管理職になりたくない・辞めたい・向いてないと感じるあなたへ|転職より先に解決すべき根本原因と具体的な対処法

この記事の監修
吉松欣史

元NHKエグゼクティブアナウンサー
吉松 欣史
NHKで32年間勤務。W杯・オリンピックの生放送実況を担当。脳科学・心理学を融合した独自メソッドで、あがり症克服をサポート。

「管理職になりたくない」「でも断れない」「なってしまったけど辛い」――そんな状況に追い詰められていませんか?
多くの人が「転職すれば解決する」と考えますが、転職先でも人前で話す場面は必ずあります。

この記事では、元NHKエグゼクティブアナウンサー・吉松欣史の監修のもと、管理職になりたくない・辞めたいと感じる本当の理由と、転職より先に解決すべき根本原因を徹底解説します。

📍 この記事でわかること(3分で読了)
  • 管理職を避けたい人が急増している実態と、「責任・給料」より深い本当の理由
  • 転職より先に解決すべき「人前での緊張」とあがり症の深い関係
  • 管理職を断る具体的な方法と、なってしまった人が辛さを乗り越えるヒント
TOC

管理職になりたくない人が急増中――8割が感じる「損なポジション」の実態

「管理職になりたくない」と感じているのは、決してあなただけではありません。日本の職場では今、管理職志望者の急減という現象が起きています。まずはその実態を数字で確認しておきましょう。

調査データが示す「7〜8割が管理職を望まない」衝撃の現実

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が2023年4月に実施した調査では、一般社員の約77.3%が「管理職になりたくない」と回答しています。つまり、職場の10人中7〜8人が管理職を望んでいないという計算です。

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)「管理職・一般社員の意識に関する調査」(2023年4月・企業規模300名以上の正社員2,188名対象)。一般社員の約77.3%が「管理職になりたくない」と回答。2018年調査(72.8%)より悪化しており、管理職志向の低下傾向が続いています。
※出典:77%が「管理職になりたくない」調査レポート(日本能率協会マネジメントセンター)

さらに注目すべきは、この傾向が年々強まっていること。「管理職は割に合わない」「罰ゲームだ」と表現する人が増え、昇進をキャリアアップと捉える価値観そのものが揺らいでいます。

管理職になりたくないのはあなたの能力や意欲の問題ではなく、多くの働き手が共有している現代の職場感覚です。

30代・40代・Z世代――世代別の本音の違い

30代は「まだ自分のスキルを磨きたい」「プレイヤーとして結果を出したい」という理由が多く、マネジメントよりも専門性を選ぶ傾向があります。

40代になると「体力・精神的にこれ以上の負担は難しい」「ワークライフバランスを崩したくない」という声が増えます。すでにプレッシャーを経験してきた世代だからこその本音です。

Z世代(20代)は価値観そのものが異なります。「出世より自分らしく働くこと」「管理職になっても給料が増えない」という感覚が強く、横並びの昇進レースへの参加自体を疑問視しています。

「罰ゲーム管理職」という言葉が生まれた背景

近年、「罰ゲーム管理職」という言葉がSNSやビジネス系メディアで広まっています。仕事量は増えるのに残業代はつかなくなり、責任だけが重くなる管理職の実態を皮肉った表現です。この言葉はパーソル総合研究所の小林祐児上席主任研究員が著書「罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法」(集英社インターナショナル、2024年)で提唱・広めたもので、パーソル総合研究所の「中間管理職の就業負担に関する定量調査」のデータに基づいています。

この言葉が生まれた背景には、管理職になることで得られるメリットよりも失うものの方が大きいと感じる人が増えたことがあります。「なりたくない」という感情は、現実を正確に見た結果かもしれません。

「責任が重い・給料が減る」は表面だけ――管理職を避けたい深層心理

管理職になりたくない理由を聞かれると、多くの人は「責任が重くなる」「残業が増える」「給料が割に合わない」と答えます。確かにそれも本音ですが、もっと深いところに隠れている感情があります。

責任・残業・給料は誰もが感じること――競合が言わないもう1つの理由

インターネットで「管理職 なりたくない 理由」と調べると、どの記事も「責任が重い」「ワークライフバランスが崩れる」「給料が増えない」という答えを並べています。それは間違いではありません。

しかし、本当に避けたい理由の核心は別のところにあります。「責任が重い」という言葉の裏側に、具体的に何が怖いのか。それをはっきりと言語化できている人は少ないのです。

部下の前での発言・朝礼・報告が「怖い」という本音

管理職になることで確実に増えるのが、人前で話す機会です。朝礼でのスピーチ、会議での発言、上司への報告、部下へのフィードバック、クライアントへのプレゼン。これらは管理職の日常業務の大半を占めます。

⚠️ 多くの人が口に出せない本音
「責任が重い・給料が減る」は後付けの理由。本当は「部下の前で堂々と話せるか自信がない」という恐怖が先にある。

「管理職に向いていない」と感じている人の多くは、実は「人前で話すこと」に強いプレッシャーを感じているのです。

「人間関係が複雑」の正体は「評価される恐怖」だった

「管理職は人間関係が複雑になる」と言われます。これも事実ですが、その複雑さの正体を掘り下げると、「常に複数の人に見られ・評価される立場に置かれる恐怖」が出てきます。

部下から見られる、同僚に比べられる、上司に評価される。管理職はあらゆる方向から視線を浴び続けるポジションです。この「見られることへのプレッシャー」が、あがり症と深く関係しています。

元NHKアナウンサー
ヨシ

NHKで32年間アナウンサーをやってきた私でも、新しい現場や大舞台では緊張しました。「見られることへの恐怖」は誰もが持っています。ただ、その対処法を知っているかどうかが分かれ目です。

実は管理職の仕事の8割は「人前で話すこと」――あがり症との深い関係

「管理職 なりたくない」で検索している人の多くは、自分をあがり症だとは思っていません。でも実際には、管理職を避けたい気持ちとあがり症は深く結びついています。

管理職になると人前で話す機会が一気に増える現実

プレイヤーとして働いているうちは、自分のペースで仕事を進め、苦手な場面をある程度避けることもできます。しかし管理職になった途端、状況は一変します。

朝礼でのスピーチ、チームミーティングのファシリテーション、上層部への進捗報告、部下への評価フィードバック、取引先との交渉、採用面接での説明。管理職の業務の大半は「誰かの前で話すこと」で構成されています。

米国・クリーブランドクリニック(U.S. News & World Report「全米病院ランキング」常連の権威ある医療機関)の神経科学的解説によると、人前に立つことで交感神経が活性化し、心拍数の上昇・発汗・筋肉の緊張が起きるのは脳の「戦うか逃げるか反応」による自動的な生理現象です。意志の力だけでは抑制できません。
※出典:Sympathetic Nervous System (SNS): What It Is & Function(Cleveland Clinic)

つまり、管理職に向いていないと感じているのは「リーダーシップがない」からではなく、「人前での緊張反応が強い」からかもしれないのです。

あがり症を抱えたまま管理職になった人のリアルな悩み

吉松欣史のあがり症克服プログラムには、管理職になってから受講する方が多くいます。彼らに共通しているのは、「プレイヤー時代は何とかなっていたが、管理職になってから限界を感じた」という経験です。

部下の前で朝礼スピーチをするたびに声が震える。会議で意見を言おうとすると頭が真っ白になる。上司への報告で言葉が詰まる。これらはすべて、あがり症の典型的な症状です。

「管理職に向いていない」と思っていたのが、実は「あがり症への対処法を知らなかった」だけだったと気づく方が非常に多いです。

「転職しても人前では話す」――逃げても解決しない理由

「管理職を避けるために転職しよう」と考える人も少なくありません。しかし、どの職場でも、どのポジションでも、人前で話す場面はなくなりません。

転職先での自己紹介、新しいチームでの発言、面接でのプレゼン。むしろ転職直後は「見知らぬ人の前で話す」機会が集中します。転職は問題を先送りにするだけで、根本的な解決にはならないのです。

元NHKアナウンサー
ヨシ

「管理職に向いていない」ではなく「あがり症への対処法を知らなかっただけ」という視点の転換が、多くの方の状況を変えています。NHKの現場でも、同じ気づきで変われたアナウンサーを何人も見てきました。

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管理職昇進を上手に断る・遅らせるための具体的な方法

とはいえ、今すぐ管理職を断りたいという状況の人もいるでしょう。ここでは、関係を壊さずに断るための実践的な方法を解説します。

角の立たない断り方――上司への3ステップの伝え方

管理職を断る3ステップ

  1. 感謝を先に伝える――「このような機会をいただき、ありがとうございます」
  2. 理由を前向きに話す――「現在、〇〇のスキルをさらに深めたいと考えています」
  3. 将来の可能性を開けておく――「今はまだ準備が整っていませんが、将来的には考えたいと思っています」

断るときに絶対に避けるべきは、「管理職はやりたくないです」と感情的に伝えること。断る理由を「自分の成長のため」という前向きな文脈で伝えることで、関係を壊さずに断れます。

「今ではなく将来は考えたい」とキャリアプランで交渉する

最も効果的な断り方の一つが、キャリアプランを共有する方法です。「今の段階では専門性をさらに高めたい。〇〇を達成してから管理職を検討したい」と具体的な条件を提示します。

これは単なる断りではなく、会社とのキャリア交渉です。人事面談や1on1の場を活用して、上司と定期的に対話する習慣を作ることが重要です。曖昧な返答を続けると、断る機会を失います。

「今はNoだが将来はYesの可能性がある」という姿勢を示すことで、会社も待ちやすくなります。

断れない状況のときのリスク管理と落としどころ

会社の状況によっては「断れない」と感じる場面もあるでしょう。そういった状況では、条件を交渉するアプローチが有効です。

「担当者の数を絞って少人数管理から始めたい」「最初の1年は候補という形で経験させてほしい」など、段階的な移行を提案します。完全な断りではなく、リスクを下げた形での受け入れを探るのです。

管理職になってしまった人が「辛い・辞めたい」を乗り越えるヒント

すでに管理職になってしまい「辛い」「辞めたい」と感じている人へ。今の状況を整理し、前に進むためのヒントをお伝えします。

管理職になってしまった人がまず整理すべき3つの感情

「辛い」という感情は、複数の感情が混ざっています。まずそれを分けて整理することが先決です。

  1. 仕事の量・内容が辛い――業務整理・委任・上司への相談で改善できる
  2. 部下・人間関係が辛い――コミュニケーションの方法論の問題(解決可能)
  3. 人前で話すこと自体が辛い――あがり症への対処が根本解決になる

①②は環境を整えることで改善できます。しかし③は、環境を変えても解決しません。ここに気づくことが最初の一歩です。

「辛い・辞めたい」を和らげる職場環境の整え方

管理職の辛さを軽減するために今すぐできることがあります。まず、「全部自分でやらなければ」という思い込みを捨てることです。

適切な委任(デレゲーション)を行い、自分が本当に関与すべき業務を絞り込みます。また、上司との1on1を増やして状況を共有し、孤独感を減らすことも効果的です。管理職の孤独感は、コミュニケーション頻度を上げることで大幅に改善できます。

管理職を続けながらあがり症を克服した人の共通点

管理職として活躍している人の多くは、「人前で話すことが苦手だった」という過去を持ちながら、克服した経験を持っています。

彼らに共通しているのは、「場数を踏めば慣れる」という方法ではなく、脳の緊張反応そのものへのアプローチを変えたという点です。正しい方法を知ることで、管理職の仕事は全く違うものに見えてきます。

元NHKエグゼクティブアナウンサーが実践した「あがり症克服」の核心アプローチ

ここまで読んでいただいた方は、「管理職になりたくない・辛い」という感情の根本に「人前での緊張」があると気づいてもらえたと思います。では、具体的にどう変えるのか。

吉松欣史が32年間のNHK現場で実践し、数百名のあがり症克服をサポートしてきた中で見えてきた核心は、「緊張を消そうとするのではなく、緊張との関係を変える」ということです。

多くの人が「緊張しないようにしよう」「深呼吸で落ち着こう」と試みます。しかしこれは逆効果です。緊張を「消すべき敵」として意識するほど、脳はその緊張を強化します。

正しいアプローチは、緊張を「なくすもの」ではなく「使いこなすもの」として捉え直すことです。適度な緊張は集中力とパフォーマンスを高めてくれる味方にもなります。

吉松メソッドの3ステップ

  1. 脳の反応を理解する――なぜ緊張するのかを知ることで「脅威」でなくなる
  2. 緊張を意味づけし直す――「危険信号」ではなく「準備完了サイン」と脳に伝え直す
  3. 正しい反復で神経回路を変える――場数ではなく「正しい手順の反復」が定着を生む

元NHKアナウンサー
ヨシ

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脳科学・心理学が証明するあがり症克服のメカニズム

「気持ちの問題」「根性が足りない」と言われがちなあがり症ですが、これは脳の構造的な反応です。科学的に理解することで、正しいアプローチが見えてきます。

人前に立つと扁桃体(脳の感情・恐怖反応を司る部位)が活性化し、「危険信号」を全身に送ります。本来は命を守るための仕組みですが、あがり症の人ではこの反応が人前という「安全な場面」でも過剰に起きてしまいます。

シカゴ大学精神科・ラドバウド大学など国際共同研究チームがfMRIを用いた研究では、社会不安が強い人ほど「理性(前頭前野)で恐怖反応(扁桃体)を抑える回路」の機能が低下していることが確認されています(相関係数r=0.53、統計的有意水準p=0.016)。
※出典:Altered cortical-amygdala coupling in social anxiety disorder(PubMed Central, 2019)

💡 脳のポイント
緊張を「意志の力で抑えよう」としても、前頭前野と扁桃体の回路が弱いと機能しません。必要なのは「意志を強くする」ことではなく、この回路を正しい方法で鍛え直すことです。

脳の神経回路は、正しいアプローチを続けることで変えられます。これを「神経可塑性(ニューロプラスティシティ)」と呼びます。あがり症は脳の問題だからこそ、脳から変えることで根本的に改善できるのです。

元NHKアナウンサー
ヨシ

理論を知ることは大事ですが、それ以上に「正しい手順を反復する」ことが定着を生みます。具体的な実践方法は、無料セミナーで詳しくお伝えしています。

管理職とあがり症に関するよくある誤解・注意点

管理職とあがり症について、よく見聞きする誤解を整理しておきます。

💡 誤解①「場数を踏めばあがり症は治る」
場数を踏むだけでは改善しないケースが多く報告されています。正しい方法論なしの反復は、「また緊張した」という記憶を強化するだけになることがあります。

💡 誤解②「管理職に向いてない人は、そもそもリーダーシップがない」
管理職を避けたいという感情は、リーダーシップの欠如とは別物です。人前での緊張をコントロールできれば、リーダーシップを発揮できる人は多くいます。

💡 誤解③「転職すれば管理職を避けられる」
転職先でも人前で話す機会は必ずあります。あがり症の根本解決なしに転職しても、同じ問題が新しい職場で再発します。

管理職になりたくない・辞めたいという感情の根本に「人前での緊張」があるなら、そこを解決することが最も効率的な選択です。

よくある質問(FAQ)

Q管理職を断ることは失礼にあたりますか?

+

丁寧に理由を伝え、将来の可能性を示す形で断れば失礼にはなりません。感謝を先に伝え、自分のキャリアプランを共有することが大切です。曖昧な返答を続けるよりも、誠実に伝えた方が長期的な関係を守れます。
Qあがり症でも管理職として活躍できますか?

+

はい、できます。吉松欣史のプログラムでも、管理職になってからあがり症を克服し、チームを引っ張るリーダーとして成長した方が多くいます。大切なのは、あがり症への正しいアプローチを知ることです。
Q管理職になりたくない場合、転職は有効な選択肢ですか?

+

転職自体は選択肢の一つですが、あがり症が原因で管理職を避けたいなら、転職先でも同じ問題が起きる可能性があります。まず人前での緊張への対処法を身につけてから転職を検討することをお勧めします。
Q管理職になってから辞めたいと感じています。まず何をすればいいですか?

+

まず「何が辛いのか」を具体的に分解してみてください。業務量の多さなのか、人間関係なのか、人前で話すことへの恐怖なのか。人前での緊張が主な原因であれば、あがり症克服のアプローチで状況が変わる可能性があります。
Q40代で管理職を断ることは、その後のキャリアに影響しますか?

+

影響する可能性はゼロではありませんが、断り方と代替案の提示次第で最小化できます。「専門職として貢献し続ける」というキャリアパスを示しながら断ることで、会社との関係を維持できます。
Q管理職に昇進したばかりですが、向いていないと感じています。どうすればいいですか?

+

まず3ヶ月は判断を保留することをおすすめします。最初の3ヶ月は誰でも慣れない状況で混乱します。それでも辛さが続くなら原因を具体的に分析してください。人前での緊張が主な原因であれば、あがり症克服のアプローチで大きく変わる可能性があります。
Qあがり症と管理職の向き不向きは関係ありますか?

+

直接の関係はありません。あがり症は「人前での緊張反応が強い状態」であり、リーダーシップや判断力とは別の問題です。あがり症を克服した後に、管理職として活躍し始める方は多くいます。

管理職になりたくない・辞めたいという悩みは、努力や根性ではなく「脳の使い方」を変えることで改善できます。
吉松欣史の無料オンラインセミナーで、脳科学に基づいた人前での緊張克服アプローチを90分で体験してみてください。

\ 最後まで読んだあなたへ /


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