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春の人事異動のあと、送る人と迎える人が同じ席にいる歓送迎会で、乾杯や締めの挨拶を頼まれた。どちらに何を言えばいいのか決められず、頭が真っ白になって声が震えそうだという方は少なくありません。
歓送迎会の挨拶は、送る人が残したことを1つ選び、それを迎える人に手渡す一言にすると30秒でまとまります。元NHKエグゼクティブアナウンサー・吉松欣史の監修で、乾杯と締めの例文、挨拶の順番を紹介します。
- 送る人と迎える人を1つの話でつなぐ型
- 歓送迎会の乾杯と締めの挨拶の例文
- 挨拶の順番と、誰に頼むか
- 頭が真っ白・声が震える人の準備
歓送迎会の挨拶は「送る人が残したこと」を1つ選び、迎える人に手渡す一言にすると30秒でまとまる

歓送迎会には、主役が2組います。異動や退職で職場を去る人と、新しく来た人です。お礼と歓迎を別々に話すと、どちらかが長くなったり同じ言葉を2回言ったりして、挨拶がだらだらと続いてしまいます。
そこで、送る人がこの職場に残してくれたことを1つだけ選び、「それを今度は〇〇さんと一緒に続けていきます」と迎える人に手渡す形にします。1つの話で2人をつなげば、どちらにも同じ重さでふれられます。
歓送迎会の挨拶の4つの部品
- 名乗りと会のお礼「〇〇課の〇〇です。幹事の皆さん、ありがとうございます」
- 送る人が残したこと1つ「〇〇さんが始めてくれた朝のひと声」
- 迎える人に手渡す一言「これからは△△さんと一緒に続けていきます」
- 合図乾杯なら「乾杯」、締めなら「お手を拝借」

30秒の歓送迎会の挨拶の例文(基本)
4つの部品をつなぐと、次のような30秒の挨拶になります。ここからの例文は、この記事の書き手が作った見本です。人の名前と「残したこと」を入れ替えて使ってください。最後の合図を変えれば、乾杯にも締めにも使えます。

約30秒・歓送迎会の乾杯の挨拶の形
「総務課の〇〇です。幹事の皆さん、今日はありがとうございます。異動される〇〇さんは、毎朝のひと声で課の空気を明るくしてくれました。」
「その朝のひと声は、今日から来てくださった△△さんと一緒に、私たちが続けていきます。〇〇さんの新しい職場でのご活躍と、△△さんの歓迎を祝して、乾杯。」

「残したこと」は、大きな実績でなくてかまいません。毎朝のひと声や、困った時にかけてくれた言葉のように、職場の全員が知っている小さなことを選ぶと、聞いている人も同じ場面を思い浮かべながら聞いてくれます。

送る人・迎える人が何人もいる時の名前の言い方
4月の歓送迎会では、送る人と迎える人がそれぞれ何人もいることがあります。全員の名前を挨拶の中で読み上げると、それだけで1分を超えてしまいます。名前の紹介は司会や幹事に任せ、挨拶では人数でまとめて呼びかけましょう。
「残したこと」も、全員の分を言う必要はありません。部署として受け継ぐことを1つ選び、「皆さんが守ってくれた〇〇を、新しい4名の皆さんと続けていきます」と言えば、誰か一人に偏ることなく2組の主役にふれられます。

長さの目安:乾杯と締めは30秒
歓送迎会の挨拶の長さの目安
30秒
30秒以内
1分
1〜2分
Indeed、挨拶の順番を表にまとめたブログ、Workspace & Bar 56のコラムの目安と、この記事のおすすめを比べています。幅のある目安は長いほうの値で棒の長さを描いています
Indeedのコラムでは、歓送迎会の挨拶は1〜2分くらいが適切とされています。挨拶の順番を表にまとめたブログでは、乾杯の発声は30秒以内、主役の挨拶と中締めは1〜2分と、役目ごとに長さが分けられています。
※出典:Indeed「歓送迎会の挨拶の順番は?コツや注意点、例文も紹介」
※出典:Blog Chronicle「歓送迎会の挨拶の順番|失礼なく進む流れと役職ルール【幹事向け】」

乾杯と締めは、会の流れを動かすための挨拶です。グラスを持ったまま待っている人や、帰り支度を始めた人がいるので、緊張しやすい人ほど短い30秒を目安にすると、最後の合図まで言い切りやすくなります。
歓送迎会の乾杯の挨拶の例文:簡単な一言から人事異動の会まで

乾杯の挨拶は、歓送迎会の最初に会の空気を決める挨拶です。送る人と迎える人の名前を両方入れ、最後は「〇〇を祝して、乾杯」で止めるのが基本です。簡単な一言から、人事異動の会の例文まで順に紹介します。
簡単な乾杯の挨拶(15秒)
小さな部署の歓送迎会や、急に乾杯を振られた時は、名乗りと2人の名前と乾杯の発声だけで十分です。送る人と迎える人を1つの文の中に並べておくと、緊張していても、どちらかを言い忘れる心配がありません。
約15秒・簡単な乾杯の形
「〇〇です。〇〇さんの新しい門出と、△△さんの歓迎を祝して、乾杯。」

30秒の乾杯の挨拶の例文(部署の歓送迎会)
約30秒・部署の歓送迎会の乾杯の形
「ご指名いただきました営業部の〇〇です。〇〇さん、3年間ありがとうございました。〇〇さんが作ってくれたお客様の名簿は、今日から△△さんと一緒に使わせていただきます。」
「〇〇さんのご活躍と、△△さんの歓迎、そして営業部のこれからを祝して、乾杯。」

例文では、送る人が残した名簿を、迎える人と「一緒に使う」と言っています。送る人には「あなたの仕事はここに残る」、迎える人には「あなたも今日から仲間だ」という気持ちが、1つの文で同時に伝わります。

人事異動・転勤の歓送迎会の乾杯
人事異動の時期の歓送迎会では、転勤で遠くへ行く人と、ほかの支店から来た人が同じ席にいることがよくあります。その時は、送る人の行き先と迎える人の来た所を一言ずつ入れると、場所の話で2人がつながります。
約30秒・人事異動の歓送迎会の乾杯の形
「〇〇さんは来月から大阪支店へ、△△さんは名古屋支店から来てくださいました。〇〇さんが大阪で見つける新しいやり方も、△△さんが名古屋から持ってきてくれたやり方も、この課で生かしていきます。お二人を祝して、乾杯。」

乾杯の音頭と「ご唱和ください」の言い方
乾杯の発声の前に「皆さま、お手元のグラスをお持ちください」と言い、全員がグラスを持つまで2秒ほど待ちましょう。待たずに乾杯と言うと、声がそろわずばらばらになります。会場を見渡す間に呼吸も整います。
改まった会では「ご唱和ください」と添えてから乾杯と言います。乾杯の挨拶の組み方や言い方の細かいコツは、場面を問わない乾杯の挨拶の記事で紹介しています。あわせて読んでみてください。
歓送迎会の締めの挨拶の例文:中締め・一本締めまで

締めの挨拶は、歓送迎会を終わらせる最後の挨拶です。乾杯で言ったことを繰り返すと、同じ話に聞こえてしまいます。締めでは、会の間に見かけた送る人と迎える人の一場面を1つ拾い、最後の1文でつなぎます。
締めの挨拶の例文(30秒)

約30秒・歓送迎会の締めの形
「締めのご挨拶をさせていただきます〇〇です。今日は〇〇さんの周りに、ずっと人の輪ができていました。その輪の中に、さっそく△△さんも入っていたのが印象的でした。」
「〇〇さん、新しい職場でもお元気で。△△さん、明日からよろしくお願いします。それでは一本締めで締めます。お手を拝借。いよーお」

会の間に見かけた場面なら、前もって覚える必要がありません。前日に用意するのは最後の1文と手締めの合図だけにして、会の途中で「この場面を言おう」と1つ決めておくと、本番で言葉に詰まりにくくなります。

中締めの挨拶例文:二次会がある時
歓送迎会のあとに二次会がある時は、会の途中で中締めをして一度区切ります。中締めでは、帰る人への一言と二次会に行く人への案内を入れます。送る人が二次会に行くなら、ゆっくり話すのは二次会に回してもかまいません。
約25秒・歓送迎会の中締めの形
「中締めをさせていただきます〇〇です。〇〇さん、△△さん、今日はお二人のおかげで良い会になりました。お帰りの方はお気をつけて。二次会に行く方は、お店の前に集まってください。一本締めで締めます。お手を拝借。いよーお」

一本締めで終える一言
歓送迎会の締めには、一本締めがよく使われます。「一本締めで締めます」と手締めの名前を先に言ってから「お手を拝借」と続けると、手を打つ回数がずれません。三本締めや一丁締めとの違いは中締めの挨拶の記事で紹介しています。

若手が締めを頼まれた時の例文
若手が締めを頼まれることもあります。知恵袋では、事務の職場で上司2人の歓迎会(約12名)の締めを頼まれた人が、自分は一番下の立場なので、そのまま使える例文がほしいと相談していました。
※出典:Yahoo!知恵袋「歓迎会の締めの挨拶をすることになりました」(2008年4月)

若手の締めは、立派なことを言うより、先輩たちへのお礼と、送る人と迎える人への一言を短く言えば十分です。「僭越ながら」と添えて名乗れば、立場を気にしている気持ちも伝わり、会場はあたたかく聞いてくれます。
約25秒・若手が締めを頼まれた時の形
「僭越ながら、締めのご挨拶をさせていただきます、入社2年目の〇〇です。〇〇さん、いつも丁寧に教えてくださりありがとうございました。△△さん、これからよろしくお願いします。一本締めで締めます。お手を拝借。いよーお」

歓送迎会の挨拶の順番と、乾杯・締めを誰に頼むか

歓送迎会の挨拶に、決まった正式な順番があるわけではありません。よく見られるのは、開会→主催者の挨拶→乾杯→歓談→主役の挨拶→締め→閉会の順です。Indeedのコラムと、挨拶の順番を表にまとめたブログの流れを合わせて整理しました。
| 挨拶(上から順に) | 誰が | 長さの目安 |
|---|---|---|
| 開会の辞 | 幹事・司会 | 30秒 |
| 主催者の挨拶 | 一番上の立場の人 | 1〜2分 |
| 乾杯 | 上司・先輩 | 30秒以内 |
| 歓談 | 全員 | 30〜60分 |
| 主役の挨拶 | 送られる人・迎えられる人 | 各1〜2分 |
| 中締め・締め | 二番目の立場の人 | 1〜2分 |
| 閉会の辞 | 幹事・司会 | 30秒 |
※出典:Blog Chronicle「歓送迎会の挨拶の順番|失礼なく進む流れと役職ルール【幹事向け】」
※出典:Indeed「歓送迎会の挨拶の順番は?コツや注意点、例文も紹介」
表の「誰が」は、よく見られる頼み方の目安です。会社によっては部長が乾杯と締めを兼ねたり、幹事が締めまで務めたりすることもあります。去年の歓送迎会の順番を幹事に聞いておくのが、いちばん確実な調べ方です。

送られる人と迎えられる人、どちらが先に挨拶する?
主役の挨拶の順番は、上位の記事でも分かれています。Indeedのコラムは迎える人の挨拶のあとに送られる人の挨拶、順番を表にしたブログは送られる側のあとに迎えられる側の挨拶、という並びで紹介しています。
歓送迎会の挨拶をまとめたWorkspace & Bar 56のコラムでも、送別を先にする考え方と、迎える人を先にする考え方の両方があり、明確な決まりはなく会社の慣例や社風による、とされています。迷ったら幹事に合わせましょう。
※出典:Workspace & Bar 56「歓送迎会の挨拶、頼む順番と立場別の例文、司会の進め方」

乾杯と締めは誰に頼む?
知恵袋では、課長が歓送迎会の幹事になり、役員や新しい部長、異動する部長と次長がいる席で、乾杯と締めを誰に頼むかを相談していました。回答では、乾杯を異動する次長に、締めを異動する部長に頼む案が出ていました。
※出典:Yahoo!知恵袋「歓送迎会時の挨拶について教えて下さい」(2023年2月)
送る人に乾杯や締めを頼むと、本人の言葉で別れを言える場ができます。反対に、来たばかりの人にいきなり乾杯を頼むと、職場のことがまだ分からず困らせてしまいます。迎える人には、主役の挨拶の時間を用意しましょう。

会の流れと司会の台本
開会の辞から閉会の辞まで、司会が話す場面は7つほどあります。司会のセリフは、次の人を呼ぶ一言が中心です。開会から閉会までの台本は、送別会の司会進行の記事で場面ごとに紹介しているので、歓送迎会でも使えます。
立場別の歓送迎会の挨拶:上司・課長、幹事、送られる側・迎えられる側

歓送迎会では、立場によって話す中身が変わります。上司は職場を代表したお礼と期待、幹事は会の進め方、主役は自分の言葉でのお礼とよろしくが中心です。立場ごとの例文を順に見ていきます。
上司・課長の挨拶の例文(1分)
上司や課長の挨拶は、主催者として会の最初に話すことが多い挨拶です。送る人の仕事を1つ具体的にほめ、迎える人に期待することを1つだけ伝えます。期待をいくつも並べると、迎える人には重荷に聞こえてしまいます。

約1分・課長の挨拶の形
「課長の〇〇です。〇〇さん、5年間本当にありがとうございました。〇〇さんがまとめてくれた作業の手順書は、課の全員が今も毎日使っています。」
「△△さん、ようこそ。最初の1か月は、分からないことを何でも聞いてください。それが今いちばん大事な仕事です。〇〇さんの手順書を、一緒に育てていきましょう。今日はゆっくり楽しんでください。」

幹事の開会の挨拶の例文(30秒)
幹事の開会の挨拶は、会を始める合図です。名乗りと会の目的、次の挨拶への振りを短く言えば十分です。主役の紹介を幹事の役目にしておくと、乾杯や締めの人が名前を読み上げる手間が減り、挨拶がそれだけ短くなります。
約20秒・幹事の開会の形
「皆さん、お疲れさまです。幹事の〇〇です。ただいまから、〇〇さんの送別と△△さんの歓迎を兼ねた歓送迎会を始めます。まず、〇〇部長からご挨拶をお願いします。」

送られる側の挨拶は短く
送られる側の挨拶は、職場へのお礼と、思い出を1つだけ話すのが基本です。迎える人と同じ席なので、新しい人に「この職場は良い所です」と一言そえると、送られる人の挨拶が迎える人への歓迎にもなります。
送られる側の詳しい例文は送別会の挨拶の記事に、異動の時の朝礼の挨拶は異動の挨拶の記事にまとめています。退職や定年で送られる時の1分の挨拶も紹介しているので、あわせて見てください。

迎えられる側の挨拶
迎えられる側は、名前と前の職場や部署、これから頑張りたいことを1つ話せば十分です。送る人のことを知らなくても、「〇〇さんが残してくださったことを、早く覚えたいです」と一言そえると、場の空気がやわらぎます。
新入社員や中途入社の人の自己紹介の例文は新入社員の挨拶・自己紹介の記事で、迎えるだけの会の挨拶は歓迎会の挨拶の記事で紹介しています。歓迎だけの会なら、そちらの例文のほうが合います。

歓送迎会の挨拶を温かく・面白くする一言:笑いは自分の失敗1つ、前の人と新しい人は比べない

歓送迎会で笑いを取りたいと思っても、主役をいじる冗談は外れやすいものです。一番確実なのは、自分の小さな失敗を1つだけ話し、送る人か迎える人へのお礼につなげることです。笑いが起きなくても、次の文へ進めば大丈夫です。
面白い一言の例文

約30秒・自分の失敗で笑いを取る締めの形
「締めの〇〇です。〇〇さんに初めて教わった日、私は紙詰まりを直そうとして、さらに3枚詰まらせました。そのとき笑って直してくれたのが〇〇さんでした。」
「△△さん、紙が詰まったら私ではなく、〇〇さんの残した手順書を見てください。それでは一本締めで。お手を拝借。いよーお」

自分の失敗なら覚える必要がなく、誰も傷つけずに笑いが生まれます。例文のように、その失敗を送る人へのお礼と迎える人への一言につなげると、冗談だけで終わらない歓送迎会の挨拶になります。
言わない方がいいこと:前の人と新しい人を比べる・異動や退職の理由
歓送迎会で気をつけたいのは、送る人と迎える人を比べる言い方です。「〇〇さんほどできる人はいない」と言うと、迎える人には「自分は比べられる」という重荷になります。2人の良さは、別々の言葉でほめましょう。

異動や退職の理由にふれるのも避けます。本人が話していない事情を挨拶で言うと、場の空気が止まります。一部の人にしか分からない内輪の話や、特定の人をいじる冗談も、迎える人を置いていくので控えましょう。
歓送迎会の挨拶を頼まれて頭が真っ白・声が震える人へ:前日と当日の3つの準備

歓送迎会の挨拶が緊張しやすいのは、送る人と迎える人の2組の主役がいて、どちらにも失礼のないように話さなければと思うからです。名前を言い間違えたらどうしようという不安も、頭が真っ白になるきっかけになります。
準備は、挨拶を丸ごと覚えることではなく、2人の名前と「残したこと」「手渡す一言」の2行を体に入れておくことです。名乗りや会のお礼は決まった言い方なので、本番でも出てきます。前日と当日にすることは次の3つです。
- 2人の名前と読み方を確かめる幹事か名簿で、名字の読みと肩書きを確かめる
- 「残したこと」と「手渡す一言」を1行ずつメモ手のひらに収まる紙に2行だけ書く
- 声に出して30秒を3回計る時計を見ながら、長くなる所を削る
名前さえ正しく言えれば、真ん中が少し飛んでも挨拶は終えられます。全部を丸暗記しようとすると、一か所が抜けた時に先が全部出てこなくなります。小さなメモを手に持って話すのは、決して恥ずかしいことではありません。

当日:名前を呼ばれてから話し始めるまで
名前を呼ばれたら、すぐに話し始めず、立ち上がってから送る人と迎える人の顔を一度ずつ見ましょう。2人の顔を見る2秒ほどの間に呼吸が整い、誰に向けて話すのかもはっきりして、最初の名乗りが落ち着いた声になります。
声が少し震えても、聞いている人はグラスを持って合図を待っているので、思っているほど気づかれません。大事なのは、最後の「乾杯」や「お手を拝借」をはっきり言い切ることです。そこが届けば、挨拶は役目を果たせます。

元NHKエグゼクティブアナウンサーが大切にしている「伝わる話し方」の考え方
吉松欣史は、NHKで32年間、プロ野球や高校野球、Jリーグの実況を担当し、FIFAワールドカップ2010やロンドンオリンピック2012の放送にも携わりました。2023年にNHKを退局し、今は話し方の研修を行っています。
その吉松も、入社当初は人前に立つと声が震え、頭が真っ白になっていました。ルーキー時代の祇園祭の生中継では、一字一句丸暗記したコメントが、始まった瞬間に全部飛んでしまったといいます。

吉松が指導の柱の一つに置いているのが、意識の向け先を変えることです。周りに「どう見られているか」を気にするほど緊張は強くなります。歓送迎会なら、届けるのは送る人へのお礼と迎える人への歓迎の言葉です。
元NHK
アナウンサー
ヨシ
「どう見られるか」への意識を「何を届けるか」へ転換。認知的再評価でプレッシャーを力に変える。
歓送迎会の挨拶でよくある誤解・注意点

誤解①:送る人と迎える人に同じ長さで話さないと失礼
送る人へのお礼と迎える人への歓迎を、同じ文字数でそろえようとすると挨拶が長くなります。大事なのは長さをそろえることではなく、2人の名前をどちらも言うことです。1つの話でつなげば、短くても気持ちは伝わります。
誤解②:面白いことを言わないとしらける
歓送迎会の挨拶で聞いている人が待っているのは、笑いよりも、送る人と迎える人への温かい一言です。会で見かけた一場面を素直に言うだけで、十分に気持ちは伝わります。笑いは、自分の小さな失敗が1つあれば足ります。

誤解③:場数を踏めば緊張しなくなる
毎年の歓送迎会で何度挨拶をしても、毎回声が震えるという人は少なくありません。回数を重ねるより、2人の名前と2行のメモを準備し、意識を「何を届けるか」に向ける練習をしておく方が、本番で言い切れる確率が上がります。
💡 眠れない・体の不調が続く方へ
人前で話すことが怖くて、眠れない日や、体が動かず仕事や外出がつらい日が2週間以上続く時は、心療内科や精神科、職場の産業医に相談してください。厚生労働省の働く人のための相談窓口「こころの耳」では、電話やSNSで相談できます。
歓送迎会の挨拶だけでなく、朝礼や会議、取引先への挨拶など、人前で話すたびに声が震える方へ。入社当初は自分も声が震えていた吉松欣史が、32年の生放送でたどり着いた話し方の考え方をお伝えする無料のオンライン勉強会があります。
講師の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、サッカーW杯とオリンピックの実況を担当した元NHKエグゼクティブアナウンサーです。勉強会は無料のオンライン形式で、60分・顔出し不要です。人前で話す時の緊張が悩みの中心の方に向けた内容です。
※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
\ 人前で話す時の緊張が中心の方へ /
歓送迎会の挨拶でよくある質問
Q送る人と迎える人、どちらの名前を先に言えばいいですか?
Q主役が何人もいる時は、全員の名前を言うべきですか?
Q送られる人が欠席した時は、どう挨拶すればいいですか?
Q歓送迎会の挨拶は、メモを見ながら言ってもいいですか?
歓送迎会の挨拶で頭が真っ白になったり、声が震えたりするのは、あなたが人前で話すのに向いていないからではありません。人前で話す時の緊張が中心の方は、吉松欣史の無料オンライン勉強会(60分・顔出し不要)で、緊張と付き合いながら話すための考え方を知ってください。
講師の吉松欣史は、NHKで32年間アナウンサーを務め、サッカーW杯とオリンピックの実況を担当した元NHKエグゼクティブアナウンサーです。勉強会は無料のオンライン形式で、60分・顔出し不要です。人前で話す時の緊張が悩みの中心の方に向けた内容です。
※通院中・治療中の方は、この記事の方法より主治医の方針を優先してください。
\ 最後まで読んだあなたへ /
元NHKアナウンサー吉松欣史が漫画で解説あがり症の正体、無料の漫画で読めます発声の問題?あがり症?選ぶ前に違いを知る悩みの見分け方を無料で読めますLINEで無料漫画を読む

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