オンラインボイトレと無料体験の選び方|会議で声が震え自分だけ聞き返される大人も3つで選べる

自宅の書斎でノートパソコンに向かい、イヤホンをつけてオンラインのボイトレを受ける女性会社員
この記事の監修
吉松欣史

元NHKエグゼクティブ
アナウンサー
吉松 欣史
経歴NHKで32年間。W杯・五輪の生放送実況
専門脳科学・心理学を使ったあがり症の克服

会議で話すと声が震え、自分だけ何度も聞き返される。声を整えたくてオンラインのボイトレを調べても、出てくるのは歌の教室ばかりで、どこの無料体験を受ければいいのか分からない。そんな大人に向けた記事です。

オンラインのボイトレ選びは、教室の数を比べるより、無料体験で確かめる3つを先に決めておくほうが迷いません。話し声のコースがある教室の比べ方と、体験の申し込みから断り方までを順にまとめました。

画面越しのレッスンで見えにくい所とカメラの置き方、月2回の料金の比べ方も紹介します。監修は、NHKで32年間アナウンサーを務めた元NHKエグゼクティブアナウンサーの吉松欣史です。

※出典:吉松欣史 講師プロフィール(経歴・主な実績)

TOC

ボイトレの無料体験で確かめる3つ:
話し声を録音して返してくれる教室を選ぶ

昼休み、会社の小さな空き会議室で、30代の男性会社員が机に置いたスマホに向かって、資料を片手に一人で短く読み上げ、自分の声を録音している近景。窓からの自然光。顔ははっきり写らない。資料とスマホの画面の文字は見えない

体験の前に直したい場面を1つ決める

無料体験は30〜60分ほどの短い時間です。何となく受けると、発声練習を一通りして終わってしまいます。会議の報告、電話の名乗り、朝礼の一言のように、声で困っている場面を1つだけ決めてから申し込んでください。

場面が決まると、体験で読む文も決まります。たとえば会議で聞き返される人なら、ふだんの報告の最初の2文を紙に書いて持っていきます。歌ではなく、自分の仕事の言葉を見てもらうことが、話し声の体験を生かす一番の近道です。

朝、駅のホームのベンチで、30代の男性会社員がスーツ姿で小さな手帳を開き、口の中で小さく言葉を確かめながら電車を待っている近景。手帳の文字は読めない。顔ははっきり写らない。文字は無い

体験で確かめる3つ

体験レッスンでは、講師の人柄や教室の雰囲気に目が行きがちです。けれども話し声を整えたい人が見ておきたいのは、次の3つです。体験が終わった帰り道に、3つそれぞれについて一言ずつメモしておくと、2校目と比べやすくなります。

  • ①録音声を聞かせ、直す所を言葉で返してくれるか
  • ②置き方姿勢や口元が映る位置を指示してくれるか
  • ③練習の数次回までの練習を1つに絞ってくれるか
夕方、駅前のカフェの窓ぎわの席で、40代の女性会社員がイヤホンを片耳につけ、スマホを手に持って何かを聞き返しながら、小さな手帳にメモを取っている近景。スマホの画面と手帳の文字は読めない。顔ははっきり写らない。文字は無い

1つ目:声を録音して返してくれるか

話している時の自分の声は、骨を伝わる音も混ざるため、録音とは違って聞こえます。体験の中で一度録音して一緒に聞き、語尾が消える、速すぎるといった直す所を言葉で返してくれる講師なら、話し声の悩みをよく見てくれます。

2つ目:映る位置を直してくれるか

オンラインでは、カメラに映った所しか講師は見られません。最初に、姿勢や口元、肩が見えるように端末の位置を直してくれるかを見てください。ここを確かめずに始める講師だと、声の出し方の癖を見落とされやすくなります。

夜、マンションの廊下に置いた姿見の前で、40代の男性が部屋着のまま背すじを伸ばし、肩の力を抜いて自分の立ち姿を確かめている遠景。顔ははっきり写らない。文字は無い

3つ目:練習を1つに絞ってくれるか

体験の最後に、家でやる練習をたくさん渡されると、どれも続きません。忙しい大人に合うのは、次の1週間でやることを1つに絞ってくれる講師です。1つの練習を録音で確かめる流れは、自宅ボイトレと発声練習のやり方で詳しく紹介しています。

話し方のボイトレはオンラインでできる?会議で聞き返される声に効く所

午前、シェアオフィスのガラス張りの個室ブースで、40代の男性会社員がヘッドセットをつけてノートパソコンに向かい、オンライン会議の相手に向けて身ぶりを交えながら落ち着いて説明している遠景。パソコンの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

話し声のボイトレで変えられるのは息・響き・語尾

話し方のボイトレはオンラインでも受けられます。画面越しでも練習しやすいのは、息の流れ、声の響き、語尾の強さの3つです。どれも録音で確かめられるため、会議で聞き返される声のように、聞こえ方の悩みに向いています。

声そのものが小さく、何度も聞き返されることが悩みの中心なら、声が小さいのを改善して声を大きくする方法も参考になります。声が通らないことへのコンプレックスの考え方は、声が通らないコンプレックスの原因と改善法にまとめています。

午後、取引先のビルの1階ロビーのソファで、30代の女性会社員が名刺入れを膝の上に持ち、目を閉じてゆっくり息を吐いて訪問の前に気持ちを整えている近景。看板やロゴの文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

歌のボイトレと話し方のボイトレの違い

同じボイトレでも、歌のコースは音程や高い声、話し方のコースは聞き取りやすさが中心です。Beeボイススクールのオンラインの話し方コースは、発声練習と表情筋の体操、滑舌の練習、自己紹介などの実践練習を並べています。

※出典:Beeボイススクール「オンラインレッスンコース」(2026年10月17日確認)

朝、オフィスの自席で、30代の女性会社員がヘッドセットをつけて電話を受け、背すじを伸ばしてメモを手元に置き、はっきりした表情で名乗っている遠景。パソコンの画面とメモの文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

話し方のコースがある教室の見分け方

教室のホームページで、コース一覧に「話し方」「ボイス」「会話」といった名前があるかを見ます。歌のコースしかない教室でも話し声を見てくれることはありますが、申し込みの欄に「仕事で話す声を整えたい」と書いておくと、合う講師につながりやすくなります。

声が震えるのは、声の出し方より緊張の話のことが多い

会議で声が震える時、息が浅くなって語尾が揺れるのは、声の出し方だけが原因とは限りません。人前に立つ時の緊張が中心なら、ボイトレで声を整えるのと合わせて、緊張との付き合い方も考える必要があります。8章でくわしく触れます。

オンラインボイトレのおすすめ教室を比較:
話し声のコースと無料体験

ここでは、オンラインで受けられ、話し声のコースがあると公式に書かれている6つの教室を並べました。並びは五十音順で、おすすめの順位ではありません。料金や体験の時間は、各教室の公式ページで2026年10月17日に確かめた値です。

教室 話し声のコース 無料体験 月2回の料金
アバロン 話し方コース あり(時間は未確認) 45分11,000円
60分12,980円
JOYミュージック ボイスコース あり(時間は未確認) 未確認
ナユタス 話し方レッスン 6,500円分を無料 未確認
Bee ボイス(話し方) 45分 50分
11,000円
ブラッシュボイス 会話ボイトレ 60分 未確認
Voice Camp 話し方レッスン 30分 50分
12,100円

※出典:各教室の公式ページ(2026年10月17日確認。ナユタスは10月10日) アバロン・JOYミュージックスクール・ナユタス・Beeボイススクール・Beeミュージックスクール・ブラッシュボイス・Voice Camp

料金は税込で入会金は別、「未確認」は公式ページに書かれていなかったものです。教室のボタンは提携している広告のリンクですが、紹介する中身や並び順は変えていません。料金は変わることがあるので、申し込む前に公式で確かめてください。

平日の夜、カラオケ店の小さな個室で、仕事帰りの30代の男性会社員がスーツの上着を脱いでソファの前に立ち、テーブルに立てたスマホに向かって声を出しながらオンラインのレッスンを受けている近景。スマホの画面と店内の機器の文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

アバロン:話し方コースと30分からの月2回

アバロン公式サイトのトップページ

アバロンのオンラインレッスンには話し方コースがあり、Zoomで受けます。月2回の料金は30分8,470円、45分11,000円、60分12,980円で、入学金は2,200円です。短い時間から始めたい人は、30分の月2回が選べます。

JOYミュージックスクール:プレゼン前にも使えるボイスコース

JOYミュージックスクール公式サイトのトップページ

JOYミュージックスクールのボイスコースは、声優志望のほか、話し方や声質の改善、感情表現、大切なプレゼンの前の練習などに対応していると書かれています。オンラインのレッスンはZoomで受け、アカウントの発行は必須ではありません。

ナユタス:話し方レッスンと6,500円分の無料体験

ナユタス公式サイトのトップページ

ナユタスはボーカルや声優などのコースに加えて、話し方レッスンを用意しています。オンラインに対応する講師が在籍し、6,500円分にあたる体験レッスンを無料で受けられます。駅の近くの校舎で受ける対面のレッスンもあります。

週末の昼、自宅の和室で、50代の男性が座卓の上にノートパソコンを置き、背すじを伸ばして正座しながら、画面の向こうの講師に向けて声を出している遠景。パソコンの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

Bee:話し方の45分無料体験

Bee公式サイトのトップページ

Beeボイススクールの話し方のオンラインコースは、45分の無料体験レッスンがあります。料金は全コース同じで、1回50分5,500円(税込)、入会金は無料です。レッスンはWherebyという通話サービスを使い、アプリの準備は要りません。

ブラッシュボイス:会話ボイトレと60分の無料体験

ブラッシュボイス公式サイトのトップページ

ブラッシュボイスには会話ボイトレコースがあり、無料体験は60分です。レッスンは基本的にZoomで行います。すべての講師がオンラインに対応しているわけではないと書かれているので、申し込みの時にオンラインで受けたいと伝えます。

休日の午前、公園の木陰のベンチで、50代の男性がタブレットを膝にのせ、画面を指でなぞりながら穏やかな表情で何かを見比べている遠景。タブレットの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

Voice Camp:話し方レッスンと面接対策コース

Voice Camp公式サイトのトップページ

Voice Campは完全オンラインのマンツーマンの教室で、話し方レッスンと面接対策コースがあります。無料体験は30分です。1回50分で、月2回12,100円、月4回22,000円、入会金は9,800円です。専用のURLからビデオ通話に入ります。

無料体験レッスンの申し込みから当日まで:
入会しない時の断り方も

朝、通勤前の自宅の玄関で、30代の女性会社員がコートを着たまま立ち止まり、スマホを両手で持って予定を確かめている近景。スマホの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

申し込みから当日までの順番

  1. 直したい場面を1つ決め、ふだん話す2文を紙に書く
  2. 話し声のコースがある教室を2つ選び、同じ週に体験を申し込む
  3. 当日は通話の前に端末の位置を決め、レッスンの録音か録画をしてよいか聞く
  4. 体験から3日以内に、1章の3つについて2校を比べる

2校を同じ週に受けるのは、記憶が新しいうちに比べるためです。1校目の印象が良すぎると、2校目を受けずに決めてしまいがちです。比べる相手がいるだけで、勧められるまま入会することを防げます。

夜、自宅の書棚の前の小さな机で、40代の男性会社員がノートを開き、2つの欄に分けて万年筆で書き比べている近景。ノートの文字は読めない。顔ははっきり写らない。文字は無い

無料体験だけ受けてもいい?

「習い事などの体験レッスンを、入会するつもりが無いのに、体験レッスン目当てで無料で受けるのって良くないことですか?相手にはバレてますか?」(2025年7月)
※出典:Yahoo!知恵袋「習い事などの体験レッスンを、入会するつもりが無いのに…」

教えている立場の回答者は「いくつかの教室が候補にあって、どこかに入る予定で体験レッスンをはしごする人もいます、それも想定内です」と答えています。どこかに通うつもりで2〜3校を比べるなら、気後れは要りません。

昼、オフィスビルの屋上の休憩スペースのベンチで、40代の男性会社員がスマホを耳に当て、穏やかな表情で電話をしている遠景。顔ははっきり写らない。文字は無い

入会しない時の断り方の一言

体験の後、その場で入会を決める必要はありません。迷っている時は「ほかの教室の体験も受けてから決めます。今日はありがとうございました」と伝えれば十分です。決めた後に断る時も、メールで「今回は見送ります」の一文で構いません。

大人のボイトレレッスンの種類:
個人・グループ・短期と話し方教室の違い

個人レッスンとグループレッスンの違い

個人レッスンは、講師と1対1で、自分の声だけを見てもらえる形です。グループは料金が安い代わりに、一人ひとりの声を見る時間は短くなります。周りの目が気になる人や、仕事の言葉で練習したい人は、個人レッスンから始めると安心です。

夜、ボイトレ教室の明るいレッスン室で、40代の女性講師と30代の男性会社員が向かい合って立ち、講師が自分の口元に手を添えて口の開け方を見せている遠景。顔ははっきり写らない。楽譜や掲示物の文字は見えない

短期・1日・週1回のレッスン

大事な発表の前だけ声を整えたい人は、回数の少ないプランや単発のレッスンを選ぶ方法もあります。反対に、話し声の癖を直したい人は、週1回か月2回を3か月ほど続け、録音で変化を比べるほうが手応えを感じやすくなります。

夕方、地域の公民館の明るい多目的室で、30〜50代の大人4人が横に並んで立ち、前に立つ40代の女性講師の手の動きに合わせて声を出している遠景。掲示物の文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

話し方教室とボイトレの違い

話し方教室は、話の組み立てや人前での話し方が中心です。ボイトレの話し方コースは、声の出し方や響き、滑舌が中心です。言葉がまとまらない悩みなら話し方教室・コミュニケーション教室の選び方が合っています。

話し方教室をオンラインで探したい人は、オンラインの話し方教室の比較で、教室ごとの内容と料金を並べています。声と話の組み立ての両方に困っている人は、まず声で困る場面と、言葉で困る場面を分けて書き出してみてください。

オンラインか対面か:
画面越しで見えない所とカメラの置き方

夕方、自宅の寝室の窓ぎわに置いたスタンドにスマホを立て、30代の女性会社員が少し離れて立ち、画面に全身が入るか確かめながら位置を直している遠景。スマホの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

オンラインで見えにくい所

「ボイトレに通いたいのですが、オンラインってどうですか?オフラインの方がいいですかね?」(2024年7月)
※出典:Yahoo!知恵袋「ボイトレに通いたいのですが、オンラインってどうですか?」

回答には、画角に限界があり姿勢や喉元を発声中に見られない、という声がありました。ナユタスのコラムも、首や肩の力みや、スマホのマイクでは伝わりにくい息の混ざり方を挙げています。オンラインは、見えにくい所を知ったうえで使う形です。

※出典:ナユタス「ボイトレのオンライン個人レッスンとは?対面との違いを解説」(2026年2月更新)

夜、自宅のリビングのソファで、30代の男性がスマホを顔の前に掲げて友人とビデオ通話をし、笑顔で声の聞こえ方を確かめている近景。スマホの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

カメラとマイクの置き方

端末は机の上に寝かせず、スタンドで顔の高さに立てます。少し離して胸から上が映るようにすると、口元と肩の両方を講師が見られます。イヤホンをつけると相手の声が聞き取りやすく、自分の声と混ざりにくくなります。

通信が途切れると、声の細かな変化が伝わりません。ナユタスのコラムは、Wi-Fiでも接続が安定しない時は有線につなぐ方法を勧めています。レッスンの前に一度、家族や友人とビデオ通話をして、声の聞こえ方を確かめておくと安心です。

夜、出張先のビジネスホテルの客室の小さなデスクで、40代の男性会社員がワイシャツ姿でノートパソコンの上のカメラの角度を指で直し、有線のイヤホンをつけてオンラインのレッスンの準備をしている近景。カーテンの閉まった落ち着いた部屋。パソコンの画面はぼけていて見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

対面がいい人は通える教室を探す

体の使い方を直接見てほしい人や、家で声を出しにくい人は、対面の教室のほうが向いています。都内で通える教室は東京のボイトレ教室の比較で、講師や料金を並べています。体験の様子はシアーミュージックの体験記も参考になります。

オンラインボイトレの料金:
月2回で比べる・独学との違い

オンラインのボイトレは、教室によって1回の時間も回数も違うため、そのままでは比べにくいものです。月2回にそろえて、1回の時間と入会金を並べると、違いが見えてきます。3章の教室のうち、料金が公式に書かれていた3つで比べました。

月2回の料金(税込・入会金は別)

アバロン 30分×2回

8,470円

アバロン 45分×2回

11,000円

Bee 50分×2回

11,000円

Voice Camp 50分×2回

12,100円

アバロン 60分×2回

12,980円

出典:各教室の公式ページ(2026年10月17日確認)。Beeは1回5,500円を2回分にした値

月2回では1万円前後に集まりますが、入会金はBeeが無料、アバロンが2,200円、Voice Campが9,800円と差があります。最初の3か月にかかる額を、月の料金の3倍に入会金を足して比べると、続けた時の負担がつかみやすくなります。

夜、自宅の窓ぎわの小さなデスクで、40代の女性会社員が電卓とノートを前に、背もたれに軽くもたれて落ち着いた表情で考えている近景。ノートの文字は読めない。顔ははっきり写らない。文字は無い

見落としやすい費用

入会金のほかに、教材費や、対面とオンラインを組み合わせた時のスタジオ代がかかる教室もあります。ボイトレ教室のブラッシュボイスがまとめた相場では、オンラインの月2回は8,000〜1万2,000円ほどで、対面より安い傾向です。

※出典:ブラッシュボイス「ボイトレの月謝相場はいくら?料金の目安と教室の選び方をプロが解説」(2026年5月更新)

独学で十分な人と、教室がいい人

息や響きの練習を毎日続け、録音で変化を確かめられる人は、まず自宅の独学から始めても構いません。自分では癖に気づけない、続けても変わらないと感じた時に教室を使うと、料金をかける所が絞れます。独学の進め方は自宅ボイトレのやり方にあります。

オンラインボイトレでやってはいけないこと・よくある誤解

朝、オフィスの給湯室で、30代の男性会社員が紙コップのお茶を手に、同僚の30代の女性と軽く笑いながら話している遠景。顔ははっきり写らない。文字は無い

避けたいこと①:体験で歌だけ受ける

話し声を整えたいのに、体験で歌の発声だけを受けて終わると、自分の悩みに合うかが分かりません。申し込みの時に、仕事で話す声を見てほしいと書き、1章で決めた場面の2文を体験の中で読ませてもらってください。

避けたいこと②:1回目で入会を決める

体験の印象が良くても、その日のうちに決める必要はありません。1校だけでは、良し悪しを比べる物差しがないからです。2校目を受けて、1章の3つを並べてから決めても、遅くはありません。

昼、自宅の廊下の棚に置かれたネットの機器のそばで、40代の女性がノートパソコンを両手で抱え、電波の入りやすい場所を探すように周りを見ている遠景。機器のランプや画面の文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

避けたいこと③:通信の悪い場所で受ける

電波の弱い部屋や、家族の声が入る場所で受けると、講師に声の細かな変化が届きません。音が途切れるたびに確かめ直すことになり、短いレッスンの時間が削られます。受ける部屋と端末の位置は、前の日までに決めておきます。

誤解①:ボイトレは歌う人のもの

ボイトレというと歌の練習を思い浮かべますが、3章で紹介したように、話し方や会話のコースを置く教室は少なくありません。仕事で話す声を整える目的で通う大人もいます。目的を伝えれば、話し声に合わせた練習になります。

朝、オフィスビルのエントランスの前で、50代の男性会社員が出社してきた後輩の30代の女性に、明るい表情で手を軽く挙げて挨拶している遠景。看板やロゴの文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

誤解②:いい声になれば緊張しない

声が整うと話しやすくなりますが、人前に立った時の緊張まで消えるとは限りません。声の出し方と、緊張とどう付き合うかは別の練習です。ボイトレで声を整えたのに本番で声が震える人は、緊張の扱い方に目を向けてみてください。

誤解③:オンラインは効果が薄い

オンラインで見えにくい所はありますが、6章のようにカメラの位置や通信を整えれば、話し声の練習は十分にできます。録音や録画を残せる教室なら、後から聞き直せるという、対面にはない良さもあります。

午後、会社の小さな会議室で、50代の男性会社員が4人ほどの同僚の前に立ち、資料を手に持ちながら、顔を上げて落ち着いた声で報告している遠景。資料とホワイトボードの文字は見えない。顔ははっきり写らない。文字は無い

元NHKエグゼクティブアナウンサーにも、辞めようと思った夜があった

監修の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、京都・鳥取・広島・仙台・松山・北九州など全国の放送局で、プロ野球や高校野球、サッカーの実況を担当してきました。その吉松も、新人の頃は本番でうまく話せずに悩んだと振り返っています。

※出典:吉松欣史 講師プロフィール(経歴)

元NHK
アナウンサー
ヨシ

「自分はアナウンサーに向いていないんじゃないか」本気で、辞めようと思った夜があります。

※出典:吉松欣史 講師プロフィール(私自身のあがり症体験)

声を整えても、会議で人前に立つと声が震える、頭が真っ白になるという人は、声の出し方より、緊張とどう付き合うかが問題なのかもしれません。ボイトレで整えた声を本番で出すには、緊張への向き合い方も一緒に考える必要があります。

💡 声や喉の不調が続く方へ
声のかすれが2週間以上続く時は、レッスンを休んで耳鼻咽喉科を受診してください。あかいけ耳鼻咽喉科クリニックは、かぜによるかすれは2週間ほどで治ってくることが多く、それ以上続く時は声帯ポリープなどのほか、まれに重い病気が隠れていることもあると説明しています。
人前で話す場面を考えるだけで動悸がする、眠れない日が2週間以上続く時は、心療内科や精神科、職場の産業医に相談してください。厚生労働省の働く人のための相談窓口「こころの耳」では、電話やSNSで相談できます。

ボイトレで声を整えても、会議や朝礼で人前に立つと声が震え、言いたいことが出てこない方へ。新人の頃に辞めようと思った夜もあった吉松欣史が、32年の生放送でたどり着いた話し方の考え方を伝える、無料のオンライン勉強会があります。

講師の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、サッカーW杯とオリンピックの実況を担当した元NHKエグゼクティブアナウンサーです。勉強会は無料のオンライン形式で、60分・顔出し不要です。人前で話す時の緊張が悩みの中心の方に向けた内容です。

※出典:吉松欣史 講師プロフィール(経歴・主な実績)

※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。

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よくある質問:
オンラインボイトレ

Qスマホだけでオンラインボイトレは受けられますか?
スマホとネット環境があれば受けられる教室がほとんどです。スマホはスタンドで顔の高さに立て、胸から上が映る位置に置きます。イヤホンをつけると、講師の声が聞き取りやすくなります。
Q家族に声を聞かれるのが恥ずかしいです
家族のいない時間に受けるか、柔らかい物の多い部屋を選ぶと、声が外に響きにくくなります。声を出さない練習から始める方法は、自宅ボイトレと発声練習のやり方で紹介しています。
Q何回くらいで話し声は変わりますか?
何回で変わるとは言い切れません。体験の日に録音した声と、1か月後の声を同じ文で聞き比べると、語尾や間の小さな変化に気づきやすくなります。月2回なら3か月ほど続けて比べるのが目安です。
Q無料体験は何校まで受けていいですか?
決まりはありませんが、2〜3校を比べれば十分です。多すぎると違いを覚えきれません。どこかに通うつもりで比べ、1章の3つをメモに残しておくと、決める時に迷いません。
Q声が小さいと言われます。ボイトレで直りますか?
息の流れと響きを整える練習で、届く声に近づけます。声の大きさが悩みの中心なら、声が小さいのを改善して声を大きくする方法もあわせて読んでください。
Q都内で通える教室も知りたいです
対面の教室は、東京のボイトレ教室の比較で講師や料金を比べています。オンラインと対面の両方を選べる教室もあるので、体験の時に聞いてみてください。

オンラインのボイトレは、直したい場面を1つ決め、無料体験で「録音して返してくれるか」「画面越しの置き方を教えてくれるか」「練習を1つに絞ってくれるか」の3つを確かめれば、話し声に合う教室を選べます。人前で話す時の緊張が中心の方は、吉松欣史の無料オンライン勉強会(60分・顔出し不要)で、緊張と付き合いながら話すための考え方を知ってください。

講師の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、サッカーW杯とオリンピックの実況を担当した元NHKエグゼクティブアナウンサーです。勉強会は無料のオンライン形式で、60分・顔出し不要です。人前で話す時の緊張が悩みの中心の方に向けた内容です。

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