面接で話をする時・・・あがりや緊張は実はあった方がいいのです!緊張を味方にする電子ガイドブックを期間限定で無料配布中。面接で緊張して「上手く話せない…」「声が震えてしまう…」「頭が真っ白になる…」そんな悩みの解決をする、 【あがりや緊張を最強の味方にする方法】をギュッと凝縮しました!ガイドブックから学ぶことで面接は「恐怖」ではなく、「楽しい」に変わりますよ。
こんにちは!コミニケーションで人を繋ぐコミニケーション検定資格保有者の今村です!
あなたもこんな経験ありませんか?
・大勢の前で話す時に手足の震え出してしまう
・人前で話す時に、どうしても声が震えてしまう
・せっかく練習したのにいざという時に頭が真っ白になってしまう
私も人前で話すのが苦手で常に緊張をしていました。
朝の朝礼で3分間スピーチが1ヶ月に1回あったのですが、スピーチの1週間前から気が重くて仕方がありませんでした。
そんな経験を元にコミニケーションを学び緊張を最小限に抑える方法を身につけました。
この記事では、緊張して話せないあなたに緊張の原因とメカニズムから詳しく紹介して驚くほど緊張しなくなる方法を紹介していきたいと思います。
目次を開く
1.面接時の緊張について100人にアンケート
・面接時に緊張してしまう
・どうしても苦手意識が抜けない
・前日からでも緊張して仕方がない
という方々が多いことを受け、面接時の緊張について、100人の方にアンケートをとらせていただきました!
どのくらいの方が面接の時に緊張を感じているのか、また、緊張を感じた時に自分にどのような変化が起きるのか、という点についてご回答いただきました。
面接の時には、「自分だけがこんなに緊張している」「どうしよう」と思っている方もおられると思いますが、実際はどうなのでしょうか。
- 100人を対象としてアンケートを実施
- 面接を受けたことがある方を対象とする
- 緊張したことはあるのか、緊張してどうなったかを調査
今回のアンケート調査は、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を活用しています。
1-1.今回アンケートに答えてくださった方の年齢・性別
今回アンケートに答えてくださった方々の性別と年齢をまとめました。
性別
年齢
【詳しい内訳】
20歳~24歳 | 20名 |
25歳~29歳 | 39名 |
30歳~39歳 | 36名 |
40歳~49歳 | 4名 |
50歳~59歳 | 1名 |
1-2.どれくらいの人が面接の時に緊張するの?
まずは、実際に面接会場において、どのくらいの方が緊張されているのかについて、ご紹介します。
なんと結果は、”面接で緊張した経験があるという方が100%”となっています。
「自分だけがこんなにも緊張している」「どうしよう・・・!」と焦ってしまうことではなく、周りのほぼ全ての方が同じような気持ちを持っているのですね。
この結果を見てみて少し安心できた、という方もおられるのではないでしょうか。
1-3.面接の時に緊張すると、どうなる人が多いの?
では、面接の時に緊張した際に、身体にどのような変化が起きるのでしょうか。
皆さんが面接時に経験されたような、身体や気持ちの変化をチェックしてみましょう!
ダントツで多かったのが、「上手く話せなくなる」という変化でした。
次に、「頭が真っ白になる」という変化が多く、「声が震える」「早口になる」・・・と続きます。
緊張するとどうなるのかと聞かれて、大体イメージできるような変化が多いですよね。
ではここで、実際に面接で緊張してしまった方々の体験談をご紹介します。
【30歳 女性】頭が真っ白になり全て消えた・・・
【31歳 男性】手汗がたくさん出て足が震えた
緊張して、手汗がすごくたくさん出ました。
手汗だけならなんとか隠し通せたかもしれませんが、そこに足まで震え始めてしまい、周りから見ても明らかに緊張している状態だったと思います。
面接官の方に質問された内容に対し、準備してきた答えも満足に言えず、内容がとても薄いものになってしまいました。
自分という人間を理解してもらおうと5分前までノートを見てしっかり練習していたのに、本番になると頭が真っ白になって何もできませんでした。
【20歳 女性】緊張して言葉が出てこなかった
答えようとしてい言葉は分かっているのに、緊張して言葉が出てきませんでした。
学生時代に努力した事はなんですか?と聞かれて、部活を頑張ったことについて話そうと思ったのですが、緊張してしまいかなり口ごもってしまいました。
声も小さく口ごもってしまったことで、何を言っているのか全く聞こえていなかったかもしれません。
もしもスラスラ話せていたら、もっと違った良い印象だったんだろうなあ・・・と後悔しています。
【28歳 男性】早口になり、印象も最悪
面接の時に緊張しすぎてしまい、落ち着きがなくなり早口になってしまいました。
焦りと緊張で早口・挙動不審となると、面接官に自分が伝えたいことが伝えられなくなってしまいます。
さらに、早口になることによって、面接官からすれば「採用して仕事をしてもらったとしても、節操がない」と思われてしまうこともあると思います。
緊張してしまった結果、早く+挙動不審になってしまうことは、最悪の組み合わせだと感じました。
【34歳 男性】とにかく声が小さくなり、目をあわせることで精一杯に
とにかく緊張してしまって、目をあわせることで精一杯になってしまっていました。
声がとても小さくなっていることに気がついても、なかなか大きな声が出せずに、そのまま面接が終わりました。
何か質問されても上手く答えられずに、「とにかく頑張ります!」というような、終始行き当たりばったりな回答になってしまいました。
結局、思っていたことの半分を言えずに情けない気持ちになりました。
正直なところここまで緊張してしまうとは思っていませんでした。
このように、頭が真っ白になってしまったり、声が小さくなったり早口になったり、汗がたくさん出たりと、皆さん緊張した時の身体の変化は様々です。
一つの変化がみられるだけではなく、それらが幾つも混ざってみられる場合もあるのですね。
- 話が支離滅裂になり、面接官に困った顔をされた
- 呼吸が浅くなり倒れそうになった
- 緊張しすぎて笑えてきてしまった
- 「えーっと」「あのー」という言葉が増えてしまった
- 頭がぼーっとして何も考えられなくなった
「今すごく緊張している」「手が震えてきた!どうしよう!」などと考えると、余計に緊張してしまうこともあると思います。
自分が緊張している時は周りの方がとても落ち着いているように見えるものですが、周りの方も同じように緊張しているのです。
2.そもそもなぜ緊張してしまうの?
では、そもそもどうして緊張してしまうのか、その理由について解き明かしていきたいと思います。
まず、”面接”ということから少し離れて、自分がどのような時に緊張してしまうのかということを考えてみましょう。
・人前でスピーチやプレゼンをしなくてはならない時
・大勢の人に見られている時
・自分が注目を浴びていると意識する時
・会議の席で発言をしなくてはならない時
・人がたくさん居る部屋に、あとから入る時
・初対面の人に会う時
・異性がたくさん居る場所に行く時、話す時
・目上の方と狭いところ(エレベーターなど)で居合わせた時
など、緊張してしまう状況を考えると、このような場面が多いのではないでしょうか。
これらの状況は、全て場所や立場が異なりますが、その中でも共通している点があります。
そしてそれは、面接の場でも同じことが言えます。
2-1.緊張してしまう4つの理由
- 自分が”見られる側”だと思っているから
- よく思われたいという気持ちがあるから
- 自分に自信がないから
- 過去のトラウマがあるから
【理由1】自分が”見られる側”だと思っているから
誰かから見られている・・・!と意識してしまう、つまり、自分が見られる側だと思っているから緊張してしまうのです。
人がたくさん居る部屋に後から入ったり、大勢の前でスピーチをしたりするとなれば、周りから見られている!と感じてしまいます。
慣れない場所に出向いた時、「私だけ浮いているのでは?」「場違いかもしれない」「みんな私を変だと思っているかも」など、いらぬ想像をして、勝手に緊張していることもあるかもしれません。
それもこれも、全て「見られている」と感じていることが原因と言えます。
面接でも同じことで、「面接官に見られている」「きちんとしないと」「好まれる仕草をしないと」など、見られているという気持ちから緊張が高まってしまうのです。
【理由2】よく思われたいという気持ちがあるから
上記でいくつか挙げた場面や、面接の時に共通して無意識の中にあるのは、「よく思われたい」という気持ちです。
異性と出掛ける時、話す時、そして大勢の前でスピーチをする時、意見を述べる時・・・
そのような時にはいずれも、「変だと思われたくない」「少しでも自分をよく見られたい」という気持ちが働くのではないでしょうか。
それと同じで、面接官によく思われたい!という気持ちも、当然誰にでもあると思います。
この、「よく思われたい」という気持ちが重圧をかけ、緊張を招くことがあります。
「面接官に気に入ってもらわないと!」「面接官から少しでも印象が良いような言動をしないと」という気持ちが、余計に緊張を高めているのです。
【理由3】自分に自信がないから
緊張してしまうのは自分に自信がないから、ということも理由として挙げられます。
自信がないと不安になり、「絶対うまく話せない・・・」「面接、落ちるんだろうな」などという考えが頭に浮かんでしまいます。
自分に自信がないと、話す前からできないと決めつけてしまいます。
相手がどのように自分に期待しているのか等が分かると、なおさら自信のなさに比例して緊張しやすくなります。
【理由4】過去のトラウマがあるから
過去にトラウマがあるという方の場合、それが理由となって緊張してしまうこともあります。
- 人前で何か失敗して恥をかいてしまった
- 大勢の前で大きな声で怒られてしまった
- 上手くできなかったことを笑われたり責められたりした
- いじめを受けた
このようなトラウマがある方の場合、これらがかなり強く脳裏に焼き付いてしまうことで、同じような状況に立たされた時に極度に緊張することがあります。
面接などの場面でも、「また失敗したら恥をかいてしまう」などの気持ちが強く出てしまうことで緊張するのです。
このように、緊張する理由として4つの点についてご説明しましたが、いかがでしたか?
「同じ気持ちになったことがある」「確かに同じ経験をした」など、理解できた点がいくつかあったのではないでしょうか。
ですが、そのような状況の中でも、自分が「見る側になる」ことができれば、緊張を解くことができるようになります。
”見られる側”から”見る側”になることで、自分の中の「緊張」を開放することができます。
2-2.”見られる側”と”見る側”とは
見られる側のままでは、いつまで経っても緊張から自分を開放してあげることができません。
見られる側から見る側になることができれば、緊張しない自分をつくることができます。
では、”見られる側”と”見る側”とは、どのような意味なのでしょうか。
見る側は、相手が主体であり主語となる
”見る側”という意味についてご説明するために、アパレルショップの話を例に挙げてみます。
アパレルショップでは、お客様が洋服を購入する、もしくは楽しむために来店されます。
ショップの店員はお客様から見て商品ではなく「洋服を売ってくれる店員」です。
そしてそのショップ店員は、お客様の様子や商品の売れ行き、レジ打ちなどを行うため、常にお客様や商品をチェックしています。
これは、見る側ではなく、お客様や商品を”見ている側”、”見る側”ですよね。
お客様(相手)が主体であり主語となります。
見られる側は、自分が主体であり主語となる
反対に、”見られる側”は、自分が主体であり主語となります。
次は、見られる側となっている方のご説明をするため、面接で緊張している就活生を例に挙げてみます。
面接で緊張している就活生は、完全に「面接官から見られている」と意識しています。
面接官だけではなく、合同面接の場合には他の就活生からも厳しく見られているという意識があるかもしれません。
完全に見る側ではなく見られる側になってしまっています。
主体や主語は自分となります。
2-3.普段は見る側でも緊張することがある!?
普段は見る側に立っている方であれば、絶対に緊張することはないのかというと、そうではありません。
ここで、普段見る側に立っている方として、例を挙げてみます。
・ジャンル問わず、お店の店員さん達
・上司と呼ばれる人々
・普段テレビを見ている一般の人々
どのようなお店かに関わらず、レストランやアパレルショップなど何かのお店の店員さんや、上司と呼ばれる立場の方々、そしてテレビを見ている一般の方々・・・
このような方は、普段は見る側に立っていますよね。
リラックスして”見る”ことができる状況
店員さんの場合には、テーブルの空き状況・お客様のご案内・料理の具合などで忙しく、お客様を”見ている”状況に置かれています。
上司と呼ばれる人々の場合には、部下の仕事の状況・会社の売上など、会社全体を”見ている”という状況に置かれています。
普段テレビを見ている一般の人々の場合でも、テレビに出ている人・画面を”見ている”という状況にいます。
「お客様が食事よりも私を見ている!」
「部下が仕事をそっちのけで私を見ている!」
「テレビの人が画面越しに私を見ている・・・!」
など、そのようなことは、考えもしないのではないでしょうか。
緊張するどころか、とてもリラックスした状態で、仕事をしたり過ごしたりすることができることがほとんどです。
突然”見られる側”になる状況
ですが、以下のような状況に置かれると、普段は”見ている側”であっても緊張してしまうことがあります。
- お店に取材が入ったり、オーナーが来ていたりする状況
- 上司のさらに上司や社長などが近くに居る状況
- たまたま街でテレビの取材を受けるという状況
このような状況になれば、普段は”見ている側”であるにも関わらず、突然”見られる側”になったと感じ、とても緊張してしまいます。
いつも通りに仕事をしたり過ごしたりしようとしても、その自分の言動を見られているわけですから、緊張してしまうのです。
そんな時でもいち早く見る側に立つこと
そんな状況に立たされた場合でも、いち早く見る側に立てるように意識していくことが必要になります。
上司が来ておられても、「私」の働きを見ておられるのではなく、お店・会社全体の様子を見ておられるのだと考えることで、いつも通りの”見る側”として仕事ができます。
緊張したとしても、まずは自分が見る側になれるように、上司の様子について観察したりしてみてください。
どうすれば素早く”見る側”になれるの?
「見る側になればいい」と言われても、実際に相手を見ようとすると余計に緊張してしまう!という方もおられると思います。
では、いち早く見る側に立つためには、どうすればいいのでしょうか。
それは、相手の表情などを表面的に見るのではなく、相手の気持を覗いてしまうイメージで見ることがポイントになります。
相手をただ単純に見ようとして相手の顔ばかりに意識が集中すると、「なんだか嫌に思われてそう」「○○だと思われているに違いない」などと勝手に想像して緊張してしまいます。
結局、相手を見ようとしているのに、見られている側になってしまっていることがある。
大切なのは、相手の表面的な部分だけではなく、相手の気持ちを見るようにすることが大切です。
例)人に道を聞かれた
人に道を聞かれた場合、あなたは緊張するでしょうか?
どちらかと言えば、道を聞かれるよりも、道を聞く時のほうが緊張すると思います。
道を聞かれた時に考えるのは、
・相手の方にわかりやすい説明をしなくては
・聞き取りやすく話さなくては
・もっと近い道はあったかな?
など、自分が主体ではなく相手を主体として考えているはずです。
「道がわからなくて困っている」という相手の気持ちに寄り添った考え方になっていますよね。
このように、”気持ちに寄り添って相手を見る”ことが重要になります。
面接の場合も同じで、
・面接官は、自分の会社にとって有益となる人材を探している
・面接官にわかりやすいように説明しよう
・朝早くから出勤して、面接官も大変だな
など、このように考えて面接官を見るようにすることで、見られる側から見る側になることができます。
相手が面接官の場合には、「優秀な自分を紹介してあげる」というくらいの気持ちで居ると、気が楽になります。
また、自分から元気よく挨拶をすることでも、先に相手を見ることができますので、気持ちの面で有利になります。
主体・主語を自分ではなく相手にすることで、見る側になる
- 相手を観察することで、見る側に
- 自分から挨拶をすることで、見る側に
- 物や人を機械的に数えることで、見る側に
- 相手の気持ちに寄り添うことで、見る側に
緊張してしまうことで不利になる面接では、内定ゼロという苦い結果を味わったことがある方もおられると思います。
内定をもらうためにはどうすればいいのか、面接に受かるためのポイントや話し方などをチェックしてみてくださいね!
3.すぐに緊張してしまう!そんな人の特徴とは?
実は、すぐに緊張してしまう!という方には、実は大きな特徴があり、共通していることがあります。
先程、自分が”見られる側”になってしまっているという点はご説明しましたが、そこに通ずるものがあるといってもいいかもしれません。
すぐに緊張してしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか。
3-1.自分が可愛くて仕方ない
特徴の1つ目として、すぐに緊張してしまう方は、「自分が可愛くて仕方がない人」だと言えます。
面接官の方と対面した時、こんなことを考えてしまい、緊張してしまうのではありませんか?
・緊張して手足が震えたらどうしよう
・自分のことをダメな奴だと思われたらどうしよう
・また失敗してしまったら笑われてしまう
・面接官に変な質問をされたらどうしよう、やめてほしいな
・すごい奴、できる奴だと思われたいな
・時間を稼げる話題を考えておこう
・別に興味はないけど、いい印象を与えそうな質問を用意しておいたほうがいいな
このようなことを考えたり、これらの考えが原因で緊張してしまうという方が大多数だと思います。
特に、「別に興味はないけど、いい印象を与えそうな質問を用意しよう」「とりあえず時間を稼げる話題を用意しよう」なんて、相手のことを全く思いやらない最低な考えです。
では逆に、以下のようなことを考えて、緊張してしまったことはありますか?
・面接官の方の体調が優れなさそうだ。大丈夫だろうか?面接中に声をかけようか迷うなあ。
・他の就活生が話しやすいように、頷いたり笑顔で聞いたりしなくては!
どうでしょうか。
面接の場で、このような考えをして緊張してしまうという方はほぼおられないと思います。
こんな言い方をすると気分を害される方もおられるかもしれませんが、要するに、”自分のことしか考えてない”ということです。
自分のことしか考えていないから緊張する
3-2.自分から見られる側になることを望んでいる!?
特徴の2つ目として、自分から見られる側になることを望んでしまっているということも挙げられます。
自分が人からよく見られたいだけで、上記のような気持ちや考えが働いています。
「面接官からよく見られたい!」
「好きな異性から良いように見られたい」
「初対面の人にいい印象を与えたい」
このような願望があることは当たり前のように思われますが、ただ単に全て自分がよく見られたいだけのエゴなのです。
「緊張したくない!」と思いながらも、自分から”見られる側”になることを望んでしまっているのですね。
さらにそれが、「よく見られたい」という願望となっているため、余計に緊張してしまうというわけです。
相手や周りの人に心を向けていれば、”見られる側”でもなくなりますし、自分から進んで見られる側になってしまうこともなくなります。
相手や周りの人に心を向けることが大切
- 自分のことばかり考えないこと
- 相手のことを思いやってみること
自分のことは横においておく
緊張から開放されるためには、まずは自分のことは横においておき、相手のことを考えるということが重要です。
先程も触れましたが、自分を主体として考えているから緊張してしまうのです。
相手を主体として考え、相手を思いやるような気持ちをもつことによって、緊張しなくなります。
いきなりそのように意識を変えていくことは難しいかもしれませんが、少しずつ慣らしていけば、必ず緊張から開放されます。
場数を踏む必要があるわけではなく、自分のことは横に置き、自分の意識を変えていくことこそ、緊張する自分を劇的に変えることへと繋がります。
相手に気に入られようとするのではなく、自分が相手を気に入ろうとするくらいの気持ちがちょうどいいです。
すぐに緊張してしまう方は、あがり症を克服する必要があるかもしれません。
人前であがらずに話せるようになる具体的なテクニックを、以下の記事でチェックしてみてくださいね!
4.セルフイメージを変えて緊張を1/3にする方法!
- 自分のことは横に置き、相手主体で考える
- 自分の意識を変えていく
緊張してしまう自分を劇的に変え、面接時の緊張から開放されるためには、この2点が大切になります。
それを実現するためには、まずは自分の中のイメージから変えていく必要があります。
4-1.緊張の公式
実は、緊張には公式があることをご存知ですか?数学などで習う、あの公式です。
緊張している自分を公式で表すと、以下のようになります。
緊張している自分 = 過去のトラウマ+今の状況+勝手な未来予想
緊張している自分は過去と未来に囚われている!
緊張している自分は、過去のトラウマやまさに今自分が置かれている状況、そして、勝手に想像する未来を足してできているものなのです。
これは、過去のトラウマと未来の被害妄想に囚われている状態だと言えます。
本来であれば、今緊張している状況、今自分が置かれている状況だけを考えて緊張すればいいのに、過去だけではなく勝手に未来までをも妄想して、緊張を自ら高めているのです。
つまり、本来の緊張感よりも3倍増しになっているということになります。
4-2.どんな状況でも緊張を3分の1にするには?
先程の「緊張の公式」によって、本来の緊張感よりも3倍増しになってしまっているということが分かりました。
これを逆に考えると、本来感じる緊張は、この3分の1になるということになります。
では、具体的にどのような方法があるのでしょうか。
- そこまで怯える緊張ではないことを知る
- 自分の可能性にフタをしない
- 苦手なことを好きなこととして口に出す
この3つ、どれを見てもいまいちピンと来る方はおられないと思います。
一体この3つの方法は、どのようなものなのでしょうか。
【方法1】そこまで怯える緊張ではないことを知る
まず1つ目、「そこまで怯える緊張ではないことを知る」ということについてです。
緊張している時に落ち着いて考えるというのは難しいかもしれませんが、深呼吸してからこう考えてみてください。
・今感じている緊張は、そこまで怯えるもの?
・なにか今後、人生において大きな問題に繋がるもの?
・この緊張はもしかしたら妄想からきているものなのでは?
・今失敗したら、なにか大事な物や人を失うことになるもの?
極端に言えば、「ここで失敗したら、死ぬの?」というような考え方でもOKです。
このように考えてみると、実はそこまで大きな問題に繋がるわけではないことがわかると思います。
失敗しても死なない!
極論になりますが、面接で失敗したとしても、死にはしません。
また、面接に失敗したからといって、大事な人や物をとられるわけでもありませんし、失うわけでもありません。
ただ単に、「ここで失敗したら、面接官に落とされるかもしれない」「一生就職できないかもしれない」など、未来の不安にかられているだけです。
中には、ありもしない妄想を膨らませて、緊張をどんどん高めてしまっている方もおられると思います。
「一生就職できないかもしれない!」というような不安は特に、ありもしない妄想と言えます。
実はあまり見られていないし覚えられていない!
人前に立ったり、大勢の前で話さなくてはならない場合には、どうしても「見られている!」と感じてしまいがちです。
面接でも、「面接官にじっと見られている!どうしよう!」「自分をよく見せるようにしなくては」と思っている方が多いと思います。
ですが、実はあまり見られていないということに、気がついていますか?
自分が何かの講義を聴きに行ったとして、その講演者の顔や表情、手の震えなどが印象に残りますか?
下をむいて資料を見ている時間のほうが長かったり、時々講義とは全く別のことについて考えたりして、実はほとんど見ていないし聴いていない、ということはありませんか?
面接官も、あなたのことをじっと見ているように見えるかもしれませんが、話す内容を聴いているだけです。
それに、聴いているように見えても、実は頭の中では夕飯のことを考えているかもしれませんよ。
もし不合格になったとしても、もう会うことはありませんし、面接官はたくさんの就活生を相手にしているのですから、あなたのことをずっと覚えているわけではありません。
- じーっと見られているようでも、実はそこまで見られていない
- ずっと失敗した姿を覚えられているわけではない
- 失敗しても死ぬわけじゃない!という位の気持ちをもつ
【方法2】自分の可能性にフタをしない
そして2つ目、「自分の可能性にフタをしない」という方法についてです。
先程、「緊張の公式」をご紹介しましたが、その中に「過去のトラウマ」を思い返して緊張してしまうという要素が入っていたと思います。
この過去のトラウマをわざわざ自分で思い返し、勝手に怯えてしまっているのです。
・また失敗してしまうかもしれない
・また震えてしまうかもしれない
・また汗がたくさん出てしまうかもしれない
・また上手く話せなくなるかもしれない
・また頭が真っ白になってしまうかもしれない
など、一度でも失敗して嫌な経験をしたことがある方は、このようなことを考えてしまいがちです。
そしてさらに、それらの嫌な経験は延々と繰り返され、今後もずーっと自分につきまとうと思っているのです。
これが、自分の可能性に自分でフタをしてしまっている、ということになります。
過去の失敗が繰り返されると思っている
「過去に失敗したことが、今後もずっと繰り返される・・・」と思っている方、それは間違いです。
悪い過去を思い返して、「また次も・・・」と勝手に妄想を繰り広げて傷つき、不安になり、緊張してしまっているのです。
例えば、あなたのとても親しい友人が、1社の面接に落ちてしまい落ち込んでいるとします。
友人「もう私はダメだ。今後、どの会社を受けても採用されるわけがない。このままニートになってしまう。」
こんな時、あなたが答えるのは、どちらですか?
返答A「そうだね。1社の面接に落ちたから、もう一生採用されずにニートだね。」
返答B「そんなわけない!今後きっと自分に合った会社にめぐり逢えて、やりたかったことができるようになるよ」
返答AとB、どちらを答えるかと言われたら、大多数の方が返答Bなのではないでしょうか。
良いことは続かないと思っている
悪いことは続くと思っているのに、良いことは続かないと思っていませんか?
・今は上手く行っていても、1ヶ月後にはダメになっているかもしれない
・今回はちゃんと話せたけれど、次は話せないかもしれない
など、このようなことを考えているのではないでしょうか。
ですが、安心してください。
それらは真逆で、”良いことは続き、悪いことは続かない”、これが正しい答えです。
未来は今の積み重ねでできていて、今の延長線です。
つまり、良いことがあればそれはさらに良いことへと進化して、今後も続いていくのです。
自分のことでも同じように考えることが大切
どうして友人のことになると、全力でマイナスなことを否定しにかかり、悪いことは続かないとばかりに励ますのでしょうか。
それは、「過去の悪いことがずっと続くわけではない」ということが分かっているからですよね。
自分のことも同じように考えてみてください。
過去の辛い経験を経て、人は少しずつ成長していきます。
だから、同じような悪いことがずっと続くわけではないですし、反対に、良いことは更に良くなって続いていくのです。
- 過去の悪い経験がずっと続くわけではない
- 良いことはさらに良くなって続いていく
- 失敗を経験して人は成長している
- 自分で勝手に過去のトラウマを思い返して怯えることはしない
【方法3】苦手なことを好きなこととして口に出す
そして最後に3つ目、「苦手なことを好きなこととして口に出す」ということについてです。
「面接官の前で話すことが苦手!」という気持ちがある方は、「面接官の前で話すことって楽しすぎる!」というように口に出してみてください。
この時点では、本当に面接官の前で話すことを楽しいと思っていなくてもOKです。
はじめは自分がそう思っていなくても、毎日そのように口に出していれば、そのようになっていくのです。
自己暗示 ~結合法~
自己暗示と聞くと、「なんだか苦手な感じだな」と捉えて構えてしまう方もおられるかもしれません。
ですが、これからご紹介するのはスピリチュアル的なものではなく、結合法というものを活用した自己暗示です。
- 寝る前に、苦手なことを好きなこととして口に出します
- 毎日繰り返します
たったこれだけで、自分が苦手と思っていたことを、いつの間にか好きになっているということに気がつくはずです。
苦手だと思っている物事を、意識したらできることと結合させるのです。
こんな風に結合させましょう
苦手だと思っている物事 | 面接官の前で話すことが苦手 |
意識したらできること | 面接官の前で話すことって楽しい!と口に出して言う |
これを毎日繰り返すことで、潜在意識の中では、”面接官の前で話す=楽しいこと”というように暗示がかかるようになります。
寝ている間には自分の意識ではなく、潜在意識が活性化されるため、寝る前に口に出すことで暗示をかけやすくすることができます。
そして、「私は緊張しやすい性格なんです」「どうも苦手で・・・」というようなマイナスな言葉は口にしないようにします。
もし口にしてしまった場合、その後すぐに「どうも苦手で・・・というのは気のせいでした!!」というように、プラスのほうに自分をもっていってあげることが大切です。
自分で実践していて、「なんだこれは」と笑ってしまうこともあるかもしれませんが、そのくらい明るい気持ちで緊張から開放されるようにしたいですよね。
- 寝る前に苦手なことを好きなこととして口に出してみる
- その時には良いイメージを持つ、成功例をイメージする
- ただ言うだけではなく、感情を込めて口に出す
- マイナスな言葉は口にしないこと
まとめ
ここまで、緊張は誰もがするものであり自分だけではないということや、緊張する原因、解決方法など、緊張してしまう自分を劇的に変える方法について、ご説明してきました。
どうしてそんなにも緊張してしまうのか、自分では気がついていなかった意外な部分に気がつけた方もおられるかと思います。
面接官と対面しても、何を質問をされても、その面接を楽しむことができるように、自然体の自分を見せることができるように・・・まずは自分の意識から変えていく努力をしましょう。
そして、なりたい自分に近づいていけるようにしたいですね。
頭が真っ白になり、自己アピールや頑張ったことなど話そうと思っていた内容をすべて忘れました。
履歴書に記載していた志望動機は前日の夜に一生懸命考えたものだったのに、それすら出てこなかったのです。
頭が真っ白になったことで焦れば焦るほど、余計に何も内容を思い出せなくなり、砕け散りました。
他に受けようとしていた企業に対する志望動機を話してしまいそうになったり、散々でした。