に1冊読んだのに、職場ではやっぱり言葉が出てこない」。そんな悩みを抱えていませんか。
雑談力の本は、自分の悩みに合った1冊を選び、読んだことを職場で小さく試して初めて役に立ちます。この記事では、元NHKエグゼクティブアナウンサー・吉松欣史の監修のもと、雑談力の本おすすめ10冊と悩み別の選び方を紹介します。
- 雑談力の本おすすめランキング10選と、向いている人
- 超雑談力・超一流の雑談力・雑談力が上がる話し方の違い
- 悩み別の選び方と、読んだ後に職場で試す3つの練習
雑談力の本おすすめランキング10選:職場の雑談に使える順に並べた

このランキングは、出版社が公開している内容紹介と目次をもとに、4つの基準で並べました。職場の場面の話があるか、緊張しやすい人に向くか、1つずつ試せる形か、手に取りやすい新しさか、の4つです。
読んだことのない本の感想は書かず、どの本も「どんな人に向いているか」を中心に紹介します。気になる本は、書店や出版社のページで目次を確かめてから選んでください。
- 1位 超雑談力初めての1冊に。職場・ビジネス編つき
- 2位 雑談の一流、二流、三流自分の返し方を見直したい人に
- 3位 雑談のコツ(ひきたよしあき)焦りや苦手意識が強い人に
- 4位 超一流の雑談力雑談から本題へ移りたい人に
- 5位 雑談力が上がる話し方短い時間でうちとけたい人に
- 6位 “内向型”のための雑談術口下手で無理をしたくない人に
- 7位 あなたはなぜ雑談が苦手なのか苦手な理由を考えたい人に
- 8位 世界最高の雑談力質問と聞き方を学びたい人に
- 9位 すごい雑談力話題の集め方を知りたい人に
- 10位 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか社内の雑談を増やしたいリーダーに
1位『超雑談力』(五百田達成/ディスカヴァー・トゥエンティワン・2019年)
職場・ビジネス編まで、場面ごとに章が分かれた本です。「どうして?」より「どうやって?」と聞くなど、すぐ試せるコツが短くまとまっていて、雑談の本を初めて読む人に向いています。
2位『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔/明日香出版社・2020年)
雑談のはじめ方から好印象の残し方まで、7つの章で雑談の流れを順に追える本です。書名のとおり一流・二流・三流の違いで見比べる作りなので、自分の返し方のどこを変えればいいかが見つけやすくなります。
3位『「何を話していいかわからない」がなくなる 雑談のコツ』(ひきたよしあき/アスコム・2025年)
著者は、雑談にコミュ力や面白い話をする力は要らず、うまく話せる仕組みを作ることが大切だと説いています。「焦りをなくす」という章もあり、緊張しやすい人に向く2025年12月の新しい本です。
4位『超一流の雑談力』(安田正/文響社・2015年)
話題選び、信頼される聞き方、初対面の人との打ち解け方から、雑談から本題への切り替え方まで、8つの章で紹介する本です。営業や打ち合わせで雑談を使いたい人に向いています。
5位『雑談力が上がる話し方』(齋藤孝/ダイヤモンド社・2010年)
副題は「30秒でうちとける会話のルール」です。人と話すのが苦手、沈黙がこわいという大学生に向けて、著者が授業で教えている雑談力の身につけ方を紹介しています。短い時間でうちとけたい人に向く本です。
6位『”内向型”のための雑談術』(渡瀬謙/大和出版・2010年)
副題は「自分にムリせずラクに話せる51のルール」です。超内向型だった著者が、初めて会う人やよく顔を合わせる人との雑談のコツを紹介しています。気まずくならない程度に話せればいい人に合う本です。
7位『あなたはなぜ雑談が苦手なのか』(桜林直子/新潮社・2025年)
3,000回以上の1対1の雑談をしてきた著者が、話すのが苦手、いつも聞き役になるといった悩みに向き合う本です。テクニック集というより、なぜ苦手なのかを落ち着いて考えたい人に向いています。
8位『世界最高の雑談力』(岡本純子/東洋経済新報社・2022年)
質問の仕方、聞き方、自分の話をする技術など、雑談のルールを章ごとにまとめた本です。「雑談が苦手な人向けの9つのルール」という章もあり、質問と聞き方で会話を切らさないコツが分かります。
9位『すごい雑談力』(松橋良紀/秀和システム・2022年)
副題は「25万人が自信をつけた話し方・聞き方のルール」です。話題に困らないネタの集め方や、相手のタイプ別の雑談法を紹介しています。上司や取引先など、色々な相手と話す人に向いています。
10位『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ/クロスメディア・パブリッシング・2023年)
元Googleの人材育成の統括部長だった著者が、社内の雑談や、仕事の武器としての雑談を紹介する本です。部下や社内の人と雑談を増やしたい、管理職やリーダーに向く1冊です。
『超雑談力』(五百田達成):人づきあいがラクになる理由と向いている人

『超雑談力』の副題は「人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける」です。「雑談力 本」で検索すると、書店の商品ページがいちばん上に出てくる本でもあります。
基本の7ルールから、場面ごとに読める
本は「基本の7ルール」「初対面編」「知人/飲み会編」「職場/ビジネス編」の4つの章でできています。最初に全体の決まりを知り、その後で困っている場面の章を読めるので、通して読まなくても使えます。

「天気の話はNG」という意外な考え方
内容紹介には「『あいうえお』でリアクションする」「天気の話や時事ネタはNG」と書かれています。天気の話は無難な話題の代表と思われがちなので、意外に感じる人も多いでしょう。
決まった話題に頼るより、質問とリアクションで会話をつなぐことを大切にしている本だと、内容紹介から分かります。話題探しに疲れている人には、肩の力が抜ける考え方です。
向いている人
雑談の本を初めて読む人や、職場と飲み会の両方で会話に困っている人に向いています。章が場面ごとに分かれているので、明日の場面に合わせて1つだけ試す、という読み方ができます。
『超一流の雑談力』(安田正)と『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔):一流の雑談力の本はどちらを読むか

「一流の雑談力」と調べる人が探しているのは、多くの場合このどちらかの本です。書名は似ていますが、作りと向いている人は違います。3つの点で比べると、次のようになります。
| 超一流の雑談力 | 雑談の一流、二流、三流 | |
|---|---|---|
| 出版 | 安田正/文響社・2015年 | 桐生稔/明日香出版社・2020年 |
| 作り | 話題選びから本題への切り替えまでの8つの章 | はじめ方から好印象の残し方までの7つの章 |
| 向く人 | 営業や打ち合わせで雑談を使いたい人 | 自分の返し方を見直したい人 |
| ほかの版 | まんが版(宝島社・2016年) | 図解版(2021年) |
『超一流の雑談力』は、雑談から本題へ移る流れまで分かる
8つの章で、話題選び、信頼される聞き方、初対面の人との打ち解け方、2回目以降の深め方、相手に合わせた話し方を順に紹介しています。雑談から本題に切り替える方法の章があるのが特徴です。
マンガで読みたい人には、宝島社の『まんがでわかる超一流の雑談力』(2016年)もあります。安田正さんが監修した本なので、文字の多い本が苦手な人の入口になります。

『雑談の一流、二流、三流』は、自分の返し方を見直せる
雑談のはじめ方から、話の広げ方、聞き方とリアクション、盛り上げ方、相手の懐に入る方法、好印象の残し方、心構えまで7つの章があります。雑談の始まりから終わりまでを順に追える作りです。
仕事で雑談を使いたいなら『超一流の雑談力』、まず自分の返し方を見直したいなら『雑談の一流、二流、三流』から読むのがおすすめです。
『雑談力が上がる話し方』(齋藤孝):30秒でうちとける会話のルールの要点

『雑談力が上がる話し方』は、齋藤孝さんが2010年にダイヤモンド社から出した本です。副題の「30秒でうちとける会話のルール」のとおり、長く話すことより、短い時間で相手とうちとけることを目指しています。
「30秒」という考え方が職場で役立つ理由
職場の雑談は、エレベーターを待つ間や会議が始まる前など、30秒ほどで終わる場面がほとんどです。長く盛り上げようとしなくていいと分かるだけで、話しかける時の気持ちはずいぶん軽くなります。

雑談は長く続けるより、短く気持ちよく終える方が、次も話しかけやすくなります。短い雑談の始め方と終わり方は、雑談力の鍛え方の記事で職場の例文つきで紹介しています。
雑談力の本の選び方:悩みで3つに分けて選ぶ

雑談力の本は、ランキングの順位より、自分の悩みに合っているかで選ぶのがいちばんです。雑談の悩みは、大きく分けると次の3つになります。当てはまるものから選んでください。
- 話題が浮かばない人『すごい雑談力』『超雑談力』
- 返しに詰まる人雑談の一流、二流、三流・世界最高の雑談力
- 緊張で頭が真っ白になる人ひきたよしあき『雑談のコツ』
話題が浮かばない人は「ネタの集め方」がある本
何を話せばいいか分からない人は、話題の集め方が書かれている本を選びましょう。『すごい雑談力』には「『何を話せばいいの?』がなくなる“無限ネタ術”」という章があり、話題をためる方法が分かります。
返しに詰まる人は「聞き方とリアクション」の本
話しかけられても返事に困る人は、聞き方とリアクションの章がある本が合います。『雑談の一流、二流、三流』の「聞き方とリアクション」や、『世界最高の雑談力』の「最高の聞き方の6つのルール」が入口になります。

緊張して頭が真っ白になる人は「気持ちの整え方」がある本
話そうとすると頭が真っ白になる人は、テクニックの多い本より、焦りや苦手意識の扱い方が書かれた本を選びましょう。ひきたよしあきさんの『雑談のコツ』には「焦りをなくす」という章もあります。
口下手を自覚している人には、『”内向型”のための雑談術』も合います。無理に明るく話そうとせず、自分に合ったやり方で話せばいいと分かると、雑談への怖さは小さくなります。
雑談力の本を読んでも話せない理由と、読んだ後に試す3つの練習

「雑談力をあげる本を読んで、コミュ力が上がった人は実際にいますか?」。知恵袋には、こんな質問も寄せられています。本を読んだのに職場では言葉が出てこない、という人は少なくありません。
※出典:Yahoo!知恵袋「雑談力をあげる本を読んで、コミュ力が上がった人は実際にいますか?」
読んで覚えても、本番で言葉が出てこない
本で覚えたコツは、頭では分かっていても、人を前にした瞬間に出てこないことがあります。緊張すると、覚えたことを思い出す余裕がなくなるからです。読む量が足りないわけではありません。
元NHK
アナウンサー
ヨシ
ルーキー時代、祇園祭の生中継を任されたとき。コメントを一字一句、丸暗記して本番に臨んだのに、始まった瞬間、全部、飛びました。
NHKで32年間アナウンサーを務めた吉松欣史にも、新人の頃にこんな経験があります。覚えた言葉を増やすより、本番で言葉が出てくる状態をつくる方が先です。
練習①:1冊から「明日試すこと」を1つだけ選ぶ
本を読み終えたら、明日の職場で試すことを1つだけ選んで、手帳やスマホにメモしておきましょう。「あいさつのあとに一言足す」「相手の言葉を1つ拾って聞き返す」くらいの小さなことで十分です。

練習②:30秒で終わる場面で試す
最初に試す場面は、エレベーターを待つ間や会議が始まる前のような、30秒ほどで終わる場面がおすすめです。短い場面なら、うまくいかなくても気にせず、すぐ次の機会に試せます。
※出典:Kardas, Kumar & Epley (2022) Overly Shallow?: Miscalibrated Expectations Create a Barrier to Deeper Conversation(Journal of Personality and Social Psychology)の紹介記事
練習③:試したことを1行で振り返る
寝る前に、試したことと相手の反応を1行だけ書いておきましょう。「〇〇さんに声をかけたら笑ってくれた」のように、できたことを書くのがコツです。書きためるうちに、自分に合うやり方が見えてきます。
毎日の練習の続け方は、雑談力の鍛え方の記事で5つのトレーニングとしてくわしく紹介しています。本で学んだことを、職場で少しずつ試していきましょう。
元NHKエグゼクティブアナウンサーが大切にしている雑談の考え方

この記事を監修した吉松欣史は、1991年にNHKに入局し、32年間アナウンサーを務めました。FIFAワールドカップやロンドンオリンピックの実況を担当し、現役時代には数百人の一流アスリートを取材しています。
吉松は、一流アスリートに「プレッシャーとどう向き合っているか」をたずねてきた経験から、「どう見られるか」への意識を「何を届けるか」へ転換することを、指導の柱の1つにしています。
※出典:吉松欣史 講師プロフィール(指導の3つの柱・トライアングルメソッド)
吉松は、働く人500人に話し方について聞いた意識調査の監修者として、話し方の癖や悩みとの向き合い方について、次のように話しています。雑談が苦手な自分を責めている人にも届けたい言葉です。
元NHK
アナウンサー
ヨシ
話し方の癖は、その人の実力ではなく反応です。まず自分の癖に気づくことから、伝わり方は変わっていきますよ。
※出典:TID「職場での話し方に関する意識調査2026」監修者コメント
雑談でも、うまく見られようとするより、相手に何を届けたいかを考える方が、言葉は自然に出てきます。本で覚えたコツも「相手のために使う」と考えると、うまく言えたかどうかを気にしすぎずに済みます。
雑談力の本でよくある誤解・注意点

最後に、雑談力の本を選ぶ時や読む時に、つまずきやすい誤解と注意点を整理します。思い込みが外れると、本の内容を職場で試す時の気持ちも軽くなります。
誤解①:たくさん読むほど雑談がうまくなる
雑談の本を何冊も読むと、コツの数は増えますが、試す回数は増えません。1冊から1つ選んで職場で試す方が、何冊も読み比べるより変化を感じやすくなります。本は、迷った時に開き直す手引きとして手元に置いておきましょう。

誤解②:雑談は仕事に関係ない無駄話
雑談を、仕事の合間の無駄話だと考える人もいます。でも、それほど親しくない相手とのちょっとした会話にも、話した本人の気持ちを明るくする力があることが、研究で分かっています。
※出典:Sandstrom & Dunn (2014) Social Interactions and Well-Being: The Surprising Power of Weak Ties(Personality and Social Psychology Bulletin)
注意点:本のコツをそのまま全部まねしない
本に書かれたコツは、著者の経験や考え方から生まれたものです。『超雑談力』のように天気の話をNGとする本もあれば、天気を入りやすい話題とする考え方もあります。合うものだけを選んで使えば十分です。
💡 話しかける時の緊張が強い方へ
雑談のたびに頭が真っ白になる方は、本のコツより先に、緊張との付き合い方を知ると楽になります。あがり症の改善方法もあわせて読んでみてください。
人前で話す時の緊張(あがり症)が悩みの中心の方へ。吉松欣史が、緊張と付き合いながら話すための考え方をお伝えする無料のオンライン勉強会があります。
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※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
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雑談力の本でよくある質問
Q雑談力の本は、1冊目にどれを選べばいいですか?
Q要約やマンガ版でも効果はありますか?
Q人見知りでも本は役に立ちますか?
Q本と動画、どちらで学ぶのがいいですか?
Q古い本でも役に立ちますか?
Q本を読んでも、緊張して頭が真っ白になります。
本を読んでも雑談で言葉が出てこないのは、あなたの努力が足りないからではありません。人前で話す時の緊張が中心の方は、吉松欣史の無料オンライン勉強会(60分・顔出し不要)で、緊張と付き合いながら話すための考え方に触れてみてください。
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※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
\ 最後まで読んだあなたへ /
元NHKアナウンサー吉松欣史が漫画で解説あがり症の正体、無料の漫画で読めます発声の問題?あがり症?選ぶ前に違いを知る悩みの見分け方を無料で読めますLINEで無料漫画を読む

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