怒りを口にする前にコントロール!アンガーマネジメント9つの方法

こんにちは!接客歴5年で延べ10万人以上の接客を行ってきた津田です!会社で働いていると、部下や上司に対して怒りを持つ瞬間ってありますよね?

 

私も、会社員時代は怒りをむき出しにして働いていました。しかし、怒りをむき出しにすると、あっという間に周囲から人が離れて「独りぼっち」になっていく状況を経験し、精神的にも滅入りました。

そのときに出会ったのが「アンガーマネジメント」だったのです!

そこで今回は、アンガーマネジメントを身に付けるメリットや方法を紹介します。ぜひ、怒りやすい人は本記事を参考にして、快適な生活を送ってみてくださいね!

1.怒りをコントロールするアンガーマネジメント


アンガーマネジメントとは、簡単に言うと「怒りをコントロールする力」を身に付けましょうという意味合いの単語です。これがなぜ大事なのかというと、社会環境に変化が起こったからです。

数年前までであれば、部下がやったミスに対して怒りをむき出しにしても、問題になることは、ほとんどありませんでした。

しかし、現在では相手へ怒りをぶつけただけで「パワハラ」だと言われる場合もあるのです。パワハラ認定をされると「左遷」や「降格」、「自主退職」に追い込まれ、会社で働き続けるのが難しくなる場合も。

最近では、企業内部や労働局内に「パワハラ相談」の窓口も設けられているため、多くの人が相談しやすい環境です。そのため、怒った人が不利になりやすい状況なのです。

一度職場内でパワハラ認定されると、そのイメージがつきまとうため会社で働き続けられなくなります。そうなる前に、アンガーマネジメントを身に付け、社内で働きやすい環境を手に入れてもらえると幸いです。

2.アンガーマネジメントを身に付けるとどうなる?なぜ大事?


この章からは、アンガーマネジメントを身に付けるのが大事な理由、メリットについて紹介します。この技術があるかないかで、社内での印象も大幅に変わります

アンガーマネジメントのメリットを知ってモチベーションを上げた状態で、技術を身に付けてみましょう!

2-1.人付き合いが良好になる


怒りをコントロールできると、相手へ対して怒る回数も減ります。その結果、あなたに対する印象が悪くなりづらいでしょう。

特に、企業では「部下の育成」をすることも多いです。社歴が長くなるにつれて、部下の人数が増えるため、いかに上手く部下の面倒を見るかが大事になります。

仮に、部下に対して怒ってばかりだと、あなたに対して部下は不満を持つでしょう。そこから、あなたの上司や社内の人事部、労働局へ通報されるケースもあるのです。

部下の不満がなくなれば、あなたの言うことを聞いてくれるでしょうし、尊敬もするはず。さらに、上司からの評価も良くなり、出世街道に乗れるかもしれません。

また、プライベートだと「夫婦(恋人)喧嘩の減少」、「家族内でコミュニケーションがとれやすくなる」という状況も期待でき、私生活も楽しくなります。その結果、生きるのが楽しくなり、イキイキとした人生を送れるはずですよ!

2-2.モノに当たることがなくなる


何かを殴ったり投げたり蹴ったりする回数が減ります。怒りのぶつけ先がないために、これらの行動を起こすのです。

しかし、アンガーマネジメントを使えば、怒りの感情や矛先をコントロールできるため、モノに当たることは減ります。

理性が働き「モノにあたっても良いことはない!」という想いが生まれるはず。この考えを持つことができれば、モノにあたって怒りを解消する考えをすることはなくなるでしょう。

2-3.身体に悪い影響を与えなくて済む


怒りやイライラは身体にとって悪い影響をたくさん与えますが、アンガーマネジメントができれば抑えられます。怒りが原因で、発症しやすい病気の代表例を2つ紹介します。

・血管損傷
怒りやイライラを持つと、血管が一気に縮まります。その結果、一時的に高血圧になり、血管が破裂することもあるのです。

特に、脳内の血管が破裂すると、くも膜下出血脳動脈瘤などを患う危険性があり、命の危機も考えられます。仮に、生き残ったとしても、寝たきりの状態や後遺症を患う危険性も!生活が不自由になる確率は高いでしょう。

さらに、脳以外にも血管は通っているため、身体のあらゆる部分がダメージを受けてもおかしくありません。血管にダメージがある状況だと、年齢を重ねた際の病気リスクも高くなるので、気を付けていただきたいです。

・情緒不安定
イライラや怒りをたくさん感じると、自律神経やホルモンバランスが崩れ「情緒不安定」になることがあります。情緒不安定になると、気分が良いときと悪いときの差が大きくなる場合も。

その結果、周囲から「気難しい人」だという印象を持たれ、敬遠される場合も。これらの症状を抑えるためにも、アンガーマネジメントの技術は大事なのです!

2-4.感情に振り回されることが減る


アンガーマネジメントは、怒りをコントロールできる技術なので感情に振り回されることが減ります。つまり、理性で感情を抑えられるということ。これは、いろいろな場面で生きます。

・ビジネスでの重要な取引
例えば、重要な商談で契約を結べば、絶対に得をすることが分かっているのに、少し気に喰わないことがあっただけで、取引を中止した経験はありませんか?あなたの怒りによって中止した取引が、会社に大損害を与える場合もあります。

しかし、怒りをコントロールできれば「損得勘定」を冷静に分析することが可能。すなわち、取引内容をシビアに判断する能力が身に付けられるのです!

怒りに身を任すことが無くなれば、判断能力が高くなり、会社に莫大な利益を与えられるかもしれませんよ。

・仕事・プライベートでのケンカ
ケンカをすることもあると思います。ケンカの内容によっては、お互いに言い合いをして一向にケンカが収まる気配がないことってありませんか?それは、あなたが怒りをコントロールできていないからです。

しかし、怒りをコントロールできれば、ケンカの時間が減り無駄な労力を使わずに済みます

また、冷静な判断ができるため、相手に何を言うべきか見当を付けることも可能です。特に、普段からケンカっ早い人は、アンガーマネジメントを身に付けた方が良いでしょう。

2-5.イライラしている自分を責める機会が減る


イライラしている自分に、ムカつくことってありませんか?「何でこんなに怒ってるんだろう?」、「なぜニコニコできないんだろう?」と苦しんでいる方もいるはず。

ただ、アンガーマネジメントを身に付ければ、イライラを減らせるので自分を責める機会も減ります。さらに、ポジティブな発想を持てるようになり、生活を送るのが楽しくなるはずですよ!

2-6.仕事の効率が上がる


さきほども話したように、怒りをコントロールできれば冷静な判断力が身に付きます。仕事においても、何をすべきか瞬時に判断できるでしょう!

仕事を早く終了させれば、残業や休日出勤する頻度も減るため、プライベートの時間をたくさんとれます。

また、上司からの評価も上がり「仕事ができる人」という印象を持ってもらえる場合も。そのため、仕事をするのも楽しく感じるでしょう。

2-7.生活を送るのがラクになる


日常的に怒っていた人も、怒りをコントロールすればイライラすることが減るため、生活を送るのもラクになるでしょう。例えば「渋滞でムカつく」、「飲食店で待ち時間が長すぎてイライラする」といったことも感じることが減るため、快適にプライベートを過ごせます。

最近では、モンスタークレーマーやモンスターペアレントなど、クレーム体質の方が多いと言われています。しかし、それではイライラしっぱなしで人生がつまらないです。

ちょっとしたことでイライラする方は、アンガーマネジメント技術が役立つでしょう!

3.アンガーマネジメント9つの方法


最後の章では、アンガーマネジメントを身に付ける9つの方法を紹介します。繰り返し行えば、少しずつ技術が身に付くので実践してみてください!

3-1.①6秒間、無意識の状態を作る


「怒りスイッチが入ったな」と思ったら、6秒間だけ何も考えない状態を作りましょう。無意識の状態を作れば、怒りも減ります。ただ、最初から実践するのは難しいため、トレーニングが必要です。そこで、2つのことを実践してみてください。

・目をつぶる
怒りの状態が湧いてきたら、目をつぶりましょう。目をつぶると、景色が何も見えなくなるのでリセットされた感じを体感できます。

さらに、視覚から入ってきた情報が基でイライラする場合は、目をつぶれば怒りを引き起こす原因となっている景色が見えなくなります。そのため、冷静な気持ちになりやすく、怒りを抑えられるのです。

・物事を受け流す習慣をつくる
全ての話を受け止める方は、ある程度話を受け流す習慣を作りましょう。全ての話を真剣に聞いていると、些細なことでも反応します。その結果、無意識の状態をつくるのが難しくなるのです。

しかし、話を受け流す習慣を作れば「まぁいっか。」という感情を持てるようになります。その結果、頭で考えるときと考えないときの区別がハッキリでき、無意識の状態を作れやすくなるのです。

3-2.②「○○でなければならない」という気持ちを持たない


○○でなければならない」という考えを持っていると、自分の常識を基準に物事を考えてしまいます。結果的に、他の意見を受け入れることができず、怒りが出る要因になる場合も。

それを回避するためにも、他の人の意見を受け入れる習慣を作りましょう!

こんな考えもあるんだな!」と、ポジティブ思考で考えると良いです。また、さきほど話した「まぁいっか!」と受け流すのも有効なので実践してみてください!

3-3.③完璧さを求めすぎない


全てに100点を求めるのは「0点も99点もダメ」という考えです。このタイプの方は、完璧さしか見ないので、わずかでも気に喰わないことがあると怒りをぶちまけます。ただ、物事には100%完璧にできない事象もあります。

例えば、あなたの仕事が80点の状態だったとしても「80点分の仕事ができたから凄い!」と自分を褒めましょう。もちろん人に対しても同じです。

その結果、短所ではなく長所を探せるようになり、怒る機会も減るはずです。

3-4.④余裕を持った行動をとる


普段から余裕を持った行動をとるのも、怒りを生み出さない仕組みづくりです。いつも、時間ギリギリで行動する方は、生活リズムを変えることが大事。

ただ、分かっていても難しい方もいると思います。その方は、今からお伝えする2つの内容を参考にしてみてください。

・生活スケジュールについて考える
まずは、自分の生活スケジュールを見直してみましょう。時間に余裕がないか原因を探して、改善点をできるだけ多く挙げます。その後、改善点を反映させたうえで、新たに生活スケジュールを組み替えましょう。

その際、予定を詰めすぎるのではなく、予定と予定の間に、空白時間がある程度確保されている状態でスケジュールを組んでください。すると、一日のスケジュールにゆとりを感じ、ココロの余裕も出るはず。スマホ内のスケジュール機能を使えば、簡単に作成できるのでやってみてはどうでしょうか?

・アラーム機能を使って、時間の管理をする
スケジュールによっては、夢中になったあまり予定時間をオーバーする方もいると思います。その場合は、アラームを使って時間の管理をしましょう。

1つの予定に時間を割いたせいで、1日のスケジュールが乱れるのは最悪です。一度スケジュールが乱れだすと、それが当たり前となり長期間引きずります

ただし、予定の内容によっては時間を割かなければいけないケースもあるので気を付けましょう。

なお、アプリを使うと効率的に管理ができます。スケジュール管理のアプリだと「グーグルカレンダー」、アラームのアプリだと、「熟睡アラーム」がおすすめです。

【グーグルカレンダー】

アンドロイドのアプリはこちら

iPhoneのアプリはこちら

 

【熟睡アラーム】

アンドロイドのアプリはこちら

iPhoneのアプリはこちら

 

3-5.⑤いろいろな情報に囚われない


人の情報に囚われると、自分が何をしたいか分からなくなりイライラを感じるケースもあります。それを防ぐために「自分の考え・軸」を持つことを忘れてはなりません。

仮に、人の情報を参考にする際も「○○だから参考にする」と決めましょう。

その結果、たくさんの情報に囚われることも減ります。特に、普段から全ての情報をインプットしようとする方は、意識しましょう。

3-6.⑥生活習慣を見直してみる


生活習慣がイライラや怒りを引き起こしている場合もあります。例えば、気分がムカムカする場合は「夜更かしをしている」、「睡眠不足」、「就寝前に爆食いをする」など、いろいろな原因が潜んでいるのです。

つまり、生活習慣を改善すれば、怒りやイライラを抑えることが可能。生活習慣を直すときは、さきほども話したように一日のスケジュールを見直しましょう!

3-7.⑦相手へ感謝の気持ちを持つ


イラつきがやってきても、相手へ感謝の気持ちを持ちましょう!例えば、気分を害することを相手から言われても「ハッキリ言ってくれてありがとう。」とポジティブに考えてください。

その結果、怒りを感じる機会も減るはず。ただ、なかには感謝の気持ちを持てない方もいるでしょう。

その場合は、普段の生活で感謝する機会をつくってください!極端に言うと「会社で働かせてもらってありがとう」、「元気な身体で生活をさせてくれてありがとう」など、何に対しても感謝する気持ちを持つと言うことです。その習慣が身に付けば、人へ対して怒ることも減るはずですよ。

3-8.⑧なぜ怒ったか記録を付ける


怒った理由を記録するのも重要です。記録する際は「いつ、誰に、何に対して」怒ったかを記録しましょう。

記録し続けることで、自分が怒るポイントを把握できます。

怒りやすい事柄を生活習慣から抜けば、怒ることが減り楽しい生活が送れるでしょう。ノートへ記録するのが面倒な場合は、パソコンやスマホのデータ内に保存するのもアリです。

3-9.⑨怒るときは、相手を問い詰めるのではなく自分の感情を伝える


怒るときに「何でこんなことしたの?」、「これはダメだって言ったよね?」など、相手を追い詰める方もいるのではないでしょうか。しかし、これは余計自分の怒りを増幅する可能性がありますし、相手に対しても精神的苦痛を与える場合もあります。

そこで「こんなことをされて自分は悲しい」、「もっと、○○さんだったら仕事ができると思うんだけどな」と、あなたの感情を相手へ伝えましょう。その結果、相手のココロに響きやすく、あなたの気持ちを理解しようとしてくれるはず。

また、パワハラで訴えれる可能性も下がりますし、怒りが表に出る確率も減ります。ぜひ、悲しいという気持ちを相手に伝えてみてください。

まとめ


昔からの性格で、怒りを口に出してしまう方もいると思いますが、現代においては損ばかりです。楽しく生活を送りたければ、ぜひアンガーマネジメントを身に付けて、怒りをコントロールしてください。

その習慣が当たり前になれば「怒りたい」という気持ちは減ります。職場・私生活で生きる技術なので、ぜひ学んでみてください。

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